110日目(シバかれた。) | 音樂無國界

110日目(シバかれた。)

ハーム、なにを思う。
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インちゃん、なにを思う。

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今日は休日練習。


朝はジュニア。

ムンジド、音の発音について注意をしたり、とてもいい指導しているなと思ったら、「そこのリズムが違う。」と言いながら自分も全然違うリズムを歌う。

しかしきっと私が来る前までは音の発音なんて気にしていなかったと思う。

気長にいきましょう。


家にいるとインちゃんがディベヒ語で話しかけてくる。

全く分からん。

とりあえず「マドゥクレ、マドゥクレ(待って、待って)。」

待ってもらってもどうもならないのだが。

なんかよく分からんが、ブルス(モルディブのほうき?)でバシバシにシバかれた。

なんで?


S木が送ってくれた梅干し。

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ウマい!

モ人にもぜひ味わってもらおうと当初は考えていたが「このおいしさが分かるかな?」と自分に言い訳しているうちに結局ひとりで全部食べてしまった。


昼からシニアの合奏2時間。

1時間で集中力が切れる。

練習しているのに隣のメンバーと話したり、笑いだしたり。

私は一切笑顔を見せずに坦々と練習を進める。

あまりにヒドいと黙って静かになるまで待つ。

空気は読めるようで「Sorry.」と言って静かになる。

また少し経つと…。

の繰り返し。

ある程度の慣れも必要だと思うので当分この方法で。

ムンジド、昼の練習来ず。

連絡なし。


小腹がすいたので「eye cafe」にサーボーン(お茶を飲む)をしに行く。

ニザームさんと友達がいたので一緒に座らせてもらう。

座った席は木陰になっている。

その木になっている実をニザームさんの友達がとってくれた。

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お茶を飲んでいる頭の上に実がなっているのだ。
「ジャーム」と言うらしい。

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食べるとブドウに一番近いと私は感じた。

ただブドウのような酸味は少なく、すこしクリームのような印象もある。

なかなかおいしい。


柿沼さん(警察学校で柔道を指導されている)がこのアッドゥに来られる。

1ヶ月程ここに滞在して活動をされるらしい。

18:45頃にガン空港に到着されると聞いていたので、「ようこそ、アッドゥへ」と一言いいに行くことにした。

少し早いが17:17に家を出る。

自転車に乗ろうとしたところ、インド人の若い英語の先生が通りかかり、「自転車を5分だけ貸してくれ。」と言う。

なんか理由は「別の先生が鍵を忘れて…」どうたらこうたらと言っていたがよく分からなかった。

まだ時間もあるしと思い貸した。

まあ5分では絶対に戻ってこうへんやろなと思いながら。


家の前にあるジョーリ(網でできたベンチ)に座りながら読書。

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本はS木が送ってくれたやつ。

途中から大家さんちのマンマも。

膝にハーム。

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家の前。
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18:00なっても戻って来ない。

ちょっと焦りだす。

18:30になっても。

空港に行くのをあきらめる。

近くのレストランで食事。

帰ると自転車が戻っていた。

正直ちょっと腹たった。

でも5分が1時間になったくらいで腹をたてているのは、この島で私だけかもしれない。

やっぱりここで生活するにはもっと心に余裕を持たなアカンかな。


夜の練習に向かう。

ジュニアのユーフォニウムのメンバー1人とシニアのトランペットのアッサドの2人しかいない。

ジュニアのメンバーに「今日練習ありますよね?」と聞かれるが、私もなにも聞いていない。

アッサドが確認をしてきますといいどっかに行った。

待っていてもしょうがないので、個人レッスン。

途中でアッサドが戻ってくる。

「練習はキャンセルです。今日の昼に決まっていたみたいです。」

全然聞いていない。

せっかくなのでアッサドも個人レッスン。


やっぱり昼の練習にムンジドが来なかったのが問題だ。

予定が流動的なのは、この国のスタイル?なので大きな問題は私は感じない。

しかしやはり直前でもいいので練習の予定がみんなに徹底される必要は感じる。


空に虹がかかっていた。

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