プールに入る時は、いきなり水の中に飛び込むのではなく
徐々に水に身体を慣らしながら、ゆっくりと浸かる。
改めて、こうして、ブログと対面した時に、
こんな風に感じた。それぐらい時間は経っていた。
気付けば、夏は、過ぎ去っていた。
この間、エビ中に関して言えば、いろんなことがあった。
やっぱり、一番は「ファミえん」ということになる。
今年のファミえんは、ワンナイト公演だったが、
過不足なく、スッキリとした、「らしい」ファミえんだった。
天気のせいで、打ち上げ花火が、ちょっとにじんでいたけれども。
実は、「ちゅうおん」が今年は開催されないのが
ちょっと残念ではある。生バンドの音が、聴きたかった。
歌だけで勝負する、エビ中メンバーの自信と、緊張感が好きだ。
正式に結成１０年を経過して、
この２０１９年は、残るところ、秋ツアー、秋田分校、
そして年末（クリスマスではない）の大学芸会、
しかし忘れてはいけないのが、「ニューアルバム」の発売である。
発売日もまだ未定だが、あと４か月の間にはリリースされ
そのためのイベントも、当然あると思われる。
どんなアルバムになるのか、まだ何もわからないが
願望としては、"メンバーのソロ曲"が入ってるといいなあ、と。
真山や彩花のように、「持ち歌」があるメンバーもいるが
ユニットではなく、ソロ曲は久しく聞いてない気がするからだ。
今度のアルバムは、『MUSiC』とはちょっと趣向が違うものが聴きたい。
なんか、『中人』『金八』『穴空』を彷彿とさせるような、
はっちゃけたような、無軌道なものが。
今のエビ中って、"カッコいい"ですよね。
ファミえんを、『星の数え方』で、締めることができる、
無節操ではなく、豊かな音楽性を誇る、実力派グループとして。
「誰にでも、おすすめできる」 それが、今のエビ中の音楽性のような気がします。
「一般層を取り込みたい」
この狙いは、現実味を帯びてきた気がします。
今のエビ中なら、できる気がします。
全方位攻撃。死角なし。
歌えない歌など、ないぞ。何でもできるぞ、と。
頼もしい。
とても頼もしい、のだけど・・・
見事、結成１０周年を
今年のロッキンフェスで迎えることが、できたけれども・・・
もちろん、ニュースにもなっているけれども・・・
ロッキンで一番、注目を集めたのは、ニュースになったのは、
同じアイドルの、"モーニング娘。’１９"のノンストップ・ステージでした。
彼女たちについたあだ名は、「体力おばけ」。
"おばけ見たさ"に、なんと７万人がステージに集結。
そして、見事にその"おばけ振り"に、観衆は熱狂したのでありました。
モー娘。がやったこと。
それは、普段のステージと変わりないことです。
ただし、ＭＣなし、休憩もほぼなし。
炎天下の野外ステージの上で、ただ歌いまくり踊りまくること。
アイドルが、アイドルとして、
ギミックなし、純度１００％の、「真っ向勝負」を挑んだ。
結果は、大勝利だったと思います。
きっと来年も、おばけ見たさに、人は集まるでしょう。
アイドルであることに、プライドを持ち、
アイドルを貫いた、モー娘。は、
アイドルのステージを展開し、
「一般層」なるものを、取り込むのに成功したのではないでしょうか。
「餅は餅屋」という言葉がある。
今、いわゆるデパート（百貨店）は、どこも集客に苦戦している。
だったら、コンビニで十分。
どこにでもあるし、
そこそこのものが、そこそこに手に入る。
そこそこのアイドルが、
そこそこの歌とダンスで、
そこそこのライブをする。
そこそこの客が集まる。
それはそれで、いいと思う。
決して批判されることはないし、批判できることでもない。
そんな、世の中だから、
「おばけ」がいたら、無性に見たくなるんじゃないでしょうか。
"夏"だけに、ね。
アイドルも、
徹底的に「専門化」するか、
そこそこに「コンビニ化」するか、
どっちがいいか悪いかとかではなく
中途半端が、一番影が薄くなるような気がするのです。
スマホのおかげで、
何でも「正解」がすぐ出てくる世の中になりましたが、
アイドルは、何が正解だか、わからない。
まあ、だから、面白いと、言えます。
自分が、今エビ中が好きなのは
理屈ではなく、「好き」だから、です。
こんな面白いグループ、他にあるかよ、って感じ。いろんな意味で。
「攻撃は最大の防御」
１０年やってれば、守るものも出てくる？
守るべきもの？？？何を？？
とにかく、攻めてこうぜ、エビ中！！
ニューアルバム、早く聴きたい。
