お歳暮のお返しはいつまで?もらったら失礼にならない時期とマナー完全ガイド
お歳暮をもらったとき、「お返しって必要なの?」「いつまでに贈ればいいの?」と悩む方は多いですよね。
実は、お歳暮のお返しにはきちんとしたマナーがあり、時期を間違えると相手に気を使わせてしまうこともあるんです。
結論から言うと、お歳暮のお返しは「お礼状をすぐに送り、品物は年内または遅くとも松の内(1月7日)まで」に贈るのがベストです。
この記事では、お歳暮のお返しのタイミング、マナー、相場、そして「いつまでに贈るのが失礼にならないか」を分かりやすく解説します。
これを読めば、相手に気持ちよく感謝を伝えられるようになりますよ。
お歳暮のお返しは本来必要?マナーの基本
お歳暮とは「一年間お世話になった方への感謝の気持ちを形にする贈り物」です。
そのため、基本的にはお返しは不要とされています。
お歳暮を贈る側が「感謝を伝えたい」と思って贈っているため、受け取る側は「ありがとう」の気持ちを伝えるだけで十分なんです。
ただし、相手との関係性によっては、お返しをした方が好印象になる場合もあります。
例えば、取引先や目上の方、初めてお歳暮をもらった場合などは、お礼状に加えて品物を贈ると丁寧な印象になります。
お歳暮のお返しはいつまでに贈る?正しい時期
お歳暮をいただいたら、まずはできるだけ早くお礼状を出しましょう。
そして、品物でお返しをする場合は次のタイミングを目安にします。
| 地域 | お歳暮の時期 | お返しを贈る時期 |
|---|---|---|
| 関東 | 12月初旬~12月31日 | 12月中旬~年内まで |
| 関西 | 12月中旬~1月15日 | 12月中旬~1月7日(松の内) |
つまり、年内に贈るのが理想ですが、もし年を越してしまった場合は「お年賀」や「寒中見舞い」として贈る形にすればOKです。
お歳暮のお返しにおすすめの品と相場
お返しの金額は、もらったお歳暮の半額から同額程度が一般的です。
高価すぎると「気を使わせてしまう」こともあるので注意しましょう。
おすすめのお返し品としては、次のようなものが人気です。
- 日持ちする食品(焼き菓子・お茶・コーヒー)
- 季節感のある贈り物(冬限定スイーツなど)
- 高級調味料やオリーブオイル
- お酒やワイン(相手の好みに合わせて)
企業間などフォーマルな関係の場合は、「のし紙」を付け、「御礼」と記載するのが一般的です。
お礼状の書き方とタイミング
お歳暮を受け取ったら、まずは電話か手紙でお礼の気持ちを伝えましょう。
形式にこだわるよりも、感謝の気持ちを素直に書くことが大切です。
お礼状の例文はこちら👇
拝啓 師走の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
このたびはご丁寧にお歳暮を頂戴し、誠にありがとうございました。
心温まるお心遣いに感謝申し上げます。
今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
敬具
たった一言でも「ありがとう」の気持ちを伝えるだけで、印象がぐっと良くなりますよ。
年を越したら「寒中見舞い」で感謝を伝えよう
もし年内にお返しを贈りそびれた場合は、1月8日~2月4日(立春)までの間に「寒中見舞い」として贈るのがマナーです。
この時期は「お年賀」ではなく、「寒中御伺」または「寒中御見舞」として贈りましょう。
遅くなっても、感謝の気持ちを丁寧に伝えれば、相手に失礼にはなりません。
焦らず、心を込めた対応を心がけましょうね。
お歳暮のお返しは「感謝を形にする」やさしい心づかい。
無理せず、あなたらしい方法で伝えてみてくださいね。