2年連続決勝進出!

[ 藤井vs勇気 at a glance ]

・ レーティング:藤井2131 (1) vs 勇気1817 (9)

・ 期待勝率:85.9%

・ 直接対決:藤井4勝1敗(藤井先手1-0 / 藤井後手3-1、早指し2-0)

・ 直近10局:藤井9-1 / 勇気5-5

 

解説は予想通り羽生。

準々決勝に負けた天彦が準決、そこで負けた羽生が決勝の解説。解説者数珠つなぎ。

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(3:44~4:07の部分)

 

A級残留の報を聞いた勇気の第一声:

(約20秒の沈黙の後)

「そうですね、かなり苦しい戦いが続いて最終局をむかえて、正直残れないかなと思ってたので、来期もA級で指せることはうれしく思います。」

 

この対局後インタビューを聞いたとき、えらいネガティブなこと言うなー、と少し驚いたんですが、このときの勇気の状況を振り返ります。

 

[ 2024年1月以降の戦績 : 佐々木勇気 ]

・ 1/10  ●  天彦     (A級順位戦7回戦)

・ 1/13  ●  豊島     (朝日杯本戦1回戦)

・ 1/19  ○  天彦     (NHK杯準々決勝)

・ 1/25  ●  永瀬     (叡王戦本戦1回戦)

・ 1/31  ●  永瀬     (A級順位戦8回戦)

・ 2/12  ○  増田     (NHK杯準決勝)

・ 2/12    藤井     (NHK杯決勝)

・ 2/22  ●  近藤誠  (王座戦二次予選)

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・ 2/29  ○  斎藤慎  (A級順位戦最終局)

 

 

A級順位戦では、稲葉戦(12/14)での勝利でやっとこさ3-3のタイに星を戻したかと思ったら、そこから2連敗で降級のがけっぷちに。

 

A.  しかし今年に入ってからの直近8局を見ると、各棋戦では負けが込んだものの、NHK杯では天彦、増田を倒して、なんといってもあの藤井を決勝で倒す大金星で優勝。1月は1勝4敗と不調だったものの、2月に入ると2勝1敗と勝ち越し。A級順位戦最終局に向けて弾みがついた。

 

B.  今年に入ってからの直近8局を見ても、各棋戦で負けが込み、唯一勝ち進んだNHK杯でも決勝では王者藤井にあえなく敗退。1-2月を2勝6敗と不調のまま、A級順位戦最終局をむかえた。

 

元来能天気な勇気が、A.のケースであんな発言しますかね。。

やっぱりB.(順位戦も2連敗中、他の棋戦でも勝ててない)だったのでは?

 

今週末、すべてが明らかになります!

(もちろん、勇気の「かなり苦しい戦いが続いて」がA級順位戦のことのみに言及している可能性もじゅうぶんにあります。僕が個人的に、こういう見方もあると思った、ということにすぎません。)

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佐々木勇気の先手!

戦型は角換わりに。

相腰掛銀に。

ほぼ戦後同型。

藤井76手目で藤井が先に時間がなくなる。

勇気、まだ研究範囲!

藤井96手目で評価値は先手に! 勇気、ようやく時間を使い切る。

→ 勇気97手目は非最善の7一と金。

藤井100手目、金でと金を取って、先手優勢に。

佐々木101手目、2二歩で逆転!!!

→ 藤井102手目桂成、104手目角打ちと最善ラッシュ!!! 

残り時間も並ぶ。

藤井116手目。勇気、ここで秒読みに。

藤井120手目、4四角成一択のところ5五角成で大逆転。。

169手目まで。藤井投了。。

負けてましたね。。

なんと今期、準優勝x3!

 

双方、ワンミスずつ。

「120手目は6六馬でしたね。121手目の2四飛をうっかりした。」(藤井)

 

 

 

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