***これから春ツアーに参加する方は、ネタバレになってしまうのでご注意ください***

 

まず、雑感を言ってしまうと、「濃い」ライブだったと思う。

ぎゅうっと濃縮された、約2時間のライブ。

疾走感、躍動感、そして、一体感。

"初めて"ライブハウスで観たエビ中。しかも、仙台。

仙台市内は、"曇天"。しかし、過ごしやすかった。

 

地下鉄東西線に乗り、程なく荒井駅へ。

駅からはほぼ直線で、目視できるところに会場があった。

SENDAI GIGS - ライブハウスと呼ぶにはもっと大きい箱のように感じた。

自分は、整理番号1181番だったので、本当に最後の方に入場。

中は、暗い。ほとんど照明が当たってない。その辺はしっかり"ライブハウス"していた。

 

早くも、『トレンディガール』の予約が始まっていて、

メンバーのサイン入りポートレートなどが当たる抽選券を3枚予約して3枚GET。

番号が書いてあるくじを引き、番号が合っていればその景品をもらえるのだが、

当たりと1番違いがあったけど、結局全敗。残念賞は、メンバーのポストカード。

彩花と、真山と、歌穂ちゃんを選んだ。

ちなみに、写真も全部で7セット購入したのだが、当たりはなし。

いやー、キビシイですな・・・ まったく。

 

会場はすでに人で埋め尽くされているが、

遠くても、とにかく真ん中!ということで、1Fの中央の最後方辺りに立つ。

まあ、全体的に見渡せるかな、という感じ。

 

セットは、う~ん、「ひし形の世界」???照明はいつも思うけど、本当、美しい。

さあ、開演。暗転から、『ebiture』 

メンバーが2人ずつで出てくる。

衣装は、赤が基調なのだが、誤解を恐れず言えば、タータンチェック柄。

アシンメトリーで、片側がノースリーブになっている。

 

ここから、セットリストを書いていきますが、自分は"曲順"を覚えるのが苦手らしく

曲順は、大いに前後します。なんせ、オーラス曲すら、間違えてしまうのですから。

 

1曲目 自分は、絶対『Family Complex』だと、予想してたのですが、

真逆の、まさかの『元気しかない!』 

美怜ちゃんが、舞台の真ん中でメンバーの背後で一段高いところにて

サングラスを着用しながら、歌唱。

曲中のコントは、音源そのままを再現。

セリフを言う時に、言うメンバーは必ず腕をグルグルと回します。

これによって誰がしゃべってるかが一目瞭然になります。

 

美怜ちゃんがはけて、

『踊るロクデナシ』 『明日もきっと70点』 『でかどんでん』

本日は、『MUSiC』収録曲は全曲披露。『MUSiC』お披露目会でしたね。

 

メンバー紹介で、莉子ちゃんが、

「仙台は、牛タンとかおいしいものがいっぱいで・・・」と、言うつもりが、

「牛タンは、・・・」と言ってしまう。

真山が「ケータリングでおいしいもの食べ過ぎて、胃もたれが・・・」と暴露。

エビ中メンバーは、みんな限界知らずでケータリングを食べまくる、らしい。

 

中盤は怒涛のラッシュ。

『ポップコーントーン』 『日進月歩』 『YELL』 『BUZZER BEATER』 『春の嵐』

『シンガロン』 『熟女になっても』 『イート・ザ・大目玉』 『MISSION SURVIVOR』

これでもかと、アゲ曲が続く。

 

『曇天』 この曲は、激しい曲調ではないけれども、

必ずメンバーの一人が代わるがわる真ん中に来て、

まるで"バレエ"のプリマドンナのように、激しく舞うのだ。

それは、まるでこの曲の語り手の、葛藤や激情を抑えきれずに

心の中で人知れずもがき苦しんでいる様を、ダンスの中で、表現しているのではないかと。

 

『Family Complex』 イントロの彩花とひなたの歌声。

CDを初めて聴いた時の、背筋がぞわぞわっとしたあの感覚が甦る。

岡崎体育氏は、本当に素晴らしい曲をエビ中に提供してくれる。

どうすれば、リスナーの感情が揺さぶれるのか、よくご存知でいらっしゃる。

 

"アンコール"のリフレインが、ぴったり揃うというのが、こんなに心地良いとは。

 

『ちちんぷい』 アンコールで、これほど盛り上がる曲はあるまい、と思っていたら、

 

『春休みモラトリアム中学生』!!! 

