本日のレビューも、取り扱う作品が作品ですので、18歳に達していない方は「戻る」を。












 

シュガービーンズさんの3作品目ですね。UTMのファンディスクを入れるなら4作品目ですか。

シュガービーンズ作品は、すべてに魔界とか魔物とか悪魔が絡んできます。

悪魔のが性欲強いという設定らしい。

 

1作目の「Love★Drops」はプレイ済です。なんといっても狼男・ロイ役で鈴村さんが出てましたからね!!

ですが、シリアスすぎる展開と、切なすぎるEDに耐えられず。

 

2作目のUTMは、残忍すぎるルートやED、自己中すぎるヒロインの性格、甲高すぎるヒロインの声が一部で大不評だったために、購入を見送りました。

 

マイマスはUTMでの反省点を踏まえたうえでの作品らしいなので、こちらが一番高評価なようです。


 

では、以下レビューです。ネタバレ全開ですのでご注意ください。




 

レオン CV.寺島拓篤

 

魔界でも屈指の魔力を持つ領主・レオン。EDは4つ。

レオンに抱かれず、乙女のまま白い蝶として自己犠牲の道を進むか。

レオンに抱かれて、白い蝶を赤月に捧げる以外の道を進むか。で分岐します。

更に、その2ルートずつにGOODとBADがある感じ。

 

一番好きなのは最後ヒロインが白い蝶になって赤月に身を捧げ消えてしまうEDですが、BESTはレオンに抱かれる方のGOOD。

レオンの呪いもとけ、レオンは改心し、アインスも角を返してもらい、領民も帰ってきて、ヒロインも悪魔になって、全てうまい具合に解決して結婚。

温いけど、ほっとできます。

 

レオンに抱かれるルートに入った後登場するライバル・ナタリーは、BADで散々な目にあわされ、本当腹が立つので要注意です。笑

 

声もぴったりでした。OP曲を担当されてますが、そっちも素敵でした。


 

デルタ CV.大川透

 

悪魔のくせに魔法を嫌い、科学の道を追究する科学者・デルタ。EDは4つ。

デルタに想いを告白し、人間として認めてもらうルートか。

デルタの命令を拒否し、人形として虐げられるルートか。

レオン同様、その2ルートにそれぞれGOODとBADがあります。

 

想いを告白するほうがデルタからの扱いはいいですが、EDはどちらも微妙です。笑

悪魔であるデルタと同じ時間を生きる為、ヒロインの魂を人形に移す儀式をやるED。

成功するか、失敗するかですが、魂転移に失敗するとデルタが必死でヒロインを呼んでくれます。

そのときの大川さんの声に萌える。笑

成功しても、結局は人形ですからね。変な木のロボットに青薔薇姫とネーミングセンスゼロな名前をつけ、子供と可愛がる変態EDです。笑

「青薔薇姫」って・・・・。ヒロインのセンスのがどうかしてるわ。まだデルタの「ヘー」のがマシです。

 

人形として虐げられるルートでは、ヒロインが可哀想になるくらいデルタから虐げられます。

それに黙って従える神経が信じられません。爆

ヒロインが本当にショックを受けると、不器用なやさしさを見せてくれますが、バッドだと冷たくあしらわれ、見放されて捨てられて終わりです。

ありえない!!!!

ていうかエヴァンスもあれだけの力があるなら、さっさと人間界に返してあげてよ…。

 

で、こちらのルートのGOODは、魔界人で唯一人間界に帰るED。

魔法を捨てて科学を取ろうとするデルタだからこそ成り立つ、ほのぼのEDですね。

 

それにしても。デルタのBESTとレオンのBESTを比べた時、やっぱりレオンの方がメインなんだなと思いました。


 

アインス CV.岸尾だいすけ

 

レオンのお城に仕えているドラゴン。EDは2つ。

基本ルートは1本です。酷いです。

ヒロイン、騙された挙句浮気され、口車に乗せられ、脅され、犯され、最終的には「私のことが好きならできますよね?」と身売りを強要されます。

 

本当酷い。アインスが一番酷い。

ただ、メイン攻略キャラの中で唯一本人がBADで死んでしまうキャラだけあり、最初から最後まで切なさの漂う話でした。

GOODとBAD、本当ラストがちょっと違うだけでほぼ同じ話ですし。

 

ここでも岸尾さん出てますが、彼は本当二面性のある役ばかりですね。

岸尾さんは前作「UnderTheMoon」にも出演されてますが、前作は偽名で今回は本名と使い分けてるようです。

やっぱり、キャラのイメージみたいなものを守るため???

前作の役も、にこにこしながら実は鬼畜みたいな役だったらしいです。一緒!


