こんにちは!
英語脳プロデューサーのZakです。
15年間の海外勤務の経験からビジネス英語、海外生活、異文化コミュなどについて書いています。
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TOEICスコアが低くたって大丈夫!
初めての海外赴任でも成果が上がる
キャリアアップ英語
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海外で仕事をしていてありがちなコト。
世間話をしているときにはそれほど気にならなかったんだが、打合せや会議の発言を聞いていると
「なにやら、難しいことを言い出したな」
「この人、何言ってるんだろう?」
「え?俺のせいって言っているような・・・」
こんなこと、ありませんか?
そういうときって、
「俺の英語力が足りないんだな」
「あちゃ~、もっとデータを見ておけばよかった」
と、自責の念に駆られたり、自分の落ち度を心の中で責めたり。
でも、よくよく聞いてみると、
「この人の説明がヘタなんだ」
「自分のせいじゃないって言ってるだけじゃん」
「核心の周囲をあれやこれやと言っているが・・・」
相手の話し方や説明が下手だったり、こちらの英語力不足を逆手にとって煙に巻くような話。
他責にしたり言い訳したりと。
こういうことが意外とあるんです。
どこの国でもそうですが、みんながみんな「話し上手」ではないし、MBAで教わるような論理的説明が誰でも出来るわけじゃないんです。
例えば、権限がほとんどない現場の人達は、ヘマ=失職を恐れているから、しくじったときは「自分のせいではない」と言い訳したくなるんです。
設備がちゃんと動いてくれないんだ、
あいつが俺の言ったとおりにやらないからだ、
昨夜はちゃんと出来ていた、
あんたは俺の言ってること分かってるか?なんて言われたり、
俺の方が経験年数は多いんだ、
まあ、色々と言われるもんです。
こういうとき、どうするのが良いか?
「言い訳言うなよ」
「人のせいにしてどうすんだよ」
などと、口頭で言い争っても深みにはまってしまうので、避けるべきです。
英語だから口では負けますし、人事部に駆け込まれたら面談呼出を受けるのはこっちです。
ありがちなのは、
Just do it for now, okay?
This machine has been used for years in Japan.
We are behind schedule, so please follow what I said.
などと、先方の言い分を抑えて、言ったとおりにやってくれ!と言ってします。
これをやると、たぶんどこかで嫌がらせ(bully)があります。
あるいは、
彼/彼女の代わりに、自分が動いて片付けてしまう。
日本人ですね~
これは、他人の仕事を取ってしまうことになるので、いただけません。
これをやってしまうと、文句を言えばあいつがやってくれる、という悪のループにハマるリスクがあります。
こういうのって、高い確率でチームに蔓延してしまって、なんでもかんでも、こちらが火消しをするようになってしまいます。そうなっても彼らの給料は減りません。
うまくいかなかったとき、
「やったのは、この人」と、
みんながあなたを指差します。
では、どうすればよいのか?
まずやることは「事実の確認」です。
急がば回れなんです。
データだったり、メールのやり取りだったり、客観的に状況を知ることが出来る事実を確認すること。事実に基づいて、いっしょに話をして、アクションや方向性を決めます。
続いて、PDCAを回していくんです。
データに基づいて方針方向を決めて行動する、やった結果(データ)を吟味する、必要ならさらに工夫などして収束するまで繰り返す。
だから、データを取るって大事なんですよね。
正常に仕事が進んでいるときは、データなんかなくたって大丈夫なんです。
しかし、未然防止したり、何かあったときに使うんですよ、データって。
もう一つは、相手に寄り添うというか、相談にのるというアクションにもっていく。
「日本ではうまくいってたのに」
「日本では何年も実績のある設備なはずだ」
「日本で確認してからこちらに持ってきたんだよ」
という類を現地で訴えても通用しないんです。
私自身の失敗として経験しました。
日本に手変え品替え何度確認しても、話を聞く限りはうまく動くはずだが、事実は異なる。
事実はうまくいっていないわけですから、現場の人達の話に耳を傾けることが必要なんです。
日本ではこうだった、という説明を何回しても無意味です。「So what?」しか返ってきません。
つまり、「うまくいくはず妄想」や「まったくXXX人はいい加減だから」という不満避難を捨てて、実際の声に耳を傾けて、情報を積み上げる。
そしてpotential riskを絞込み、hypothesis(仮説)を立てて、相手にも伝えて実証に協力してもらう、こういう姿勢が相手の心を打つんです。
このような姿勢で日々取り組んでいけば、お互いの想いが共有され、チームワークが上手くいくようになるはずです。
では、また
Zak