新元号 「令和」 

4月1日に、嘘をついていいことをすっかり忘れさせてくれるほど

朝から既に、500回は耳にしている気がしているのは、やっぱりみな日本人ですなあ。

 

見事に月曜から、きっちりと新年度。

そりゃ、嘘つく余裕なんかありませんよね。

新生活がスタートした方は、緊張の毎日だと思いますが

残りの"平成"を全力で駆け抜けて、楽しい「10連休」をお互い楽しみましょう。

 

緊張から、解放されて、すごく楽しそうに見えるメンバーと言えば、

小林歌穂をおいて他にいない、気がするのは自分だけではないだろう。

 

それは、先週、東京での上映を終えた『EP - a new beginning -』を鑑賞した時に感じた。

このエピソードの中心人物は、やっぱり星名美怜、ということになるんだけれども

銀幕の中で、いい意味で、マイペースに楽しそうに振る舞っていたのは、

歌穂ちゃんだ、という印象を受けた。

 

ぁぃぁぃの転校後、"バックステージ"にて、異彩を放つ人と言えば、

今いるメンバーでは、歌穂ちゃんということになる。

 

真山は、隙を見せない。

「エビ中にプライベートは持ち込まない」というスタンスで

"プロ"としての姿勢を崩すことがない。

 

彩花は、自分の目から見ると、"安定期"のような気がする。

体調面では、まだちょっと不安な面も時々出てくるけど

パフォーマンスは、「盤石」と言ってよいのではないだろうか。

もしかしたら、『GEAR』の舞台に立つことが、

安本彩花を、もう一段高いレベルに、導いてくれているのではないか。

グループとして「噛み合う」ことの大切さを、彩花はそこで学んだのでは、と。

彩花が生真面目なのは知ってるけど、もう少し、軌道をそれてても、いいかなあ、と。

 

ひなたは、大型ルーキーが、着実に経験を積んでいって、

ある意味、酸いも甘いも嚙み分ける能力が付いてきて

好きなこと、やりたいことにブレがないから、

その方面では、どこまで伸びていくんだろう、と。

柏木ひなたって、「怪物」だと思う。 レベルが、違う。

「昭和」なら、江川卓。「平成」なら、松坂大輔。「今」なら、"二刀流"、大谷翔平。

 

莉子ちゃんは、どこまでも、まっすぐに伸びていく"竹"ですね。

性格も、竹を割ったように、すっきりさっぱりきっぱりで、はっきりしてるし。

『ハイタテキ!』のPVを今の6人で撮ったら、面白いものになりそうですね。

最近の莉子ちゃんは、ますます「説明不要」になっている気がします。

 

さて、歌穂ちゃんですが、

「表現力」が増しているなあという印象を受けます。

もともと、独特な「ぽーちゃんワールド」を秘めていましたが

それを、どのように表せばよいか、だんだん掴めてきたのではないかと。

 

「安定の"不安定さ"」が、今や歌穂ちゃんの"味"として、

魅力として、認知されてきたような気がします。

歌穂ちゃんには、「何が飛び出すかわからない」というワクワク感があります。

それは、現在他のメンバーにはない(強いて言えば、莉子ちゃんにはあるかなあ)要素だと。

 

いい意味で、裏切られたのは、ラジオ『リアル頑張っている途中』で

彩花の代わりに、2週ほどパーソナリティを務めた時で、

それまで、「出禁」を食らっていて、"半年に一度の女"扱いだったのが、

意外と危なげないスムーズなトーク回しで、見事に代役を果たしたことである。

声のトーンも落ち着いていて、とても聞き取りやすく、

「ぽーちゃん、ラジオ向きかも」と思ったのだ。

 

もともと、アドリブは得意で、これまでいくつもの名(迷?)場面を作ってきた歌穂ちゃん。

それは、『++』や『ベガス』でも、探せば数えきれないほどふんだんにある。

そして、『マチ子』の主演を務め、崇高な"女優魂"を世に知らしめた。

 

いつのまにか、あれだけ憧れていた"師匠"である安本彩花と並んでも

歌穂ちゃんも、何か逆に彩花を包み込む「包容力」のようなものを感じさせるようになった。

やっぱり、「大人になった」んだと思う。でも、純真さ、無邪気さ、天真爛漫なところは不変だ。

 

年月が、人を変える。やっぱり"努力"は裏切らない。

"自信"が"自身"を育てる。ステージでの歌穂ちゃんは、歌声に"誇り"が感じられる。

もう、他のメンバーの歌声に圧倒されていた小林歌穂はいない。

独特のハイトーンボイスを、誰よりもチャーミングに聴かせてくれる。それが、歌穂ちゃん。

 

しばらく、お留守になってたインスタグラムに、

突如としていろんな写真をアップしてくれるようになった。

その表現力はかなり芸術点が加算されて、"アーティスト"としての創作意欲が

ムラムラと湧いてきたようで、とてもいい事である。

 

さらに良いのは、歌穂ちゃんの"表情"だ。

歌声同様、表情にも、"誇り"が感じられる。

その"誇り"を、"美しさ"と言い換えても同じだ。

 

今週末、まだ桜は咲き誇っているだろう。

春風に舞う桜吹雪の中、高校を卒業したばかりの、

"まっさらな"小林歌穂に会える。

 

これから、日本は、まっさらな時代へと突入する。

まだそのページには、何も書かれていない。

 

歌穂ちゃんが、何かを描いてくれるだろう。新時代に。誇りをもって。

それは、すなわち、我らの"誇り"なのだ。

Her PRIDE is our PRIDE, too.

Congratulations on your graduation from high school!!!

The coming new era is just for YOU!