1916年11月19日土曜日

朝から雨、しかも結構本降り、湘南国際マラソン前の最後の20km以上の練習と決めていましたが、仕方なく午前中はジムのトレミで10km走りました。

 

さて、午後からは、楽しみにしていた、伊豆長岡「三養荘」に出掛けます。

この旅館、ただものではなく、旧三菱財閥の別荘で、昭和・平成の両陛下、皇太子様もお泊りになられた事があるそうです。

旅行会社経由などで土日でも2万円代前半からのプランもあるようですが、食事等かなりお粗末な模様、今回は特食もつけて1人3万5千円程度らしく、私史上最も高額な旅館へのお泊りとなります。

当然、私達にはそんな所に泊まれる財力はないのですが、今回はお義姉さんの教師退職の会にご招待です。もちろん手ぶらというわけにはいきませんが、お返しは帰りのお昼ご飯を三島の鰻にしました。当家としては多少の散財ですが、私的には一挙両得の旅行となります。

 

雨の東名を走り、伊豆長岡に着く頃には小雨、「三養荘」到着です。

空いている駐車スペースに停めて、玄関らしい所へ。後で知ったのですが、正面に車で行って、後は鍵を係りの者に預けるシステムだったようです。そんな高級旅館の仕組みは良く分からない貧乏人でした。

館内は広く、仲居さんに案内されなければ、迷ってしまいそうになりながら、お部屋に到着です。

今回のお部屋は、新館の篝火と若紫、篝火5間あります、その気になれば1人1間で寝れますね。

お部屋の中には温泉を引いたお風呂もあります。まあ、お部屋の小さいお風呂には興味のない私は、一回も使わず、いつもの温泉宿のように大浴場を堪能していました。

お部屋専用のお庭もあり、紅葉、ちょっと早めな感じがとてもきれいです。

少し休んで、温泉へ。

伊豆長岡温泉、単純アルカリ泉、鬼怒川等と同じ泉質、個人的には無味無臭で温泉らしさがなく単なる水みたいなので、硫黄泉や酸性泉などの強い奴の方が好きなのですが、ここの単純アルカリ泉は化粧水の様に肌にまとわる感じです。

残念なのはこれだけの旅館なのに、加温・加水・循環の3拍子、いつも行く安い温泉宿なら許せるのですが、このレベルには源泉かけ流しをどうしても求めてしまいます。

ただ、お部屋のお風呂は源泉かけ流しだったようです。

次の日、私は狩野川を8kmほどRUN、RUNしてすぐ温泉、これは極楽です。お腹減ったので朝飯は3杯おかわりです。

朝飯の後は、無料の庭園ツアー、3000坪の庭園をお宿の人の案内で説明を受けながら、歩きます。30人くらい参加、老若男女、意外と若い方(といっても30.40代)も多かったです。

所要時間30分強、正直あまり説明も上手ではなかったし、まあ基本的に集団行動は苦手なので、参加しないで勝手に庭園散策した方が良かったかも、、のレベルでした。

でも庭の紅葉、特に歩道に落ちた紅葉がきれいでした。

食事については次の②に記述します。

 

この後、お宿の近くの小坂ミカン園でミカン狩り。入園料1人400円、持ち帰り用ネットが1つ500円。結構急な坂道を登ります。

私は小さいミカンが好きなので、30個以上ネットに入れてお持ち帰り、その場でも採るのを失敗したミカンを5個食べましたので、元はとったと思います。

日当たりの良い場所のものを重点的に狙ったので、なかなか美味しいミカンでした。

まあ、高級旅館、やっぱり良いですね。非日常が味わえます。

ただ、根っからの貧乏人なので多少の居心地の悪さも感じました。

また、このレベルへの期待は、やはり厳しいものになります。、

部屋・庭園は確かに非日常で素晴らしいのですが、大浴場が温泉がかけ流しでない点、広大な敷地に見合う従業員の数の少なさ(到着時や朝RUNの時下足番がいなかったり、売店も商売っ気なく誰もいない)も気になりました。

また、料理は刺身の鮮度、酸化していたデザートの梨、朝飯では焼き立てでない鯵などこのレベルとしてはどうなの?、という料理もありました。

もちろん、いつも泊まる土曜日15000円程度のお宿であれば、全く気にはならない事なのですが、、、。

でも、また、いつか機会とお金があれば、訪れたいお宿ではあります。