 

エヴァンス CV.小野大輔

 

デルタの助手をしてる少年。EDは2つ。

アインス同様、ルートは1本です。こっちも相当酷いです。

デルタ編ではあんなに優しくヒロインを理解してくれていたのに、こっちではエヴァンス本人が鬼畜です。

むしろ、あれだけ鬼畜だったデルタが優しいです。

 

アインスは酷いけど、エヴァンスは最低って感じ。笑

BADとGOODが本当に最後の最後じゃないと違いなくて。

しかもBADなんて酷いです。あれじゃモノ扱いと変わんない。

そのくせGOODはエヴァンスの性格がコロッと一変してる辺り、うーんって感じ。

私からすると、エヴァンスにGOOD EDはありませんね。BADとNORMALというか。

 

しかも失礼発言ですが、エヴァンスの無邪気で明るい性格や外見に、小野大輔さんはあっていないのではないかなぁと。

ファンの方、ごめんなさい。


 

リュカ CV.浜田賢二

 

昼の顔と夜の顔が180度違うインキュバス。EDは4つ。

本人の性質らしく、夜しかハキハキ喋れないリュカ。昼間は女の子に何の興味もない、というキャラです。

 

分岐としては、昼のリュカと交流を深めるか、夜のリュカと交流を深めるかの2パターン。

昼リュカでのBADとGOOD、夜リュカでのBADとGOODに分かれます。

全キャラ中唯一話が重くなりすぎない貴重なキャラです。

 

夜リュカはただエロイだけですが、昼リュカは鼻歌大好きなすごく可愛いこです。

キャラクターのなかで、昼リュカが私は一番好きです。

ただ、扱い的には、昼リュカよりも夜リュカのGOODのがBEST扱い?のようです。

夜リュカのEDはあまり救いになっていない気がするのですが…。

 

とにかくリュカが可愛すぎる!

 

私はリュカを最初に攻略したのですが、リュカの優しい姿を見ている分、他キャラルートに入った後のリュカの対応があまりにもそっけないので、哀しくなりました。笑

 

リュカの見所は、レオンルートでの手紙配達のシーン。

レオンからの手紙をヒロインの所まで届けてくれたリュカが、魔界の字が読めないヒロインの代わりに手紙を読んでくれるんですが。

普段はものすごくスローテンポで喋るのに、手紙を読む時だけ普通になる。笑

ヒロインの心の中のツッコミに噴出しました。

 

リュカは、リュカEDではないストーリーの流れを知る(いわゆるNORMAL ED?)EDでも、すごく切なくていい味を出してました。ヒロインに帰って欲しくなくて、魔界の穴を通る通行許可証や鞄を隠していたなんて、可愛すぎます…!!!

 

あと、エヴァンス同様リュカもなんですが、声が…低すぎやしません、か…?

もっと柔らかい声でもよかったんじゃないかなぁ…うーむ。

ちなみに、ED曲を担当されています。OPがレオンだから、EDはデルタかと思いきやリュカ。

爆笑でした。(失礼)


 

城崎焔/フランツ CV.平川大輔

 

隠しキャラ。ヒロインと同じ学校に通う後輩。ヒロインに告白後、一緒に魔界に飛ばされる。EDは4つ。

彼を攻略するには、ストーリーEDのフランツ編をクリアしないといけません。

ちなみにこのEDでは、フランツは死にます。笑

 

フランツはもうあれですね。非道ですね。笑

ヒロインに、無理やり咥えさせる、突き飛ばす、殴る、蹴る、罵声を浴びせる、犯す。

鬼畜・外道の基本を網羅しています。笑

 

分岐は、フランツとしての彼を愛すか、城崎焔としての彼を愛すか、ですね。

彼は全編通して切なさが漂います。

フランツとしてのルートだと、それなりのGOOD。そして、フランツに記憶をなくす薬を飲まされ、一から全てやり直すというなんとも切ないBADの2種類。

これはもう本当、焔君の切なさがひしひしと伝わってきます。

大好きだから優しくしたいのに、出来ない。的な。

 

焔としてのルートだと、二人で人間界に帰ることになります。

BADは、人間界には帰れても、焔のいない違う人間界に行ってしまうED。

GOODでは、二人でもとの生活に戻り、人間として仲良く生きていくというED。

人間界で幸せになれるのは、デルタのBESTと焔のBESTのみですね。

 

フランツは最初本当性格が悪くてどうしようかと思いましたが、彼の事情を知ると納得というか。

主人公に冷たくあたるのも、なんとなくわかる気がしないでもない。

ただ、もうちょっと優しくてもよかったという気がしないでもない。笑

とりあえず、彼も切ないです。

 

声なんですが、フランツのときはよかったけど、焔の時はちょっと作りすぎじゃない?と思いました。

そんな優しそうな声を無理やり出さなくていいよ、というか。

「声が合ってないキャラが3人ほどいて楽しめなかった」というレビューがありましたが、間違いなくエヴァンスとリュカと焔だと思います。(失礼)


 

桜上水くるみ(主人公・変換可) CV.夏野こおり

 

声に問題はありません。顔も可愛い。だけど受身すぎるというか…。

殴られても突き飛ばされても何も言わず、ただ、おどおどと主人の顔色を伺うだけ。

「ずっと涙は見せないようにしてきた」と言いつつ、何かあるたびにすぐ「ふえ…」と泣き出す。

どんなに罵声を浴びせられようと傷つけられようと、すぐ相手を許しちゃう。

 

こんな女いないよ。笑

 

そして1回抱かれると恋人気取りです。調子がよすぎる…。

主人公、ちょっと受け付けられませんでした……。





 

このゲームでよかったポイントは、CGの華麗さと音楽です。

スチルはすごく綺麗で華麗で美麗。

音楽は、スタート画面で流れている「Sensation」や、哀しいシーンで流れる「涙の形」など、どれも綺麗で美しい曲ばかり。音楽がここまで気に入るゲームも珍しいですね♪


 

マイナス点を差し引いて、総合評価は★4つ!サントラほしいです♪