文脈で大きく意味が変わるカメレオン単語 1粒でたくさんおいしい単語!?

 

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こんにちは
英語脳プロデューサーのZakです。

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キャリアアップ英語

海外赴任15年の経験から、英語学習、ビジネス英語、海外生活、異文化コミュについて書いています。

 

 

今日は、「多義語」という単語について書きます。

英語では、polysemous wordsというのですが、こんな英語は覚えなくてよし。

 

「タギゴ」と読みますが、

文脈によって大きく意味が変わるものを言います。

 

カンタンに言えば、私はカメレオン単語と呼びます。

 

 

権威ある辞書には、数万語もの多義語が含まれているとのこと。

 

一例がコレ↓

  • Set

    • 置く:She set the book on the table.(彼女は本をテーブルに置いた。)
    • 決める:They set a date for the meeting.(彼らは会議の日程を決めた。)
    • 沈む:The sun sets in the west.(太陽は西に沈む。)
    • 一式:I bought a new set of dishes.(新しい食器セットを買った。)

実は、setって100くらいの意味を持つらしいです。調べたことはないですが。

 

多義語って、こむずかしい名前がついてますがけど、カメレオン単語っていう方が覚えやすくない?

 

日常生活やビジネスで頻出のカメレオン単語、AI君で調べてみると、50~100個とのことです。

 

日常会話の頻出語は約2,000語程度とすれば、その2.5~5%がカメレオン単語ということですね。

 

このカメレオン単語は、ものすごく頻繁に使われるので、これら頻出単語から覚えていくと、英会話に困らない確率が早く上がる、変な言い方ですね、早くコミュニケーションが取れるようになれる、ということですね。

 

他には、こういう単語。

    Run
    • 走る:She likes to run in the park.(彼女は公園で走るのが好きだ。)
    • 運営する:He runs a small business.(彼は小さなビジネスを運営している。)
    • 流れる:Tears ran down her face.(涙が彼女の顔を流れ落ちた。)
    • 上映する:The movie is running at the theater.(その映画は映画館で上映されている。)
  • Bank

    • 銀行:I need to go to the bank.(銀行に行く必要がある。)
    • 土手:We sat on the river bank.(私たちは川の土手に座った。)
    • 斜面:The plane banked sharply to the left.(飛行機は急激に左に傾いた。)
    • 蓄える:He has a bank of knowledge about the topic.(彼はそのテーマについて豊富な知識を持っている。)
  • Light

    • :The room was filled with light.(部屋は光で満たされていた。)
    • 軽い:She has a light touch.(彼女のタッチは軽やかだ。)
    • 明るくする:Please light the candle.(ろうそくに火をつけてください。)
    • 薄い:He prefers light colors.(彼は淡い色が好きだ。)
  • Book

    • :I’m reading a great book.(素晴らしい本を読んでいる。)
    • 予約する:I need to book a flight.(飛行機を予約する必要がある。)
    • 記録する:The police booked him for speeding.(警察は彼をスピード違反で記録した。)
    • 閉じる:Book the deal now.(今すぐその取引を成立させよう。)

これらを見て、何か感じませんか?

 

中学校で習った単語ばかりですね。

 

 

すでに色々なシーンで、使っていたり聞いたことがあるんじゃないですか?

 

夫々の例文を読んでみると、なんとなく、それらしい感じしませんか?

 

「それらしい感じ」この感覚は、とても大事なんです。文脈から意味を推し量ることは上達への近道です。

 

例えば、「book]って予約帳に残すからねとか、レーシングコースのカーブは路面が傾斜してるよね、それってバンクって言ってたよな。とか。

 

ついでにもう一つ、面白い単語は「project]。

Projectって、新製品の開発プロジェクトだけではないんです。

  • 突き出す、押し出す(物理的な動作)

    • Project your hand:手を突き出す
    • この場合、「project」は物理的に何かを前方に押し出すという意味になります。
  • 投影する、映し出す(映像や影を)

    • Project your cat:猫を投影する
    • この場合、「project」は映像や影をスクリーンや壁に映し出すという意味になります。
  • 計画する、予測する(計画や予測の文脈)

    • The company projects growth for next year:会社は来年の成長を予測している
    • ここでは、「project」は計画や予測を意味します。
  • 自己を表現する、自己を他人に印象づける

    • He tends to project confidence:彼は自信を持っているように見せる傾向がある
    • この場合、「project」は自己を他人にどのように見せるかという意味です。
結構、大胆に意味が変わりますよね。
 
 
日常会話で頻出する多義語を覚えることは、スムーズなコミュニケーションに大いに役立ちます。一般的に、最も頻出する多義語を含む基本的な語彙を覚えることで、日常会話での理解と表現が大幅に向上します。
 
きっと、中学英語でここまで出来るんだな~って、感動するかもしれませんよ。
 
 
 
まとめ
 

以下のような方法で学習を進めるのがおすすめです:

  1. 最も頻出する多義語50-100語を覚える

    • このリストには、上記で紹介したような単語が含まれます。「set」「run」「take」「get」「make」「break」「point」「light」「change」「pass」など。
  2. 例文を通じて文脈を学ぶ

    • 各単語の異なる意味を例文とともに学ぶことで、実際の会話での使い方を理解しやすくなります。
  3. フレーズやイディオムを学ぶ

    • 多義語は多くのフレーズやイディオムの中でも使われます。例えば、「take off(離陸する/脱ぐ)」「run out of(使い果たす)」など。
  4. 実践的な練習

    • 会話やライティングの中で実際に使ってみることで、より自然に理解できるようになります。

これらの方法を用いて、まずは頻出する多義語50-100語を集中的に学び、その後に追加的な単語を徐々に学習していくことで、日常会話での理解と表現力を高めることができるでしょう。