はじめまして | ギャンブル依存症を自覚したボクが書く日記

はじめまして

ずっと、何かヘンだなぁとは感じていました。

借金してギャンブルして、

ウソをついて金を手に入れて、

それをギャンブルに使って……

そんな生活を約10年間。


たくさんの人を失くしました。

ボクのもとから去っていきました。

何も気づきませんでした。

その頃、延々と金策を考えなければならなかったから。


それでもいいんだって思っていました。

思おうとしていました。

自分を否定することはできないと思っていたから。

肯定してやる自分がいなくなったとき、

ボクは狂ってしまうと思っていました。

でも、そのときにはすでに狂っていたんですね。


遅くなったのかもしれないけれど、

気づき、自覚しました。

ボクは『ギャンブル依存症』なのだと。

そういう名前の『病気』なのだと。

少しだけ気が楽になりました。

でも、すぐに全身の力が抜けていくような

虚脱感を味わいました。

治らないかもしれないと思ったからです。

ギャンブルをやめる自信なんて、これっぽっちもないからです。

息が苦しくなりました。

酸素をうまく体内に取り込めない……

そんな感覚。


おそらくは……

『病気』という言葉に甘えてしまうでしょう。

それを理由に親から金を引っ張れる……

そんな考えが頭に浮かびました。

そう考えた自分が、なぜかすごく情けなく思いました。


母親に電話しました。

正直に『ギャンブル依存症』であることを告げました。

そして、気づけば、3時間以上話していました。

おそらく母親は、深刻に捉えていないでしょう。

ボクから相談されたことが嬉しかったに違いありません。

そうです。

ボクの母親も共依存症です。


前途は多難です。

ボクの周りに、ボクの言葉に耳を傾けてくれる人はいないでしょう。

何とかしなきゃなぁ……

ボクと母親の依存症のハーモニー。

まだ、何の答えも出てはいません。

ただ……

焦る必要もないよ、と言い聞かせてはいます。


こんなボクが再生を目指す歩みです。

過去から現在まで、

できるだけ飾らずに、

その時々の本音を書き連ねていくことで、

何かがボクの中に産まれてきたり、

変わってきたりすればいいなぁ……

なんて考えています。


ぜひ、おつきあいくださいませ。