こんにちは! Zakです。

 

 

皆さんは、英会話スクールへ通ってますか?

英語塾でレッスンを受けていますか?

会社の英語研修ですか?

 

 

 

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TOEIC試験の現実

私の想うところ

15年、海外勤務をしてみて

 

 

<TOEIC試験の現実>

 

TOEICの運営会社が、2017年1月~2018年8月

に行った「英語活用実態調査」がネット上で閲覧できるので、調べてみました。

 

テストスコアが昇進昇格の要件

参考にはしている

要件とする可能性がある、

 

という会社の合計は調査対象2,442社中の約4割だそうです。

 

そして、会社が考えていることは、

 

・今後のビジネスパーソンにとって重要な知

識やスキルは、全13種のうち英語がトップ

・社員や職員に不足している・今後強化する

必要がある知識やスキルは13種のうち英語

がトップ

 

だそうです。

 

この回答を信じれば、「昇進昇格の判定に

英語力を使う傾向は高まる」と言えそうです。

 

その一方、社員に対して会社が困っていることは、

 

ダントツで

「やる気や積極性を引き出せない、

維持できない」

とのこと。

 

一般社員から経営幹部までで、一人当たり平均

約50万円の教育費用を使っているのに、費用対

効果は良くないのでしょう。

 

世の中の英会話スクールは、50万円の取り合い合戦

をしているということになるのでしょうね。

 

 

<私の想うところ>

 

自分の経験から言えば、3ヶ月の社内研修より

3週間の海外出張で英語漬けになる方が上達す

る実感が味わえるように思います。

 

海外長期出張を経験した方なら、

これに同感できると思います。

 

何十年も前から英会話スクールが乱立し、

中小個人の英語塾が町中にあって、昔から営業

しているんですが、

上のデータのように、不十分なスキルのトップ

が英語って、どういうことなんでしょうね?

 

 

そもそもTOEICって英語力を測定するツールだと

思っているんですが、

ビジネスマンは、それを目標にしちゃって

いいんですかね?

 

留学生ならTOEFLやIELTSやSATは入学のための

資格みたいなところがあるけども。

 

私の勝手な持論ですが、

「TOEICスコアは英語力のモノサシには使える

けども、ビジネス英語力アップの手段としては

効率的とはいえない。」です。

 

昇進の目的としてハイスコアを狙うのは意味

がある。だって、給料を上がるために頑張る。

ですよね。英語力をあげるためじゃない。

会社は客観的評価で給料を決めようという人事手段として使うことなので。

 

そう、これって会社都合なんですよ。

社員の英語力を高めるように見えるが、

実は、人事評価の客観的順位付けが目的。

 

もしも、海外勤務で成果を出したいのなら、

やるべきはTOEICの試験勉強ではない、

と思うんです。

ここが私が言いたいところ。

 

 

<15年、海外勤務してみて>

 

「試験勉強としての英語」

「仕事現場で間違えて体感する英語」

 

どちらが脳に定着すると思いますか?

長い目で見れば後者です。

 

例えば、TOEIC800点でも、

電話会議はつらいし、ハリウッド映画のセリフが

全部分かるわけではない。

600点台の人より、現地生活は楽にはなりますが。

 

で、600点の人は、横にいる800や900点の人を

毎日見ているし、ネイティブと毎日話せる。

だから、何をどう言えばよいか毎日勉強できるんです。

それが、日本で勉強するよりはるかに効率的で実践的

な勉強になるんです。

 

実際のコミュニケーションでは、

試験以上の場面が山ほどあります。

 

会話では句動詞や慣用句だったり。

それらが1語で表現されたり。

スラングだったり。

 

そうスラングには、本来の意味と真逆の意味になって

しまうものがあります。

(反語的スラング、antonymous slangという)

  • "Sick": 通常は「病気」という意味。若者の間では「素晴らしい」「すごい」という意味で使われます。例えば、「That concert was sick!」

  • "Bad": 一般的には「悪い」という意味、俗語としては「かっこいい」「すごい」という意味で使われることがあります。例えば、「That car is bad!」

  • "Wicked": 本来は「邪悪な」という意味。アメリカの一部地域では「素晴らしい」「最高の」という意味で使われます。例えば、「That movie was wicked!」

  • "Savage": 通常は「野蛮な」という意味。若者の間では「クール」「すごい」という意味で使われます。例えば、「That skateboard trick was savage!」

  • "Dope": 本来は「麻薬」。俗語としては「素晴らしい」「かっこいい」という意味で使われます。例えば、「Those shoes are dope!」

こういうのが実際。フォーマルな場所では

こういう言葉は使いませんが、

仲間内や社内ではあり得ます。

 

私の5か国の友人はみんな発音が異なります。

インドなまりは試験に出ませんよね? 

 

給料交渉では、理不尽な昇給を要求されたり。

プロジェクト会議では、部門間の揉め事を収めたり。

現地校の先生との親子面談があったり。

不動産屋が電話してきたり。

eBayで売ったり買ったり。

資格を取ったり。

 

海外赴任するのなら、TOEICの勉強ではなく、

もっと実践的な英語を学んだ方が、

仕事の成果を上げられるんじゃないかと

思うわけです。

 

先日、コンテクストの話でも書きましたが、

書類に書いていないことは、無いことに理解されます。

(1を聞いて10を知る文化ではない)

 

間違いの中から学んでいく。

間違いを少なくするための英語の勉強、

というイメージで取り組むのがいいんじゃないかと

思うわけです。

 

英語しか教えたことのない方や留学経験

があっても、つまり英語は達者だとしても、

それ以外のスキルを交えての海外ビジネスですから。

 

皆さん、異論反論ありましたら、コメントください。

 

Have a good one!