こんにちは
英語脳プロデューサーのZakです。
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キャリアアップ英語
海外赴任15年の経験から、英語学習、ビジネス英語、海外生活、異文化コミュについて書いています。
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@ストアカ
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今日は、アメリカの開発部門で仕事をしていたころの話。
設計のDetailについて、ちょっと打合せが必要だな、と感じたのでメールで招集をかけたんです。
Eメールを送った後、しばらくしたら一人のトニーさん(仮名)というスタッフエンジニアが私のキューブに怒鳴り込んできたんです。
私のメールについて怒っているようなんですが、何を怒っているんだかさっぱり分からなかったんです。
Eメールの内容は、単純な打合せしようという内容だったので。
I just wrote let's have a meeting together.
What's wrong with that?
What is your concern, Tony?
聞いていると、スタッフエンジニアがなんだかんだと言ってるんです。
俺はスタッフエンジニアじゃなくて、スタッフエンジニアだ!ってさかんに言ってるんです。
え、なに?
そうだよ、知ってるよ、あなたはスタッフエンジニアだよね、知ってるよ。
ところが、
No No Nooo!違うちが~う!って、
広いおでこを真っ赤にして怒ってるんです。
彼は、普段はおとなしい人柄なので、彼が顔を赤くしておっくって来るなんて、相当なことなんですよ。
私が困った顔をしていると、下のようにホワイトボードに書き始めたんです。
Stuff Engineer
Staff Engineer
私がメールに書いたのはStuff、彼の主張はStuffではなくStaffだ、ということが分かったんです。
あ!と思いましたね。
スペリングミスをやらかしたんです。
Stuffとは、「モノやコト」「雑多なこと」という意味。
例えば、
I have to clean up this stuff asap.
私は、こいつらをスグに片付けにゃあかんのよ。
という感じで使います。
つまり、私のスペルミスした彼の肩書は、
「雑多なエンジニア」
意訳すれば「雑魚エンジニア」になってしまっていたんです。
ザコと言われりゃ、そりゃ怒るわな。
彼は、「俺は雑魚じゃないぞ、コノヤロー!」と主張してたんです。
正しくは、Staff Engineer、日本語の主任技師、シニア技術者みたいなポジションです。
彼の主張は、「お前のメールにはリスペクトのカケラもない」という文句だったわけです。
それに気づいた私は、さすがにお詫びをしました。
stuffとstaff。uとaの違いですが、
意味は大きく違います。
スペルミス、怖いですね~
Stuffの発音は、stˈʌf
Staffの発音は、stˈæf
「ʌ」と「æ」の違いですね。
Google翻訳の画面に、stuffとstaffを並べて入力して発音ボタンを押せば両者の違いが分かります。
上の方は、tuの部分の発音が弱い「ア」なんです。日本語のアの発音に似ている。
下の方は、taの部分の発音が強い「ア」なんです。日本語の「ア」に「エ」が混じったように強めのアクセント。
当時の私は、まだ英語の出来が良くなかった時代だったんですが、そのときに恥をかいた(怒らせてしまった)失敗ゆえに、一生忘れない発音となりました。
似て非なる単語、たくさんあります。
まとめ
エンジニアは、経験的には全員プライドが高いです。
そのプライドを傷つけることに対しては、相当怒りを爆発します。
そんなの、大したミスじゃないじゃん、という態度をとってしまうとさらに状況を悪化させます。
ご注意ください。
仮に、相手が英語が苦手だから仕方ない、と寛大に扱ってくれるかといえば、
それも期待しない方がいいです。
そういう甘えは、かえって状況を悪化させる可能性が高いです。
皆さまも、お気を付下さいませ。