今日は国際ジャーナル11月号で掲載された記事を載せます
カイロと運動療法、日常的ケアの融合が
健康的な身体を手に入れるための”条件”
発祥の地であるアメリカでは医療としての地位を確立している自然療法・カイロプラクティック。「ユニオンカイロプラクティックセンター」では、数種類のテクニックを使い分け、またカイロと運動療法を組み合わせた施術で、利用者の身体の悩みを根本から解消することを目指す。本日は竹原慎二氏が、同施術院・院長の木瀧氏に施術方針などについて伺った。
竹原慎二さんとのインタビュー
竹原 こちらはかなりゆったりとした施術スペースを設けられているのですね。院内には、ジムで見かけるようなマシーンがありますが。
木瀧 当施術院ではカイロプラクティック(以下、カイロ)と運動療法を融合させた施術を行なっているんです。カイロの発症の地であるアメリカではこうした施設が増えていますが、日本ではまだ珍しいでしょうね。
竹原 カイロと運動療法を組み合わせるとは、具体的にどういった施術を?
木瀧 健康のために適度な運動やストレッチを日常的に行なうことが大切であるのは、みなさんご存じだと思います。ただ、どんなに必死にトレーニングしても、身体が歪んでいたり、神経や身体・脊椎構造に異常があっては望む効果は得られないんです。ですから、まずカイロで身体・脊椎構造の異変にアプローチし、それらを正常に戻す必要があります。私共では、パーソナルトレーナーによるマンツーマン指導とカイロプラクターによる施術をバランスよく融合させて、より効果的に健康な身体を手に入れるサポートをしているのですよ。
竹原 運動をしなければいけないと知っていても具体的に何をしたら良いのか分からない人も多いでしょう。でも、教えていただければ自宅で継続できますね。
木瀧 その通りです。私共ではみなさんに自分の身体に合ったエクササイズを知っていただくことを大切にしております。その上で、竹原さんのおっしゃるように自宅で継続していただきたいんです。なぜなら身体の歪みは日常生活における癖が一番の原因ですから、一旦、身体を正しく整えても、生活習慣を改善しなければ再発してしまい、それも二度目は一度目よりも症状がひどくなってしまうんです。しかし生活習慣を改善すれば健康な身体を保つことができる。また長年苦痛を抱えて回復を諦めておられる方も、生活習慣を変えればもっと快適に暮らしていただけるようになります。そうしたことを知っていただき、みなさんがポジティブに健康づくりと向き合えるよう気づきを与えるのも私たちの仕事ですね。そのためにお話ししておきたいことが多くて、説明時間が長いかもしれませんが(笑)。
竹原 利用者一人につき、じっくり時間をかけて対応しておられるのですね。
木瀧 ええ。施術も10分ほどで終わるものではありません。カイロは神経と構造の医学と呼ばれ、テクニックのかずは数十種類にのぼるんですね。メジャーとされるものが7つあり、私共ではそのうちの4つを症状や反応を見ながら使い分けています。最適なテクニックを使うことで施術の効果は上がりますから、様々な角度や振幅、速度を用いた一連の動きの中でどのように施術を進めるべきかを見極めることが大切なんですよ。人の身体とは、勉強や研究を重ねるほどに奥深いものです。カイロは、長年研究が進められ、科学的根拠の上に進化した信頼性・安全性が高い自然療法。私は施術者として勉強を続け、テクニックを磨きたいと思います。そして、カイロと運動療法を融合させた施術の有効性と継続する大切さを広めていきたいですね。
竹原 ポジティブに、正しい知識を持って継続的にケアをしていく必要があると分かってはいるんですが、特に続けることは簡単ではありませんね(笑)。
木瀧 分かります(笑)。利用者の方々の中にも、こちらとしては継続的に通院していただきたいのですが、痛みが取れるとどうしても通院が滞ってしまう方がいます。でも、車が長く安全に走行するためには車検が必要であるように、人の身体も健康を保つためには定期的に健康診断を受けた上で、継続的にケアしなければなりません。人とは健康な時にはケアすることを忘れがちなものですが、その状態を保つための努力が大切なのですから。
竹原 本日は、勉強になるお話をありがとうございました。私も、日々のトレーニングを大切にします。
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対談を終えて ~竹原慎二さんより~
「ユニオンカイロプラクティックセンター」には男性よりも女性の方が多く来られるそうです。美容につながるとあって健康づくりに対しては女性の方が意識が高く、男性は仕事が忙しいからか継続的に通う人が少ないとか。つい怠けてしまう私自身も継続することが大切だと改めて思いました。年齢層は40代~50代の方が多いそうですが、予防の観点から、もっと若い世代が施術に関心を持ってくれるとよりいいですよね。
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EYES ON THE INTERVIEW・・・
木瀧院長はもともと空手に勤しみ、全日本武道空手道連盟の指導員でもある人物。武道の動きを独自にアレンジしてそのトレーニング効果について研究し、利用者のトレーニングの中に導入している。
姿勢分析や整形学・神経学・カイロプラクティック検査を行い、加えて運動歴や生活習慣についてのカウンセリングを通じて身体を総合的に判断した上で、老若男女問わずすべての人の健康づくりに寄与できる施術を追及し続けているという。
また、”バキバキ”と音を立てながらの施術に苦手意識を持つ人が多いことにも配慮して、テクニックを使い分けている。施術の後には、日常的な動作における注意点や、自宅でできるセルフケアについても説明。利用者が日々の暮らしの中で継続的に自身の身体をケアできるようサポートする
-----それが「ユニオンカイロプラクティックセンター」だ。