こんにちは!

英語脳プロデューサーのZakです。

15年間の海外勤務の経験から、ビジネス英語、海外生活、異文化コミュなどについて書いています。
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TOEICスコアが低くたって大丈夫!
初めての海外赴任でも成果が上がる 
キャリアアップ英語
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リスニングが苦手という日本人は多いですよね。
聞くのが苦手のままでは、話の内容が分からないので会話が出来ず、英語の上達にとっては死活問題ですよね。

 

テストでは、比較的短時間の内容を聞いて回答することが多いですが、実際に仕事で英語を話すときは、30分とか1時間とか、長時間になることが珍しくありません。TOEIC500点台だったころは、会話の途中から頭がしびれてくることが度々ありました。

 

そういう日は、帰宅後に食欲もなくベッドへ直行するくらい疲れていました。

しかし、こういう経験を度々していると、不思議と耳が慣れてくるんです

 

リスニングは、聞くという耐久力を鍛えることで、短時間のリスニングの集中力を増強することになります。

実感として断言します

 

とはいえ、苦手意識があるうちは、短時間の英語を色々と聞いて耳を慣らす、そして英語耳を作っていきましょう。

 

リスニングに限らず、英語力強化には、頭が良い悪いとか、偏差値がどうのこうのとかは関係ありません。楽器演奏と同様に、やればやっただけ上達します

 

1つ差がつくことと言えば、読書好きのほうが、日本語の語彙力があるので有利だと思います。

漫画好きと読書好きを比べたら、言葉を多く知っている読書好きの方が英語の理解も進むと思います。



 

リスニング強化には、いろんな本やサイトがありますよね。

皆さん、夫々のお気に入りがあると思います。

 

今回は、最近入手した電子ブックの紹介です。

タイトルは、
71 Ways to Practice English Listening by Jackie Bolen


筆者は、10年の間、韓国の大学でESL講師として働いた人です。
 

この本には、

リスニングのコツ

文法と語彙力を伸ばすコツ

教室で学ぶコツ

 

など、71種類のお勧めの英語リスニング強化方法が紹介されています。



英語教育のツボを心得た彼女が選んだコンテンツ。
その中から、無料のリスニング強化をご紹介していきます。


スマホ、PC/Mac、タブレット、どれでもアクセスできるものを選んでいきますね。



 

<ポッドキャスト>
時間は、一本当たりのリスニング時間です。
以下の番組には、すべて文字おこしがついています。

 

何も見ずに聞く→文字おこしを見ながら聞く→知らない単語はポーズしながら書きとって調べてから聞く→何も見ずに聞く

先生はこのルーチンを薦めています。

初級
Slow English:15分前後。 オーストラリアに関連する話題。ウェブサイトには、各エピソードに付随するトランスクリプトと語彙リストがあります。トランスクリプトなしで 1 回 (または 2 回、3 回) 聞いて、理解度を確認してください。



Slow American English:7分前後。アメリカ英語のスロー版。Slow English何とか、という番組はいくつかありますので、お好みで選んでみてください。女性のナレーションが多いんですが・・・



初級~上級
Podcasts in English:2~4分。英語学習者向けのバラエティ豊かなポッドキャスト。レベル別に整理されています。

 



中級
Business English Pod:6~23分。ビジネス英語を学びたいなら、この人気のポッドキャストをチェックしてください。Youtubeチャネルもあります。会話は英語学習者向けに作られていますが、非常にリアルです。
Radiolab:特定のテーマに関する一般的な興味深いストーリー。

 



中級~上級
This American Life:60分前後。物語です。通常、テーマでつながった物語が3つで構成されています。長時間、英語を聞き続ける訓練に向いています。ただし、物語が自分の興味外だと退屈あるいは苦痛に感じるかもしれません。

 



