111日目(ゴキブリは食べるんですか?) | 音樂無國界

111日目(ゴキブリは食べるんですか?)

この環礁にはパンを作っているメーカーが2つある。

ショウ君から私がいつも食べているメーカーじゃない方がおいしいというので昨日買って今日食べてみた。
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いつも食べているパンよりか空気の穴?が大きい。

私はどっちもそれぞれ特徴があっておいしいと思う。

日本で売ってもどちらも全く問題の無いレベルだ。

下手したら日本の大量生産のパンよりおいしいかもしれない。

ちなみにショウ君はこのパンを一日で一斤食べることもあるらしい…。


朝はジュニア。

インド人の若い英語の先生(昨日自転車を貸した人)が練習中バンドルームに顔を出して「昨日はごめんなさい。実は女の先生が泣いてて…(なんたらかんたら。)」。

理由を聞くとなんとなくしょうがない気もするんですけどね。

「問題はなかった?」

「なかったよ。(あったけど。)」

この回答も日本人ならでは?


ムンジドに「昨日の夜、なんで練習無かったの?私は知らんかってんけど。」と言うと「ごめんなさい。言うのん忘れてました。昨日午前午後と練習したでしょ。あの後PTが16時からあって、みんな疲れているので練習なしにしたんです。

PEとはPhysical Trainingのこと。

カデッツのメンバーが集団行動のほかに体を鍛えるトレーニングをするらしい。

ムンジドはランニングをしたりすると言っていた。

まだ私は見たことがない。

確かにバンドの練習をして、ランニングをして、またバンドの練習をするとなれば少しハード過ぎる。

これも理由を聞くとしょうがないと思うんですけどね。

事前に連絡があれば私もなんも言わず納得してましたよ。


練習が終わったあと、ムンジドが「今日、サーイ(以前も書いた美人のカデッツの指導者)がクビになった。午前に学校が決めたようです。彼女はたくさんの問題を抱えていた。」と笑顔で。

そこは笑顔か?と思ったがムンジドとサーイの関係もよく分からないし、なんとも言えない。

またクビについての考え方が日本とは違うかもしれないし。

サーイは確かに私が見ていても「大丈夫?」と心配してしまうような場面がたくさんあった。

もちろんブルカは被っていないし、若干モ人の女性としては露出が多い。

またミーティングやセレモニーの間でも堂々と携帯電話で喋っている。

なにが原因かは分からないが日本でも問題になるような行動をとっていたことは確か。


さらに「今日の夜の練習はキャンセルです。なぜなら、なにかのコンペティションがあるので。」

「なんのコンペティション?」

「分かりません。」

適当やな。

でも事前にきっちり連絡があったのでよし。


マンマお昼寝中。

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盗撮。


昼は先輩隊員から貰ったタラコスパ。


今日は快晴。
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午後はシニア。


コルネットのナーヴァ(女の子)は最近練習中の雰囲気がイマイチ。

後半になると集中力が切れ、些細なことで笑っている。

後半、1人ずつ吹かせていると笑って吹けない。

私は全く笑っていない。

終了時間の5分前であったが「今日は終わり。」と切り上げた。

「ごめんなさい。ちゃんと吹きます。」と言っていたが無視。

一応悪いと思っているよう。

今日の私の行動が薬になってくれるとよいのだが。


クラリネットのシャーヴァ(女の子)はなかなか上達しない。

発音が悪すぎる。

一緒にクラリネットを吹くが、こっちに来てから吹きはじめた私の方が絶対にマシ。

楽器が悪いので可哀そうな部分もあるが。

楽器って結局、息ですね。

息の量があればそこそこの音は簡単になります。


トロンボーンのアーリヤー(女の子)に指導しようと思った瞬間、モスクからお祈り?が。

いつもより長い。

その間いろいろとしゃべっていた。

私が「普段どんなものを食べているの。ガルディヤとか?」と聞くと「私ガルディヤ嫌いなんです。」。

日本人でいえば味噌汁が嫌いと言っているようなもの。

「日本人はなんでも食べるんよ。卵も生で。」みたいな話も。

「ココナッツは食べるんですか?」と聞いてきたので「食べるよ。」と答えると、ものスゴい嫌そうな顔をしている。

私がエッというような顔をしていると。

「コックローチ(ゴキブリ)は食べるんですか?」だった。

とんでもない聞き間違いだ。

私の耳は腐っている。

「今日のコンペティションは何なの?」

「ディベヒ語のスピーチのコンペティションです。」

「そうなんや。アリーヤーは行くの?」

「私は行かなければならない。でも私は行きません。」

「なんで?」

「だってつまらないから。」

そんなんでいいの?


帰りに「コカコーラ・ゼロ」を買う。

練習終わりによく飲む。

本当はビールを飲みたいが。

いつもは家の近くの店で買うが、今日は違う店で買った。

いつものように10ルフィヤを渡すと2ルフィヤのお釣りが。

いつもの店は10ルフィヤ。

ボッタクられてた?

全く読めん。

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コンクリートブロックをひとつひとつ手作り。
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多分モ人ではなく、バングラデシュ人。

カメラを向けると爽やかな笑顔。
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家に帰ると大家さんからドンケヨ(バナナ)を頂いた。
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枝?ごと採ってくるなんてなんともモルディブらしい。

中央にいるバッパが持っている。

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枝から採りたての成果、日本で食べるバナナよりおいしい気がする。


夜、特にやることもなくなったのでスピーチ大会を聞きに行った。

ディベヒ語なんでまーったく分からない。

「まーったく分からないんで帰ります。」とモ人の女の先生たちに行ったら笑われた。

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これなら読める。

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