2018年1月1日

ホテルのディナーでワインを飲み過ぎ、パプストリートに行くこともなくぐっすり寝てるうちに新年を迎えました。

まあ、日本時間の新年までは起きていたから、良しとしましょう。

今日は、車を一日チャーターして郊外の遺跡バンテアイスレイとベンメリアに行きます。

チャーターの予約は到着日にホテルで。料金は70ドル、相場よりいくらか高いくらいですが、ホテル直属の車なので安心料と考えましょう。

空港に迎えに来てくれたホテルの車とドライバーですね、ただ、このドライバーさんは英語さえほとんどNG、昨日のトゥクトゥクのイム君の方が、片言英語で会話成立していました。

 

ホテルから45分くらいで、バンテアイスレイ到着。

ドライバーは指差しでオーバーデアというので、向こうの方の駐車場で待ってるんだね、と軽く考えて下車。

5分程度歩くと立派な門に辿りつきます。

バンテアイスレイは午前中見学が必須と聞いていましたがまさにその通りですね、日に照らされた赤土のレリーフがよく映えます。

中を半周ほどすると、いよいよ、東洋のモナリザ、デバターとの出会いです。

盗掘にあったこともあり、厳重警戒、近くには行けず、かなり遠方からの見学、でも雰囲気は伝わってきます。

これは美しいレリーフです、とても柔らかいタッチですが、しっかり彫ってある、この時代の宮廷の優美さを忍ばせます。

写真は逆光を避けながら、しかも遠方から、という悪条件の中で撮影しました。

東洋のモナリザと反対側のデバター。

東洋のモナリザでないデバター像も足は寸断されていますが、なかなか良いです。

近くで見れる分、繊細さ・優美さが際立ちます。

こちらは順光で近場から見学できました。

こじんまりとした遺跡ですが、ここはやはり必見ですね。

これまでのワットやトム・タプロームとも全く違う、博物館で絵画や彫刻を観るような気分になりました。

 

ここで、ひと騒動、車が駐車場にいない。レクサスのワゴン車みたいな車ですが、同じ車種がいっぱい、5台に1台は同型のレクサス。

Noでも控えておけばよかったんだけど、、、10分くらい捜索、駐車場ではなく道端にいました。

よく見ると、ドアノブに黒いビニールテープの標もありました。

次からはこれを目印にしますし、一応スマホでNoも撮影しときました。

 

ここからベンメリアまでは1時間ちょっと、私はぐっすり眠ってました。

ホテルのチャーター車なので、起きて見張る必要なしと判断、多少の値段の高さは安心料と実感です。

 

ベンメリア、ラピュタの舞台と言われますが、この遺跡が一般に公開されたのはラピュタの後。

まあ事の真偽はとにかく、そんな感じも漂う遺跡です。

この遺跡は、完全に決められた通路を通って散策。崩壊しそうな遺跡ですから、順路を踏み外す勇気はありません。

本当に崩壊しきった寺院を見る観光です、個人的にはタプロームの方が、遺跡とカジュマルの木と崩壊がバランスよく調和していて好みですが、これだけ壊れた遺跡は日本ではまずお目にかかれない、それがベンメリアの魅力でしょうね。

車に戻り、ホテルサービスのランチボックスで昼食にしましたが、中身はサンドイッチとバナナとムラサキイモチップス(甘い)とクッキー、ご飯になるのはサンドウイッチだけですね。

サンドイッチで多少お腹を落ち着かせて、ぐっすり寝ながら、2時過ぎパブストリートに到着、ドライバーは待ってる気はないようで、ここでさよなら。

昨日のトゥクトゥクのドライバーに比べ、水もこちから言わないと出さないわ、1日チャーターなのに最後まで待ってないし、駐車位置は訳分からないところに停めて探しに来ないし、ゴールデンテンプルホテルの中で唯一サービスの悪い気が利かないドライバーでした。

まあ、英語もほとんどしゃべれないので、意思疎通が難しいという、感じでした。

 

パブストリートでは無難にガイドブックに載っているクメールキッチンへ。

私は魚のフライのスパイシー炒め、カンボジアは胡椒が名産なので発注、これなかなか美味しかったです。

後はカミさんの頼んだうどんのようなもの、義兄さんの頼んだアジアの定番空芯菜炒めでした。

カンボジアの空芯菜炒めは、ベトナムよりタイに近い感じ、タイほどではないもののにんにくが効いて若干スパイシーな味付けでした。

この後、オールドマーケットで買い物をして、トゥクトゥク1ドルで交渉してホテルに戻りましたが、歩いても5分くらいで帰れる距離でした。