正直、この曲のためにわざわざ仙台までやって来たと言っていいほど

盛り上がることができた。

 

 こいっ!!こいっ!!ゾッコン!!

 こいっ!!こいっ!!ロックオン!!

 

『++』ファミリーの、尾形回帰氏の才能に、"初めて"気付いた気がした。

 

『響』 この曲は優しく力強く心地良い感動をいつもくれる。

6人のエビ中の「道標」となる曲だ。

 

『星の数え方』  この曲は、生のパフォーマンスで聴くと、

なんかとても幸せな気分になれますね。エビ中珠玉のバラードがここに誕生。

 

ひなたがマイクを握りしめる。

息を大きく吸って、『手をつなごう』

 

ここは、東北。

新幹線の窓越しだが、あの震災以来、初めて福島の街を見た。

もうすぐ、時代は変わる。新しい時代に。

でも、忘れてはいけないことが、必ずある。絶対に。いつまでも。

 

莉子ちゃんと手をつなぎながら、歌う美怜ちゃん。

もうすぐだよね。待ってるからね。

 

しかし、ここから急展開。

『藍色のMonday』をBGMに

ピンク色のド派手なジャケットを着たグラサンの女の子が登場。

どうやら日本人ではないらしく、妙な日本語交じりの英語を話す。

その名は、ミレリナ・グランデ! 

今、日本語を猛勉強中だそうで、その成果をここにて披露すべく

舞台には、ホワイトボードが運ばれてくる。そこには"さかなへん"が書いてあり

今から書く漢字の読み方を、メンバーが答える、ということで

第一問。さかなへんに、「占」

これは、「あゆ」とひなた(たぶん)が答え正解。

第2問。さかなへんに、「虎」

歌穂ちゃんが、「さば」と答えたが、もちろん不正解。

正解はもちろん「しゃち」 

第3問。さかなへんに、「安」

彩花が答えたのは、「人魚姫」 これは"ボケ"ではない、らしい。

ヒントで、美怜ちゃんが「あたし食べられない」と言って

真山が「あんこう」で正解。

第4問。さかなへんに、「喜」

ヒントで、「みんなこれが好き」で

莉子ちゃんが「きす」で正解。

 

この漢字クイズを、春ツアーはずっとやっていくようである。

ずっとさかなへんでいくのか、それとも???

 

ミレリナは退場。次が最後の曲。

『COLOR』  いろいろな「想い」がたくさんこもっている味わい深い曲だ。

美怜ちゃんも加わってフルメンバーの歌声はやっぱり素晴らしい。

最後に響く、チェロの音色。

「杜の都」仙台に、ふさわしいフィナーレ。

 

ライブ終了。時計を見ると、まだ7時を少し回ったところだった。

たっぷり2時間半はあったような感じがしたのに、ビックリした。

それだけ、中身が濃かったということだろう。

 

最後に、特筆すべきは、莉子ちゃんがダンスがうまいことはもう言うまでもないんだけど、

歌穂ちゃんが頑張ってたなあと。5人の時に、歌穂ちゃんがセンターになると

なんか映えるんですよね。バランスがいいと言うか。

 

真山は、ポニーテールはもう卒業???

代わりに、ひなたが今日はポニーテールだった。前髪ぱっつんのポニーテール。

莉子ちゃんが髪を切ったので、髪をおろした真山とちょっと似ていた。

彩花は安定してるなあ。充実してる。頼もしい。

美怜ちゃんは、まだ照明が当たるときついみたいだけど、徐々に、あせらず、ゆっくりと。

 

また来れることを願って。

ありがとう、仙台。

ありがとう、エビ中。

 

今度は、大阪。

東へ、西へ。旅はまだ終わらない。

 

あ、『梅』、聴きたかった・・・

Thanks!!!Ebichu!!! See you again in Osaka next month!