どうも、あたしです。


本日のレビューも、取り扱う作品が作品ですので、18歳に達していない方は「戻る」を。


























ティアラモードさん3作目ですねー。

このメーカーさん好きですが、同時に限界も感じます。

安っぽいなぁと。笑


シナリオもイラストの雰囲気も、一昔前の小中学生向け少女マンガみたいです。

ヒロインとか、本当中学生にしか見えない。


登場する攻略キャラクターは、ひとりの執事を除いてみんな一国の王子。

海外にいる父親の元へ向かうため、船旅を楽しんでいたところ、誤って海に落ち、漂流し、流れ着いた島でバカンス中の王子達と出会う、というストーリー。


100%有り得ないシチュエーションですが、まぁ気にしてはいけません。

このゲームには、リアリティという言葉は1ミリも存在しないので。


今回、カードシステムという新たなシステムが導入されていますが。

システムと呼ぶほどもないショボイものなので、スルー。




まぁここまで言っといてアレですが、好きな人はごめんなさい。(今更)

では、レッツレビュー。


超ネタバレなので、嫌な人はお気をつけてください。







アッシュ CV.魁皇楽

メインです。グレートブルトン王国の王子。まぁ多分、イギリスです。

渚(ヒロイン)が小さい頃、お祭り会場で親とはぐれてしまった時、迷子で泣いていたところを、慰めて指輪をプレゼントしてくれた男の子がいた。白い薔薇のモチーフの指輪を、以来宝物として大事に持ち続けている渚は、その男の子を「白薔薇の王子様」と呼び、大事な思い出にしていた。


という経緯があるのですが。



もう、バカじゃないですか?と。爆


一国の王子がSPもつけずに庶民の中に混ざってお祭りをウロウロしないでほしいものです。

私なら、100%誘拐しますな。


とまぁ、漂流した先で偶然再会するわけですが、お互い気付かず。

アッシュなんて、そんな事があった事自体忘れてます。


まぁそうですよね。所詮、東洋人の小娘とちょっと言葉を交わした経験なんてねー。


でもそのくせ、その行きずりの小娘(爆)にあげた白薔薇の指輪、王家に代々伝わる大事なものらしいです。


そんなものたやすく人に(しかも異国の庶民の小娘)あげるな、と。

しかも、そんな大事なことを忘れるな、と。


こんな男が統治する、グレートブルトンの今後が激しく心配です。


性格は、オレ様なんだかドジキャラなんだか、最後まで位置づけはっきりしない感じでした。


しかもベストED?なんて。


完璧に、ヤリ逃げ


オマエが好きだ!オレのものになれ!→即ヤる→国王倒れる→オレは国に戻る!所詮、身分の違うオレ達は結ばれない運命。二度と会うこともないだろう。さらばだ!


とまぁこんな感じです。


どう考えても、いっぺん死んだほうがいい

男がシナリオ書いてんじゃないかしら?と思うくらい、気持ちいいほどのヤリ逃げっぷりに吹きました。

男からすると理想だよなー。

やることやって、「仕方ないよね」の一言で納得して身を引いてくれる女。


まぁ一応最後はハッピーエンドですが。とってつけたようなエンディング。


追加ディスクのほうでは、他の王子と渚を取り合うんですが、


あんた一体いつヒロインを好きになったのさ?


というくらいいつの間にか渚を好きになっていた挙句


他の王子と目もあてられないくらい(若干イタイ)ラブラブの渚を呼び出し、無理やりレイプ


するという・・・。


ひっどいよ、もう。ひどすぎる。意味がわからないまま彼のルートは終わりました。



あと、彼にはアンナという妹がいるんですが。

そのアンナの性格がよすぎて、逆に違和感でした。

一国の王女なんだから、もっとタカビーでもいいのでは?

アッシュやエリアスを奪い合うくらいの度量を見せて欲しいです。


まぁ、だっさい着物型のメイド服着たヒロインより、よっぽど可愛いからいいんですが。


あと、彼の執事のおじいさん。

普段は優しくいい人ですが、アッシュとつきあうようになると、本当にうざったいです

もう邪魔!本当邪魔!!!!!!



