2021年5月
石和温泉を出発して、向かった先は「山梨県立美術館」です。
こちらはミレーとバルビゾン派のコレクションで有名、ミーハーなんでミレーや印象派は好きなんです。
入場料は一般520円、前日県内宿泊者は団体の420円、65歳以上無料。
例えばオルセー美術館の「落穂拾い」辺りが上野に来たら、1500円から2000円は取られるだろうから、とってもリーズナブルな料金です。
日曜日9時45分頃到着、美術館に一番近い第1駐車場にギリギリで停められました (駐車場は無料) 。
ジャン・フランソワ・ミレーのコレクションより。
「種をまく人」
こちらとボストン美術館に2つの「種をまく人」があり、どちらも真筆、サロン出品の際2つ描いて気に入った方を出品したらしいのですが、どちらが出品されたものか?は不明らしい。
骨太な作品、たくましい農民の姿が浮かび上がります。
「落穂拾い 夏」
オルセー美術館にある、かの有名な「落穂拾い」ではありませんが、こちらももちろん真筆、構図もオルセーのものとほぼ同じ、四季を描いた連作の1枚。
思っていたより小さな絵けれど、やっぱりこれこそステレオタイプのミレーと言う感じ、もちろんステレオタイプのミレーは好きです。
「夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い」
これもステレオタイプのミレー、そういうの嫌いじゃないです。
私がミレーで一番好きな絵は「晩鐘」だから、、、。
羊がとてもリアルに描かれています。
「ポリーヌ・V・オノの肖像」
22歳で没した最初の奥さんを描いた、ステレオタイプじゃないミレーの絵。
今回、一番すごいと思った絵です。
何というか、絵に引き込まれる、、、はかなさと強さを感じる肖像画です。
「バルビゾン派」
テオドール・ルソーやクロード・ロランなどの有名どころも、もちろん良いけれど、コンスタン・トロワイヨンの「市日」が私的には気に入りました。
「その他」
岡本太郎や横山大観や池田龍雄や円山応挙に谷文晁など、有名どころも展示しているけど、、、掛け軸やアバンギャルドなのはあまり好みじゃないし、ミレーやバルビゾン派の後ではやはり見劣りする感じ、、、まぁ、地方の美術館としては、このその他だけでもすごいと思うんだけど、、。
ミレーがこれだけあって、日曜日、もっと混んでても良さそうですが、人はまばら、密は全く感じませんでした。
ここ、おすすめです。
次は、ついでと言ってはなんですが、武田神社。
単なる神社です。
まぁ、信玄公に敬意を表して、、、参拝、、。
さらに、「甲斐善光寺」、長野と同じくお戒壇巡り (拝観料500円) ができます。
コロナ対策で1組づつ、私達8名だけで地下通路へ。。
人数少ない分、長野の時のように行列作って数珠繋ぎでないので、真っ暗な中を少人数、、、全く見えない、、なかなかスリルあり、、、錠前はちゃんとゲットしましたので極楽浄土へ行けそうです。
お戒壇巡りも空いていたのでまあまあ良かったけど、やっぱり今回はミレー、私の中で甲府と言えばミレー、、、がインプットされました。




