「ミニマリストっぽく暮らしたい。でも何を買えばいいの?」――そんな相談をよく受けます。
実は、答えはとてもシンプル。“兼用できて、手入れがラクで、置き場所が決まるモノ”を選ぶだけで、暮らしは驚くほど軽くなります。
今日は、私が実際に相談に乗ってきた中で多くの人が「買ってよかった!」と感じたアイテムをご紹介します。
ミニマリストが「買ってよかった」と感じる瞬間とは?
ミニマリストがモノを選ぶとき、一番大切にしているのは“モノの数”ではなく、「満足度」です。
つまり、持つ数を減らすことよりも、持っているモノが暮らしを支えてくれるかどうかが基準になります。
特に「買ってよかった」と感じるのは、こんなときです。
- ひとつで何役もこなせる(兼用性が高い)
- 掃除やメンテナンスが簡単(手入れのしやすさ)
- デザインがシンプルで飽きない(視覚的ストレスが少ない)
- 収納場所が明確(ワンアクションで片づけられる)
例えば、Ankerのモバイルバッテリー兼充電器は、充電器とバッテリーを兼用できる優れモノ。
外出用と自宅用を分ける必要がなく、荷物がぐっと減ります。
買ってよかった!と感じたおすすめアイテムたち
1. ガジェット系:スマートに生きる道具たち
MacBook AirやiPad miniのように、仕事とプライベートの両方をこなせるデバイスは、まさに兼用の代表。
私は以前、ノートPC・タブレット・ノートと3つ持ち歩いていましたが、今は1台で完結。荷物の軽さが心の軽さにつながりました。
さらに、コードレス掃除機やサーキュレーターもおすすめ。
手入れのしやすさ・軽量さ・省スペース設計が揃っており、使うたびに「これで十分だな」と感じます。
2. 日用品・キッチン系:手入れがラクな“定番”
毎日使うものほど、シンプルな構造がベストです。
たとえば「柳宗理のレードル」や「耐熱ガラス保存容器」。どちらも装飾がなく、洗いやすく、長持ちします。
また、サンサンスポンジのようなシンプルで耐久性のあるスポンジは、見た目もスッキリ。
“使い捨てる”ではなく“使い切る”発想が、結果的にエコにもつながります。
3. バッグ・収納系:浮かせる・減らす・定位置化
荷物を減らすうえで、HOLICC PackBag+のような圧縮バッグ兼ショルダーは革命的。
普段は通勤バッグ、旅行時は収納バッグに変身。まさに「1つで2役」です。
さらに、S字フックやマグネット収納など、浮かせる収納もミニマリストの味方。
床にモノを置かないだけで、掃除がラクになり、心にも余白が生まれます。
モノ選びに迷ったときの考え方
1. 「手放したい」と思ったら、それがサイン
本当に“買ってよかった”と思えるモノは、手放す理由が見つからないものです。
逆に「これ、使ってないかも」と感じた瞬間が、見直しのチャンス。
ミニマリストの定番ルール「ワンインワンアウト(ひとつ入れたらひとつ手放す)」を意識するだけで、物量のコントロールが格段にラクになります。
2. 「置き場所があるか」を先に決める
買う前にスマホで部屋を撮って、「このモノがここに置けるか?」を考えてみてください。
もしピンとくる置き場所がないなら、それはまだ“あなたの生活に必要ないモノ”かもしれません。
定位置が決まっていると、出す・戻すがワンアクションで終わり、片づけのストレスもゼロになります。
3. “手入れが続くか”を判断基準にする
どんなにおしゃれでも、掃除や管理が面倒だと続きません。
長く愛せるモノは、見た目よりも手入れのしやすさ。
洗いやすい、コードレスで扱いやすい、分解しやすい。そんなモノを選ぶと「買ってよかった」と心から思えます。
最後に:暮らしに寄り添う“少ないけど満たされる選択”を
モノを減らすことが目的ではなく、「心地よく過ごせる空間」を作ることがゴールです。
今日紹介したアイテムや考え方は、そのスタートラインに立つためのヒント。
どんなに小さな一歩でも、「これでいい」と思える感覚を大切にしてみてください。
“買ってよかったもの”は、きっと「暮らしそのものを好きになる」きっかけになります。