藤本渚が銀河戦を落としたため、藤井がふたたび暫定一位に返り咲き。

 

藤本が負けたのは、Dブロック次戦の岡部戦。

 

「返り咲き」と書きましたが、この対局が行われたのは。。。

今年の1月9日!

 

将棋関係者はみんな、彼がここで負けてることを知っていたわけで、(未放映対局は除く)ベースでこういう記事↓を書く記者もモヤりますよね~。。

 

実際、1/9に藤本が銀河戦で負けて以降、藤井の勝率は常に藤本を上回っています。

(ただし藤井のNHK杯の勝敗を除く)

 

藤井の今期残り対局は:

・ NHK杯:残り2局が不明(対局はすべて終了

・ 棋王戦:あと2勝で防衛

 

藤本の今期残り対局は、以下から4-5局か(下線は確定):

・ 順位戦:最終局(山本博 3/12

・ 王位リーグ:1-2局(大地 3/8、イシケンか豊島)

・ 王座戦:二次予選2回戦(阿部隆)

・ 王将戦:一次予選3回戦(黒田)

・ 棋王戦:予選3回戦(畠山鎮)

・ 新人王戦:2回戦(清水航三段)

メンツを見ると、藤本が負けるとしたら王位リーグで1-2敗+黒田あたりか。

 

藤井のケース

・ HIGH=全勝(4-0)

・ LOW=NHK杯準優勝、棋王戦3-0

 

藤本は。。(3/12以降の対局日は仮に3/15, 22, 29とし、負ける場合は大地とする)

・ HIGH=全勝(5-0)

・ LOW=4-1

 

これを入れたチャートが以下:

 

これを見てわかることは。。

・ 両者とも1敗すると"中原超え"は無理

   (藤井はNHK杯優勝&棋王戦3-1なら"中原タイ"

両者とも残り全勝なら、藤井>藤本>中原

 

藤井も2年目の2018年度、あのころはあまり騒がれてませんでしたが、実は年度史上最高勝率の可能性がありました。

年度最終ラス前の一局、久保利明戦(棋聖戦。レーティングは藤井1890に対し1766)に勝てば、46勝7敗/86.8%で記録達成。

 

藤井がインタビューで珍しく、「記録を意識したら負けてしまった」と振り返る一局となりました。

 

藤本渚は「藤井に負けてほしい」と語るなど、他人を意識するタイプ。

(ほとんどの棋士は他人を意識するのかもしれませんが。。)

記録を意識しまくって、ここから全勝はできないと思います。

 

よって僕の予想は、藤本渚の中原超えはない。

藤井は、NHK杯決勝に注目。

 

NHK杯決勝放映日は3月17日(日)。

そして、棋王戦の決着局になるかもしれない第4局も、なんと同日。

 

とにかく明日の先手番、第3局に勝ってもらって、ドキドキの2週間を過ごしたい。

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[ 残り全勝 ]

62.2% x 73.2% = 45.5%

 

[ 残り1敗 ]

・ 棋王戦で負ける場合のみタイ記録:19.3%

 

年度勝率記録達成TOTAL = 45.5%+19.3%=64.8%

 

"中原超え"確率は45.5%

"中原タイ"確率は19.3%

 

 

 

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