先程、昼のラジオのニュースで知りました。
認知症女性に物件購入契約で3400万円
だまし取ったか 4人再逮捕
2024年6月25日 12時13分
(第1報)認知症女性から現金詐取
関係先から約9万人分のリスト押収
2024年6月25日 4時59分
検索すると結構出てきますね。
詳細は、上記のリンクから、
ニュース記事を読んで
いただければと存じます。
それで、おそらく多くの司法書士が
気になる点としては、
以下の2点ではないかと思います。
1 登記を担当した司法書士は
普通は買主(売主とも)と面談して、
認知症等問題は無いか、
確認するはず。
(もちろん、不動産を失う売主を
重視する場合も多いのは確かですが、
でも買主さん80代ですしね。)
2 親族間売買ならともかく、
普通は、所有権全部を買います。
持分一部だけ買って、見知らぬ
売主業者と共有になる、
なんて取引は基本無いです。
司法書士なら「異常な取引」
と思うはずです。
なんで高い金払って不動産を
手に入れたのに、
共有の業者と話し合わないと、
今後は何もできない、で良いのか?
(破格の安値ならともかく、
単純に半額にしたようですし。)
私はあまり売買案件の仕事は
やらないのですが(たまにはやりますが)、
この2点は基本のはずで、
もし司法書士がこれに関与していたとなると、
経験の少ない新人さんをあえて狙ったか、
逆に昔ながらのよほど緩い司法書士か、
あるいは、業者とグル……
だったのかもしれません。
あるいは、司法書士を入れずにこの業者が
登記手続きまでやっていたのかも。
(これは別の面で違法です。)
また続報が出て、事実関係が
明らかになりましたら、
ご報告するかもしれません。
簡単投稿でした。
*そういうわけで今回の投稿、
消費者問題でなく、
不動産登記としました。