こんにちは!
今日は、ジェスチャーを活用しようという話。
メラビアンの法則
ジェスチャーを活用しよう
ボディランゲージをちょっと深堀りしてみる
まとめ
では、いってみましょう。
<メラビアンの法則とは>
メラビアンの法則(3Vの法則)というのがあって、7-38-55の法則ともいい、
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが示した非言語コミュニケーションの効果。
言語情報 Verbal(話の内容、言葉の意味)7%
聴覚情報 Vocal(声のトーン、スピード)38%
視覚情報 Visual(表情、身振り手振り) 55%
で認識されるというもの。
これによると、言葉以外の情報量が93%にもなっています。
どう話すかという聴覚情報も言語に含むとすれば、55%が視覚情報となります。
だから、言語情報はプアでよいとはなりませんので、あしからず。
目からの情報がなくなる電話会議では、失われた55%を補完することになるので、母国語ではない場合は不利になりますよね。
ビデオ会議なら、画面いっぱいに顔よりも上半身を全体を映すほうが理ベターですね。
逆に言えば、face to faceの会話や会議で視覚情報を使えるときは、ボディランゲージは有効な伝達手段となります。特に、難しい会話のことを英語では、そのまま「difficult conversation」といいますが、難易度の高い交渉(Difficult conversation)では、身振り手振りを交えることは戦略の一つとも言えるでしょう。
目線を下にして原稿を読み上げるだけの、どこかの政治家のようでは心許ないですね。
<ジェスチャーを活用しよう>
ジェスチャー、body languageともいいます。(以下、body language=BLと略)。
アメリカのドラマが流行ったり、メンタリスト Daigoさんも有名ですね。
読心術みたいにも言われるときありますね。
これ、英語コミュニケーションに使わない手はありません。
ジェスチャーが多い人というのは、自分の想いを伝えたい気持ちが強い人という特徴があるようです。身振り手振りを入れたほうが、相手の理解が進んでちゃんと伝わる確率が高くなるということ。
内向的な人は、このジェスチャーを苦手な傾向が強いようなので、キャリアアップを目指す方は、意識的にぜひ身に付けた置いたほうがお得ですね。
BLについては、いろんな本が出ています。
歴史も古く、最初に発行された本は350年以上前に手の動きについて調査したことらしい。
19世紀のドラマやパントマイムの振付師は役者の感情表現として顔の表情や体の動きを指導したり、20世紀にはいろんな実験を通じて理論付けが進んだようです。
会話をしているときに限らず、何らかの情報をインプットされた人間は、心理的な状態や感情などの変化が体に現れるので、それらを読み取ることができるというわけです。
目は口ほどにモノを言うという諺があるように、たとえ言葉がなくても、眼差しを見れば人柄や思いがわかる、というわけですね。
こういう特性を利用すると、色々な質問を通じて嘘を見抜いたり、人を前向きに元気づけたりに活用されるわけです。筋肉や神経の特性が、本能的な身体の制御に現れることを利用しているんですね。
このようなことから、BLはnonverbal messagesとか、silent messagesとも言われます。私達は、何かを成し遂げた時、なにげにVサイン出したり、親指を立てたりしますよね。人種にかかわらず、楽しいときは笑うし悲しいときには涙が出る。
ちなみに映画に出てくるF〇〇k You!と中指を立てるしぐさ、これは現実世界では絶対に使わないように!
メガネやサングラスを指で鼻の上に戻すとき、「絶対に」中指を使ってはいけません。
この癖のある方は、ぜひ気を付けましょう!
<BLをちょっと深堀してみる>
David Lambertの「Body Language 101」によれば、
ボディーランゲージ (または非言語コミュニケーション) は、人間 (および一部の他の動物) が意識的または無意識的なジェスチャー、身体の動き、または顔の表情を通じて情報を伝える手段。
ボディーランゲージには、スピーチを意識的に置き換える、スピーチを強化する、そして気分を映す鏡またはその逆として、大きく3つの用途があるようだ。
と言っています。
3つとは、
1) USING BODY LANGUAGE INSTEAD OF SPEECH 言葉の代わりにBLを使う
2) USING BODY LANGUAGE TO REINFORCE SPEECH BLを使って話を強化する
3) BODY LANGUAGE AS A REFLECTION OF MOOD 気分を反映したBL
まあ、言われてみれば“そうだよね”と思いますよね。
海外渡航予定のある方は、ぜひボディランゲージの本を読むことをお勧めします。和書洋書で多くの本が販売されています。本屋さんの心理学コーナーで見つけられます。
ビジネスコミュニケーションでは、ジェスチャーに関連性のあるコンテクスト contextとか、会話する相手との距離の取り方に注意するというのがありますが、別の機会に紹介したいと思います。
<まとめ>
1) ボディランゲージは、英会話を助けるコミュニケーション手段
2) 誤解される手癖がある方は、ぜひ修正しましょう
3) 個人的印象としては、洋書の方が挿絵や写真が豊富で理解が進むと思います。