*** これから春ツアーに参加する方は、ネタバレになってしまうのでご注意ください ***
まず雑感から言ってしまうと、一切の無駄を排した、贅肉を全てそぎ落としたような、
非常にタイトでスリムで、マッチョなライブだったと思う。野球なら、遊び玉の一切ない
全球ストレートで押してくる感じ、それを全部フルスイングで迎え撃ってる感じだった。
ライブに関する情報は極力見ずに(メンバーのブログすら読まず)、もう一部公開になってる
『でかどんでん』すら聞かないで、まっさらな状態で会場へ。新しい企画のリハ見学の
当たり券を求めて、昼過ぎにグッズ購入のため入場して、生写真を合計8セット買ってみたが
なんと当たり券はおろか、サイン入り写真すら1枚もなかった・・・ むごい、むごすぎる、と
思いながら、エビ中バザールのコーナーで、シングルを3枚予約して福引券を3枚もらった。
す、すると、一回目で赤玉がコロン。チリンチリンと鐘が鳴った。
「おめでとうございます!2等です!!」 や、やった!当たった!!
「サイン入りパネル」を1枚! もちろん彩花のを、1枚もらった。
A4サイズの彩花の笑顔。これはもう、家宝ですよ。
あとは、マスキングテープ&絵ハガキ(これも彩花を選択)だったが、このパネルで
もう有頂天である。人間なんて、単純なもんである。涙の後には虹が架かるのである。
さて、場内には、昨年同様エビ中メンバーのパネル展が設置されていた。
昨年とは違って、とても春らしいリラックスした感じが伝わってくる。
14時ごろ、リハーサル見学当選の方々が列をなして入場。結構長い列で、たぶん200人
ぐらいいそうな感じがした。自分はと言えば、グッズも購入したし、開場時間までかなりあるし
ちょっと辺りをぶらぶらと歩きまわってみた。
今日も例のごとく、青い空。いい具合に曇っていて、風も吹いていて、外を歩くのは本当に
心地良かった。GW最後の日ということもあって、どこに行っても人・人・人だったが、
海を眺めるだけで、なぜこんなにゆったりした気分になれるんだろう。そう言えば、エビ中の
楽曲で海を歌ったものってあったっけ? 『大漁恵比寿節』しか、思い浮かばん・・・
さて、入場。自分の席は3階(もう慣れました)の前方2列目やや右寄り。
舞台は、大きなブックエンドに10冊ぐらいの本が挟まっている大きな絵の幕が掛かっている。
本のタイトルが、なかなか面白かったりする。難解そうなものからある画伯の画集まで。
スタートは、暗転したステージに、ペンライトを持ったメンバーが一人ひょっこり現れる。
どうやら真山のようだ。大きい本の前をちょこちょこ小人のように歩き回る。
大きなブザー音が鳴り、『ebiture』 幕が開くと、大きな本が見開きでセットとして置いてあり、
ツアータイトルが書いてあって、本のページの中から、メンバーが次々と現れる。
1曲目は、『EBINOMICS』 水色で襟の白い制服姿のメンバー。赤い靴でかなり高いヒールの
ものを全員履いている。頭には全員オレンジ色の大きなリボン(莉子ちゃんは2つ)をつけて。
これ以降、曲順は前後しますが、覚えている範囲で書くと、『HOT UP!!!』 『フォーエバー中坊』
『U.B.U.』 『ハイタテキ!』 『仮契約』 だったような・・・ メンバー紹介を挟んで、
『まっすぐ』 『誘惑したいや』 『アンコールの恋』 『バタフライエフェクト』 『春の嵐』
『さよならばいばいまたあした』 だったような・・・
『まっすぐ』で、最後のぁぃぁぃの高音シャウトのパートを歌ったのは、ひなただった。
ひなたはめったにファルセット(裏声)を使わないが、裏声できれいに締めてみせた。
今日のステージで、一番輝いていたのは、文句なく柏木ひなただった。6人全員もちろん
渾身のパフォーマンスを見せてくれたが、彩花もいつもの素敵な歌声を聴かせてくれたが、
大事なところは、ひなたがしっかりと存在感を見せつける。そんな感じだった。
『バタフライエフェクト』をライブで初めて聴いたが、なかなかカッコよい曲だ。
『春の嵐』は、やはり真山の圧倒的な歌唱力が光る。真山は序盤やや発声が苦しそうだったが、見事持ち直した。考えてみると、大阪で3日間連続ライブの翌日で、4日連続ともなると
疲れがたまっていてもおかしくない。でも中盤に差し掛かるにつれ、パワフルさが増していった
