2020年2月
1月中旬から2月は、両親が共に米寿になる期間なので、カミさんと前から2人の米寿のお祝いをしよう、と話してました。
「つるや吉祥亭」さんは、お祝いの宿の触れ込み、宿泊日が誕生日1か月前後ならいろいろなサービスがあるらしく、たまたま会社の休みが月曜日も取れたので、日曜から月曜宿泊でいつもよりはちょっと高級なこちらのお宿を予約しました。
まあ、高級と言っても4人1部屋1人11000円、2人なら14000円、土日2人1部屋なら、、、土日だったらやっぱり泊まれないなぁ~、、でした。
15時頃北川温泉到着、ちなみに、きたがわではなくほっかわと読みます。
実はつるやさんは、エレベーターがないんです。
でも両親が足が悪い旨伝えてあったので、フロントから緩めの階段を1つ昇った1F (実質2F) のお部屋になっていました。
この階に、大浴場も食事処もあったので、階段移動は最低限で済みました。
もし4階とかだったら、高齢者2人はかなりきつかっただろう~、と思います。
お部屋自体は昔ながらの温泉旅館の和室、きれいにメンテされていますので、、まあOKでーす。
低層階を希望したのだから仕方ないけど、窓を開けると海岸の遊歩道よりちょっと高い程度、、特に問題ないけど、カーテンしないと丸見えですね。
また、古さからなのかなぁ~、私は気になりませんでしたが、カミさんは夜上階の音がうるさくて寝られなかったとクレムってました。
この日は天気が良かったんで、大島が近くに、きれいに、見えました。
ここから30kmくらいじゃないかなぁ~、、橋があれば走っていけるのに、、などとランナー目線になります。
まずは「黒根岩風呂」へ (別掲します) 。
噂通りの素晴らしい露天風呂でした。
その後、つるやさんのお風呂へ。
男性は「望海」、階段を下に降りていくレイアウト、高齢者にはちょっとキツイなぁ~。
お風呂のレイアウトは多分、継ぎ足し、継ぎ足し、で、露天とか作ったんだろうなあ~、という感じ、「望海」というものの露天も塀が高く海は望めません。
ナトリウム-カルシウム-塩化物泉、熱川をはじめ伊豆の海っべりに多い泉質、源泉かけ流しだし、なかなか温まるお湯です。
翌朝は男女入れ替わりで「天城路」。
「望海」より狭いけどフラットだし、露天は岩風呂調だし、こっちの方が良かったです。
お風呂の後は、「つるや横丁」という昭和をモチーフにしたスペースへ。
グラスビール1杯無料、おでん1串や焼き鳥1串が100円。
さらに300円のサービス券を頂いたので、それでつまみやお替りしようと思っていましたが、このサービス券は飲み物・食い物はNG、射的とかのゲームのみ有効でした。
それで興が冷めてしまい、結局グラスビール1杯で終了です。
さあ、夕食、17時40分からか19時30分から、、両親はいつも早めの時間に夕飯を食べているので、17時40分を選択しました。
テーブルには前菜4種と樽酒が置いてあります。
この樽酒と乾杯用のシャンパンがつるやさんからのサービスです。
そして、金色のちゃんちゃんこと帽子での記念撮影 (翌朝写真頂きました) も。
シャンパンの後、私はお酒3種の利き酒セット1200円に突入、静岡だったら「磯自慢」なんですが、「白隠正宗」「あらしばり」「花の舞」、この中なら「花の舞」かなぁ~、まあ樽酒もあるし、タップリ飲めました。
前菜はまあ特には、、、
お造りは、マグロ・イカ・桜エビ、、高級食材はないけど新鮮なお刺身でした。
さざえのつぼ焼きと鰤の幽庵焼き、なかなか新鮮なさざえさん。
魚介のブイヤベース風鍋。
和風と洋風の中間くらいの味付け、エビ・カニ・蛤・牡蠣・金目と魚介の出汁タップリ、これ美味しかったです。
そしてお宿自慢の天ぷらのオーダーバイキング。
最初に注文用紙に記入しておいた物が登場。
揚げ方も良いですね、、エビも穴子も、もちろん美味しい、玉子は中は半熟、食いついたら黄身が飛び出しちゃいました。
〆はご飯とみそ汁か、桜エビの天ぷらのお茶漬けが、選べます。
私以外はお茶漬け、私は天ぷらの追加をおかずにご飯にしました。
そしてデザートと一緒に、サービスのバースディケーキまで、、。
お腹いっぱいでした。
特別高価な食材はありませんでしたが、しっかりしたお料理の数々、そして祝いの宿の名に恥じないサービス、満足な夕食でした。
朝飯は、サラダ・干物・たらこ・漬物・納豆等は自由に選べるハーフブッフェ形式。
干物はアジの開き・鯖のみりん干し・鰯の丸干しから好きなだけOKですが、そんなには食えません。
ハーフブッフェ以外にもテーブルにセットされた出し巻き玉子や煮物等、具沢山な朝食です。
出し巻き玉子は甘くない関西風、関東人ですが甘ったるいのよりこっちの方がはるかに好き、ちょい焼き過ぎだけどなかなか美味しい、、干物も炭火で焼き立て、凄ーくではないけどまとも
な干物です
。
総じて良いお宿だったと思います。
まあ、30年位前の高級温泉旅館が年とともに古くなった感はありますが、日曜泊とはいえこの内容で1人11000円 (4人1部屋) お値打ちだったと思いますし、かっての高級旅館らしい佇まいに加え、宿泊者無料の黒根岩風呂は何回でも行きたくなるスポットでした。