生命の神秘
私達、人間は誰しも母親のお腹の中でたった一つの細胞からスタートしました。
たった一つだった細胞が細胞分裂を繰り返して、やがて赤ちゃんとして誕生します。
そして驚く事に、この「十月十日」の妊娠期間中に、お母さんのお腹の中で胎児は、およそ30億年にわたる生命進化の過程を再現してみせているのです。
今から、およそ30億年前に地球で最初の生命が誕生しました。
それは、太古の海の中で誕生した単細胞生物でした。
それが、やがて進化して魚になり、さらにそれが陸に上がってトカゲのような生き物になり、それが哺乳動物へと進化していったわけです。
そして、このおよそ30億年の生命の歴史を胎児はお母さんのお腹の中で再現してみせているわけです。
お腹の中で受精した卵細胞はやがて細胞分裂していき、最初は魚の稚魚のような形になります、
それがやがて両生類型(カエル等の仲間)爬虫類型、哺乳類型と順々に進化していき人間の形になっていきます。
このことを世界で最初に発見したのは、ドイツの学者「ヘッケル」という人です。
ヘッケルはこれを「個体発生は系統発生を繰り返す」といっています。
私達人間はいきなり人間として生まれて来るのではなく、進化の過程を経て誕生してくるのです。
私達一人一人は、生命進化の長い歴史があるからこそ、今ここに生きている事を忘れてはいけません。
なんだか、とても壮大な話ですね。
「30億年」・・・・想像もつかない時間の長さです。
でも、その月日が生命を進化させてくれた・・・
そして、この地球が未熟な生命を育んでくれたから今の私達がある。
なんだかとてもありがたい話です。
地球に感謝、生命に感謝、\(^o^)/