天高く馬肥ゆる秋、エビ中の秋ツアーも大阪2DAYSを無事(悪天候ではあったが)終了し、

早くも折り返し地点を過ぎた。ぁぃぁぃ転校まで残り100日を切り、カウントダウンは始まっている。地方によっては冬支度が始まったところもある。季節は確実に冬へと向かっている。

しかし、その前にエビ中はニューシングル発売で熱い一大ムーブメントを起こす必要がある。

先日、あるローソンにて、『シンガロン・シンガソン』発売及び秋ツアーチケット発売中のPR用

店内放送が流れたのを聞いた。ぜひともオリコンチャート1位、Mステ出演、そして悲願の

NHK紅白歌合戦初出場を実現させてほしい。もちろん、そのために自分も微力ながら

全力でエビ中を応援していくつもりだ。まずは間近に迫った秋ツアー参加が楽しみである。

 

ところで、9月から月イチ(水曜夜8時開始)で、SHOWROOMでの約45分の生放送で、

エビ中初の情報報道バラエティ番組『エビ中タイムズ』が始まった。パーソナリティは

安本彩花・星名美怜の2人がキャスターに扮し、1ヵ月に起こった主なニュースを取り上げ

独自の視点で斬っていくというスタイルだが、毎回ゲストコメンテーターとして、ぽーちゃん

(小林歌穂)が、ある有名人・著名人のキャラになり切って出演するのだが、これが完成度が

毎回(今のところ2回)高くて本当に面白い。ちなみに初回は、天才子役の吉田楽気

(よしだらっきー)くん(10歳)で、設定では「くっきー」という名前の双子の姉がいる。

そして第2回目では、昭和が産んだ大女優・西城アキコ(年齢不詳)という、室内でも常に

大きなサングラスをしていて、高3の時に「星になったぺリオン」でデビューし社会現象にも

なったと、アドリブながらも設定をブレずに貫き、見事に演じ切った。次回は11月になるが、

ぽーちゃんが今度はどんなキャラで出てくるか、とても楽しみである。番組自体は「報道

バラエティ」ということで、ゆるい進行ながらも真面目なコメントが求められる場面もあり、

安本・星名のキャラもどこまで拡がってどう変化していくかが見どころとなるだろう。まあ、

気楽に観れて笑いどころもたっぷりある今後に大いに期待できる番組と言ってよいだろう。

 

それにしても、ぽーちゃんの「変身力」というか、キャラを演じる徹底した「女優魂」には

大笑いしつつも、感心せずにはいられない。『~タイムズ』の生放送は視聴者のコメントを

拾いながら進行するので、臨機応変な対応が求められるのであるが、ぽーちゃんのキャラ

設定があらかじめ準備されたものではなく、もしその場のノリでのアドリブだとしたら、

まちがいなく、ぽーちゃんは「天才」だと思う。そのくらい楽気くんもアキコさんも、もう一度

観たいと思わせるぐらいの魅力的なキャラなのだ。『ベガス』の「美を学ぶ編」でも、

バリバリメイクをした4人で即興コントが始まった時、ぽーちゃんは「音楽の先生(ひなた)の

師匠」という設定で、ひなたに「柏木さん、(ピアノの)ペダル用意して!」とアドリブで命令を

していた(「32歳」という設定)。ちなみに美怜ちゃんは「化粧品会社の社長」で、莉子から

「信用できない、潰してやる!」とたぬき顔で言われてしまった。それはさておき、ぽーちゃんのアドリブで「化ける力」というのは普段から相当なレベルであることがわかる。

 

芝居(演劇)は英語でplay、すなわち「遊び」のことである。子供が「~ごっこ」をして遊ぶのが

語源であるそうだが、ぽーちゃんは、そういった「~ごっこ」をきっと小さい頃からたくさんして

遊んでいたのだろう。3人兄弟の真ん中(兄と妹がいる)で、家でもそして友達との遊びでも

いろんな「ごっこ」をして毎日日が暮れるまで遊んでいたに違いない。小5で事務所にスカウトされて最初に受けたのは「演技」のレッスンだったそうだが、歌が好きになってくれるように、

「歌穂」と名付けられたぽーちゃんは、アイドルであるエビ中に加入した。エビ中では、歌や

ダンスは真剣勝負、常に「一曲入魂」である。それ故、エビ中がじゃれ合っている時に起こる

ものまねだったり即興のコントは、ぽーちゃんには「やる気スイッチ」とは逆の「遊びスイッチ」が入ってしまうのだろう。「思いっきり遊んでいいよ」とぽーちゃんの脳に伝令が伝わると

ぽーちゃんは、もう何にでもなれる。想像力豊かな彼女はなりたい自分になれてしまうので

ある。

 

食べ物の好き嫌いが多く偏食気味で、姿勢もやや猫背気味であるが、ぽーちゃんは

のびのびと育ってきた。そののびのびした感じが、ステージでの表情や歌声にも表れてきた

気がする。今のぽーちゃんは緊張を乗り越え、ステージを楽しむ余裕が生まれてきたと思う。

いい意味で「遊び」の部分が出来て来た。それはぽーちゃんにとっては強力な「武器」であり

「魅力」そのものである。

 

ぽーちゃんは、もっともっと遊んでいい。遊んだ方がぽーちゃんらしくなれる。もっと大胆に

なっていい。せっかく大柄に生まれたのだから、もっとのびのびと、もっと目立たないと

もったいない気がするのだ。『感情電車』を聴いた時に、ぽーちゃんが「覚醒」したと感じた。

その眼がいい具合に開いてきた。ぽーちゃんのつぶらな瞳は最近一際大きくなった感じが

する。それは決してメイクのおかげだけではないだろう。

 

来月はどんなキャラで登場してくれるだろうか。意表をついて、「小林歌穂の母です!」と

カツラをかぶってぽーママになり切るとか。それくらい遊んでもいいよ、ね。