あ、魁皇楽さんの声は本当素敵でした。

ただ、魁皇楽さんは、1作目のクリスのような役のがいいと思います。


でも、サイード編にて、サイードの婚約者の話をしてしまうアンナを止める時の魁皇楽さんの、


「(ハ)アンナっ!」(←アの前に、若干ハの音が入る。笑)


という一声に萌えました。笑 何回でも聞いてしまう。


魁皇楽さんは、本当美声。




徳丸家近 CV.加藤一樹


日本の大企業の御曹司。いつも袴姿。趣味はカーレース。

昔愛した女性に裏切られた経験があり、恋愛に対し臆病。


の割には、あっさりとヒロインに陥落。

いつも思うけど、他の女がダメでヒロインだけが愛される理由って何なんだろうね?笑


特に可もなく不可もなく。

最後ヒロインとの出会いによって、本当の夢だったレーサーの道を歩む事になるというのが意外でした。


人生そんな簡単なもんじゃないよ、と。


追加ディスク版では、恋愛に臆病だっつってんのに、大して交流もないヒロインをものすごく好きになった挙句、他の男と結婚した渚に


僕はもう、一生誰も愛さないと思う


とか本当迷惑極まりない手紙をよこしてくる始末。

もう本当、救えないくらいどうしようもない



声優さんは、誰だかわかりませんでした。誰だろ?




エリアス・マヌグス CV.悠輝タクト


ウェーデル王国の王子。可愛い担当。声も高めです。


可愛いけど、それだけ


彼はそこまでシナリオや性格にツッコむ部分はありませんでした。

だが。


会う約束をしていたヒロインに、すっぽかされて何時間も待ちぼうけくらっても(ヒロインはその時他の男とヤッてた)、純粋にヒロインを愛し続ける。


女に騙されるダメなタイプです。


EDスチルでは、何枚か成人したエリアスが見られるのですが。

本編でもこのルックスならよかったのに


どっかの丘でヒロインとねっころがりながらキスするスチルは本当に綺麗です。

そこはおすすめ。


声ですが、かの有名な「お○振り」というアニメの主人公の方だという噂が。

うーん・・・・・声を聞いた事がないのでわからない・・・・・・・・・。





サイード・ビン・ジャーシム CV.一条和矢


アウビア国の王子。世襲問題で、兄達から命を狙われる日々を送っている。


また、一条和矢か。というツッコミはなしにしましょう。


一条さんは、嫌いじゃありませんが、特に好きでもありません。

多分、最初に一条さんを知るきっかけになった作品とキャラクターがだめだったせいでしょう。


褐色の肌に、銀色?の長髪。背中に残る、幼い頃に遭った事故の激しい無数の傷跡。

鷹を心の友にしているその孤独な姿は、唯一母性本能をくすぐられました。

ストーリーも違和感なく楽しめたし、EDもよかったです。


サイードがいなければ、本当なんでこんなゲーム買っちゃったんだ?と自分をなじるところだった。

ふー、危ない危ない。


サイードだけは、キャラもシナリオもEDもよかった。声もあっていた。

追加ディスクの方のシナリオもよかったです。


彼だけは。笑






イアン・グリーク CV.四季透


エリアスの執事。優しい顔の裏に、なにか隠された素顔がありそう・・・?


実は、エリアスの父親(国王)が、召使と浮気して生ませた子。

要するに、エリアスの異母兄ということになりますね。


棄てられて、女手一つで苦労して自分を育て上げた挙句過労死した母親を思い、国王と、その息子であるエリアスを激しく憎悪している、という設定。


結構無理がある。笑


いくら執事学校を主席で卒業しているとはいえ、次期国王である王子につける執事を、優秀というだけで過去の経歴も何も調べずに雇っているあたり、ウェーデル王国王家の甘さが怖い。


彼はこのゲームの黒担当、といったところでしょうが。

ベストのほうでは、本当一体いつヒロインを好きになったのか・・・・・・・・・。


復讐なんてやめ、彼女さえいればいい、みたいになるんですが。

本編とEDでの、心情の変化が早すぎるというか。

プレイしていて、一度もまともにヒロインの事を好きだって伝わってこなかった。


まぁそれは、彼だけにいえることではないですが。


でもそれなりに楽しめるキャラではありましたが・・・・・・色々ある設定のキャラの割には、存在感が薄かった気が。

他が濃かったわけでもないんだけど、何故だ?


声は四季透さんです。個人的に、彼はもっと違う感じのイメージかなぁと。


ていうかこのイアン、見た目と声が若々しすぎて、33歳に見えない






ティアラモードさんは、1作目のバトラーズがよかっただけに、どんどん劣化していく感じが可哀相すぎて見てられません。

内容薄っぺらいのに、追加ディスクを作って金だけはふんだくろうという考えも、本当、よくこれでファンが離れていかないなとこっちが心配になるくらいです。


どんどんどんどん、名前だけ変えただけでしかない作品になっていく感じで・・・・。

製作者陣、本気でやる気あるんかね?手抜いてるようにしか思えないんですが・・・・。


バトラーズの財産で、3作目までやってるようにしか思えません。




辛口でここまで書いてしまいました。

ファンの方すみません。


でも本当、定価出す価値ないです。追加ディスクも買う価値ないです。

ティアラモードさんは、一回自分たちの「モノ作り」への姿勢を見直した方がいいのでは?