今、自分が置かれている地点から、入試当日までに、意識して置かなければならない大事な事があります。それは、最終合格に必要な実力と現在の実力との距離の事です。その距離を埋めるために、日々、具体的な準備をして行く必要があります。

 

 学校の定期テストで良い点数を取ることは、まず目標としなければなりません。その間違った問題、出来なかった問題は、全て完璧に復習する事です。しかし、それだけでは入試問題が解けるようにはなりません。なぜならば、実際の入試問題は、これまで習った基本事項を組み合わせて、総合的な応用力を試すように作られているからです。ですから、普段から入試問題そのものや、それと同水準にある良質な実力問題に取り組んで置く必要があります。具体的には、模擬試験問題や市販の想定問題集の事です。

 

 これ等問題集のやり方ですが、最初は解かなくて良いです。解きたい人は、そうすればいいと思います。しかし、定期テストのレブェルにしか慣れていない人は、いきなり本番の入試問題や実力問題をやってみても歯が立たないでしょう。どうすればいいか? 最初から答えと解説を見て、覚えて行けば良いのです。例えば、英語の問題文に出て来る意味不明の単語や英熟語の訳語を、解説を参照しながら問題文の余白に書き込んで行くのです。自分がその問題を解答するに当たって必要な知識をどんどん、その問題文に書き足して行くのです。それ以降は、毎日、その書き込んだ問題集を覚えてしまうのです。

 

 こうやって、全ての入試問題や実力問題の書き込みを終えたならば、バラバラにして、科目毎に、一冊のバインダーに閉じると良いでしょう。この時、2穴ファィルよりも、ルーズリーフの方が便利です。6穴パンチが市販されているので、簡単に26穴リーフを自分で作成出来ます。何故、バインダーが良いかというと、問題用紙の余白に書き切れなかった整理表やメモ等を別紙で作成し、該当箇所に挿入出来るからです。

 

 他方で、もう理解できた問題(資料)は、潔く捨てなければなりません。そうやって、最後は、自分にとって、本当に苦手な問題だけを残します。目的は、直前期にこのノートだけを見直せば完璧と思える資料にする為です。ここまで出来れば、入試に頻出の英単語や英熟語は全てカバーしているでしょう。相当な実力が付いているはずです。他の科目も理屈は同じです。

 

 難関校を目指す受験生は、このような感じで、人の何倍もの相当な時間を投入して受験準備をしています。これが上を目指す受験界の真の姿です。努力の量が半端ないということですね。

 

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