上級
Serial:40~60分。ジャッキー先生によると、シーズン 1 はシーズン 2 よりもはるかに面白いとのこと。しゃべりのスピードは速いです。

グアンタナモにまつわるストーリー。リスナーは数百万人に上るNew York Times社傘下のシリアルプロダクションによる作品。ジャーナリズムの賞をいくつも取得したとのこと。

 



 

続いて、

<English Central>
 

www.Englishcentral.com



このサイトは、英語学習者向けのYoutubeと言えるサイト。

17カ国語対応、もちろん写真のように日本語サイト有。


いくつかは有料ですが、無料のコンテンツが山ほどあるので全く心配ありません。
英語のサイトですが、なにがどれか、判別はカンタンにできるでしょう。

動画は初級、中級、上級に分かれており、さらにテーマ(社会、ビジネスなど)やスキル(試験対策など)ごとに分類されています。自分のレベルに合った、興味のある動画を簡単に見つけられるでしょう。

ビデオはさまざまな速度で再生でき、言語はフレーズに分割されており、繰り返し再生したり、知らない単語の定義を確認したりできます。特定の単語の上にマウスを置くと、発音のヘルプも表示されます。



<映画で学習効果を出すコツ>

映画のscript(セリフ、台本)を集めたサイトがあります。無料です。
www.transcripts.foreverdreaming.org
ジャンル分けされているのですが、ちょっと分かりづらいかも。

まず、サブタイトルは、誤訳が混じっているので参考にすべきではない、と先生は言ってます。確かに、え?っていうときありますよね。そして、脳への負荷を最大化するためにもサブタイトルはオフで見るべきだと強調しています。

英語学習のために映画やTVを使う場合は、次のことに注意するようにとのこと。

1.インタネットなどで英語学習に向いている映画はこれ、という紹介があったとしても、それがあなたの興味と離れている場合は、辞めた方が良い。なぜなら、英語が上級者でない限り、同じ番組を見るたびに学ぶことが増えます。ですから、初めて見た時と同じくらい、もう一度見ても楽しめるものを選びましょう。

2.アクセント。たとえば、トム・ハンクスはゆっくりはっきりと話しますが、シルベスター・スタローンは疲れているか少し酔っているように聞こえ、理解しにくいので難易度は上がります。好きな俳優と教材としての俳優は、一致しないかもしれません。

3.ジャンル。アクション映画は、視覚的な手がかり (アクション) を使って理解できるので、理解しやすいでしょう。ドラマやロマンティックコメディには、「座って話す」シーンが多く、難しい言葉が多くなります。


<TED Talks>

書籍では、プライベートサイトが紹介されているので、Youtubeの方を紹介しておきますね。
https://www.youtube.com/@TED
文字おこしも表示できるし、再生速度を1/4まで落せます。


TEDは、単に英語学習のみならず、public speechという公衆の面前でのスピーチとは、こうあるものだというのを学ぶにも役立ちますね。


<無料で今の実力を試す>

Language Trainerというところ。
下のURLのページの真ん中くらいに「Language Level Test」があります。
無料です。
https://www.languagetrainers.com/

TOEICとはだいぶ異なりますが、テストの結果は、現在のリスニング目標に焦点を当て、進歩のための現実的なタイムラインを作成するのに役立ちます。


たとえば、現在リスニングが A2(初級レベル)の場合、B2(中級レベル)に到達するには約 400 時間の勉強が必要です。したがって、2 か月というのは非現実的な時間目標です、なんてことが分かります。


<最後に>
ジャッキー先生が韓国で教鞭をとっていたとき、一番できた学生は、考える、話す、書くを英語でやっていた学生だそうです。一番できなかった人は、英語の一言一句を母国語に訳していたそうです。


先生は、「聞くときは、すべての単語を母国語に翻訳しないこと。文章全体または段落全体を聞き、必要に応じて主要なアイデアを翻訳しましょう」とアドバイスしています。


これ、まさに英語脳になるときのステップなんです。

 

今回は、だいぶ長くなってしまいました。

お読みいただきありがとうございました。

 

では、Good Luck !