感があった。メンバーの全部出し切ってやるという意気込みが感じられた。
今回は歌以外のコーナーが、アンコール後を除けばほとんどなかった。「おとぎ話」がテーマであるので、手鏡を持った真山が莉子ちゃんに鏡を向けて、
「鏡よ鏡よ鏡さん、エビ中で一番高くジャンプできるのは誰?」と言うと、莉子ちゃんが
「それは真山りかさんでございます」と答え。
「エビ中で、一番筋肉のバランスが良いのは?」 「それも真山りかさんでございます」
「エビ中で、一番美しいのは誰?」 「それは、町山マチ子さんでございます」
ここで、マチ子登場。そして、やっぱり『日記』 公式パンフによると、ぽーちゃんは撮影中、
「笑い」をこらえるのがとても大変だったそうだ。「涙」ではなかったのね・・・
さあ、『でかどんでん』である。なんか想像した通りの、そのままの曲調であった。
思いっきり自分の偏見で言うと、「山本リンダ」+「90年代半ばのU2」みたいなサウンドで
あった(たぶん、わからないと思いますが)。こういう思い切りのいいところもエビ中らしさ
なんでしょうね。
『制服‶報連相"ファンク』 『君のままで』 『靴紐とファンファーレ』 『シンガロン』
『日進月歩』 『YELL』 だったような・・・ 途中でメンバーは、舞台上で、水色の制服を
バッと脱ぎ去ると、赤色っぽい複雑な模様をしたキラキラした衣装に早変わり。他に、
大きな球根を本の中に植えて、大きなじょうろで水を注ぐと、大きなチューリップの花が咲くと
いう演出があった。本編は終了するが、MCがほとんどなかったことに気付く。ほとんど
歌いっぱなしで、何曲歌ったんだろう?という感じだった。
アンコール。ここから流れがガラッと変わり、彩花が「今日来たお客さんは本当に運がいい、
ラッキーですよ」と思わせぶりに話し、ビジョンに映し出されたのはひなたの姿。
(ここからはひなたのブログに全部書いてあります) 一つは、「ある楽曲」をひなたが
振付師となって、メンバーに振付したものを26日の新潟公演にて披露する、というこの2日前
になって決まったことを初公開した。何の曲かは当日までおそらく秘密にされるようである。
そして、ひなたから、「今日歌いたい曲がある」と。
それは、先日公開された『椎名林檎トリビュート・カバーアルバム』に収録された
『自由へ道連れ』のエビ中カバーバージョンで、客席から少なからず歓声が上がった。
自分は原曲を聴いたことがなく、初めてそこでエビ中ver.を聴いたわけだが、
正直、「うん、カッコいいロックだね。」という薄っぺらい感想しかなかったが、原曲を聴いて
みるとやはり椎名林檎らしい退廃的な匂いがする「エモい」曲だということがわかった。
なんか、もしかするとこのカバー曲が一番盛り上がったんじゃないかなあ。今日はたまたま
セトリに破壊的な曲(『サドンデス』も『金八』も『MISSION SURVIVOR』も入らなかった)が
なくて、大人しいまではいかなくても、大爆発するような雰囲気が少なかった気がする。
しかし、その分、特別なニュースが。なんと今年の「ファミえん」の開催地は「山中湖」で、
日程は8月18日(土)と19日(日)の2日間公演となることが発表された。正直、どうやって
行くかすぐには思いつかなかったが、ツアーバスや宿泊先も用意されるようなので、今年も
ぜひとも両日とも参加したいと思っている。
『感情電車』 『響』 にてライブは締め括られた。春ツアーはまだ3分の1が終わっただけで
まだ日にちにして3か月弱残っているのに、これで終わってしまうのはさすがに淋しさが
こみ上げてきた。横浜湾の夜景がいやに心にしみてくるではないか。
公演後、昨年もあった熊本地震災害の募金活動で、本日はひなたが募金に立ち会うという
ことで、長蛇の列ができたが、笑顔のひなたに「ありがとう」と声をかけ「ありがとう」と返して
もらえたのが、本当に嬉しかった。
今日はひなたに始まり、ひなたに終わったという感じがしたが、どうやらそれは単なる偶然
ではないということが公式パンフを読んでみてわかった。「覚醒」という言葉。それは、6人の
誰にでも起こり得る。エビ中メンバーの潜在力はまだまだ眠っているということだろうか。
これでも氷山の一角ということだろうか。自分はそうだと思っている。それはこれから顕在化
されていくに違いない。今日はその「覚醒前夜」だったのではないか。







