2020年9月

今回の旅行で一番楽しみにしていたのが、今宵のお宿。

赤湯の「上杉の御湯 御殿守」さんです。

米沢上杉藩の別邸、歴代藩主も泊まられた由緒正しいお宿、、、そしてなにより「米沢牛」、、楽しみでーす。

ちなみに料金は土日泊1泊2日2食で28000円程度 (料理によりいろんな料金設定あり、私達は米沢牛と山形牛が出るコース、お酒代等含む) 、そこからGoTo割引で1人18,000円程度、、GoToがあるので多少高いお宿もリーズナブルに泊まれます。

 

17時ちょっと前に到着、レンタカーのアルファード君は少し離れた駐車場へ。

事前に分っていましたが、外観はなんか昭和のライオンズマンションと言った感じ、無理やり入口だけ高級旅館にした造りです。

ウェルカムドリンク (お着き酒) は日本酒、これはうれしい。

休憩室には高級オーディオ、「おっ真空管アンプだ!!」。

マスク姿のトトロがお出迎え。

18時まではワインの試飲あり (お風呂入ってて間に合わず) 。

上杉家の古文書や甲冑 (もちろんレプリカだけど) の展示室も。

さらに甲冑等のコスプレもあるらしいのですが、今回はコロナで中止のようです。

中庭には「龍穴洞」と名付けられた洞窟。

パワースポットの触れ込みです。

横に箱、箱の中にお札が入っており、フロントに持っていくと天然石を頂戴しました。

こうしたちょっとしたサービスも面白い趣向です。

 

お部屋は普通かなぁ、、、まあ、不満は何もないです。

 

そして、温泉、とても良いです。

お風呂に行く廊下の壁に、トトロの絵、なぜトトロ??はあるけど、なかなかいい。

偉い人達の書 (池田勇人、高橋是清、近衛文麿、松岡洋右など)。

 

赤湯は、源義家の頃、合戦で傷ついた兵士を癒した湯、兵士の血で赤く染まったことが由来との事、無色透明ですが、硫黄の匂いがしっかりする温泉です。

福島から山形 (まあ、東北の山沿いはすべてだけど) にかけては、本当に素晴らしい温泉の宝庫、、次はどこいこうかなぁ~。

東湯と西湯があり、男女入替制、東湯の方がちょっとだけ大きいけど大差はなし、夕方男子は東湯、朝が西湯でした。

露天で目を惹くのは、蔵王の麓にあった安山岩をくり抜いた岩風呂。

でも、硫黄の匂いが強く、成分が濃い感じがするのは、やっぱり源泉風呂です。

夕方も朝ものんびり温泉しました。

(写真は撮影禁止らしいですが、誰もいなかったので撮っちゃいました)

 

さて、お楽しみの夕食でーす。

実は22回目の結婚記念日、お宿から祝い酒のサービス。

更に地酒を頼みます。

コースターにもトトロがいます。

 

ジャーン!!!、まず、目に飛び込んでくるのは「米沢牛」様です。

いい感じのサシ、厚みもあり、石の上で焼いて頂きます。

きめが細かく、牛の味が濃い、こりゃうまい、よねー。

「山形牛」様はすき焼きで。

大きめが1人3枚づつ、「米沢牛」の後なんで、、どうしても比較しちゃいますが、、、これはこれでしっかりした美味しいお肉です。

煮込んだ牛肉は実は嫌いな私、すき焼きはあまり好きではないのですが、しゃぶしゃぶのようにくぐらせて煮込み過ぎないようにして、頂きました。

 

この強力2トップだけでインパクト大ですが、その他も充実。

前菜、手の込んだ品々、牛蒡はなかなか美味。

菊の花と松茸といくらの餡かけ、、、松茸は探しても見つからない、、。

山国なんでお刺身はなくてもOKだけど、まあまあなお刺身です。

山形名物「芋煮」も。

こうした名物が出てくるのはいいですね。

鮎の塩焼きはもちろん美味しい。

さらに蕎麦まで、なかなか美味しいお蕎麦。

そしてご飯は「つや姫」、正に銀シャリ、名前の通りご飯につやがあります。

デザートはぶどう。

そして、お義兄さん達からケーキのプレゼント、、名前が間違ってるけど、まあいいか、、、

夕飯はなんといっても「米沢牛」と「山形牛」のツートップに集約されますが、その他も含めとってもおいしゅうございました。

 

朝飯も豪華じゃないけど、なかなか美味しい。

一押しの「かてもの」、現代風にアレンジしてあるとは言え、もともと飢饉の際の蓄え食だしねー、、、ひえや栃の実とかだし、、、まあ、、、。

でも鮭も上物だし、すごく大粒の納豆がとっても美味しい、夕飯同様「つや姫」がやっぱりいい。

朝飯も満足でした。

 

このお宿、気に入りました。

また、いつか来てみたいなぁ、、、、。