昨日の（最後の？）叡王誕生を受けて、レーティングを更新しました↓
そして王将戦2020の構図を再掲：
[ 挑戦者争い ]
・ 藤井・永瀬・豊島 ： この3名以外の下位棋士対局では全勝が条件。
[ 残留争い ]
・ 羽生 ： 残留争い本命。同時開催の竜王戦とのバランスで、下位に負ければ陥落も。
・ 佐藤天・広瀬・木村 ： 下位3名相手に2勝できるかどうか。羽生に勝てれば残留も狙える。
昨年は「炎の6番勝負に参加する」立場だった藤井くん、今年は三冠を狙う大本命としての登場です。
負けたら終わりのトーナメントよりも、相対的な実力差が出やすいリーグ戦のほうが強いイメージのある藤井二冠。（順位戦、王位リーグ。。）
みんな待ってる渡辺明との番勝負再戦の実現には、下位4名からの取りこぼしは厳禁です。
過去の藤井vs羽生の戦型です。
2018/2/17 ○ (先) その他力戦 朝日杯決勝
2019/10/21 ○ (後) 相掛かり 王将リーグ
2020/2/18 ○ (先) 角換わり腰掛銀 王位リーグ
2020/7/4 ○ (先) 三間飛車 銀河戦
今日は藤井先手。
藤井初手は角道開けの7六歩だと思います。羽生が受ければ矢倉、拒否して2手目3四歩ときたら横歩取りか一手損角換わりになるのではないでしょうか。
ただ、これだけ重厚なメンツだと、角換わりにしても変なこと（研究手ハメ）はやってこない安心感はありますね。でも棋聖戦第三局で渡辺明はやってきたので、油断はできないですが。。
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一応入れてます。9時開場、9:40開始。9時開場って何？？。。
放送開始！
この写真、いつ撮ったんだろう。。。解説青嶋、聞き手本田。本田さん2日連続です。
きましたね、横歩誘導！
横歩取り確定。藤井、3局連続です。（JT杯豊島：負け、銀河戦永瀬：勝ち、本局）
羽生18手目、銀を4筋に上がる。「最近は穏やかな進行になる4二銀が増えてます」（青嶋）
藤井27手目までJT豊島戦とまったく同じ進行。どこで変わるか。。。
羽生28手目、2三金！ しかし前例（2018年新人王戦、高見vs大橋）があるようです。変わった手に見えますが、準備の手順なんでしょう。。（+245 白ビ）
次の一手、白ビールも3三飛成が最善です。。もう飛車切り？（次善3五飛）
藤井、踏み込んだー！ 3三飛成！ 「キリマンジャロ」（豊川談） 羽生同桂。互角です。
11:36 : 藤井、ここで手が止まってます。今日1回目の長考。
（残り時間は羽生32手目時点で、藤井 3:20/羽生 3.36）
11:46 : 藤井33手目、最善の7七桂！ このまま昼休へ。
12:42 : 再開しましたが、羽生はまだ来ない。。昼寝？ （天彦も昼寝だったことが判明しています。羽生さんは12:43に現れました。→最善の3二玉。） 残り時間：藤井 2:57 / 羽生 3:18
ランチ情報です。
13:25 : 藤井、大長考。最善は1筋の歩を突いていく手順で、マンモス/及川もその順を解説してますね。。。
13:50 : 67分消費で藤井35手目、次善の5六角打！ （+88 → -54 白ビ） まだまだこれから！
次は羽生さんも長考返しでしょう。難解な中盤です。
14:11 : 羽生さん36手目は4四歩。藤井寄り互角にもどる。（+65 白ビ / 55% 将プレ）
14:27 : 藤井37手目、最善の9五歩。これは藤井の端攻め炸裂か？（+11 / 53%）
残り時間は藤井 1:34 / 羽生 2:57。
14:49 : 羽生38手目、最善の5四歩。さあ、ここからおもしろくなります！（+150 白ビ/58% 将プ）
15:29 : 藤井39手目、普通の9四歩。（+138） 残り時間が気になる。。
16:11 : 藤井47手目まで。 （藤井 0:41 / 羽生 2:14）
16:38 : 藤井49手目、8六歩と桂を支える。[ 藤井0:39/羽生2時間 ]
16:49 : 藤井51手目、9三桂不成。互角です。[藤井0:29/羽生1:50]
～ 羽生よりの互角が続く。ただ、横歩＋時間切迫（藤井残り22分、羽生と1時間差）で負けパターンなのが気になります ～
17:32 : 羽生56手目、8六飛で逆転！ （+248 白ビ） 評価値がソフトによって全然違う。。。
2九香を指す前提のプラス評価です↑
17:49 : 藤井57手目、最善の2九香！！！ （+1/50%） [藤井0:07/羽生1:16]
18:40 : 藤井61手目後。将プレはこういう評価値ですが、白ビールは-28です。。[藤井0:07/羽生0:24]
18:58 : 藤井67手目、敗着の3四角！ 終わってしまいました。。。[羽生残り19分]
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まあ結局横歩取りですね。明確な問題点で、本人もさすがに対策を考えるでしょう。
戦型でこんなにも変わるなんて極端ですよね。。
藤井は絶対に負けてはならない下位4人に負けてしまい、一気に挑戦者の地位が危うくなりました。
すでに「他力」ですね、状況は厳しいです。
豊島、永瀬戦の連勝が条件になったと思います。
10月5日の豊島戦に負けると、事実上の終戦となります。