泣いた
見たことある方、いらっしゃいますか?
何に泣くかって、
※ここからネタバレ入るんで注意です!
【あらすじ】
このお話は、大人たちが懐かしさに心を奪われて、20世紀万博という場所に入り浸り、現実を忘れて子どもに戻ってしまう話なんです。
それは、21世紀の現実を受け入れられないケンとチャコという2人組が、70年代の昔懐かしい町を作り、そこに春日部町の大人を閉じ込めて、さらに全国へと勢力を拡大しようとしていたのでした。
ひろしもみさえも、暗示にかかり、しんのすけとひまわりを家に置いて、出ていってしまいます。
そして、しんのすけがマサオくんやネネちゃん、風間くん、ボーちゃん、シロ、ひまわりと、大人を助けに20世紀万博へ行きます。
大人たちは「働かない」「子育てもしない」「料理もしない」、大人としての役割を全部放棄しているから、町が機能していない。
最初見たら、めっちゃホラーなんです怖い
そして、しんのすけが、やっとの思いでひろしのところにたどり着いて、
ひろしに、現実を思い出させるところがめっちゃ泣ける
(ひろしが5歳くらいで)お父さんの自転車の後ろで、お父さんの大きい背中を見上げて、釣りに行ったこと、
大きくなって就職した日のこと、
みさえと出会ってデートしたこと、
買った一戸建てに引越しの日、
取引先にめちゃくちゃ怒られて凹んだ日、帰ったらみさえとしんのすけとひまわりがで迎えてくれたこと…
走馬灯のように浮かんできて…
大人になってよかったと思うひろし。
ちょっとこれは見てほしいんだけど、ひろしが
「俺は家族と未来を生きる」
「俺の人生はつまらなくなんかない!家族がいる幸せを分けてあげたいくらいだぜ」
って言うところも泣ける
なんだよ、大人って最高じゃないか!!
人生って最高じゃないか!!
何でもないと思ってたことが幸せだったんだ
と思える映画です。
私、お父さんのことをすごく思い出しました。
お父さんは、なかなかに壮絶な幼少期を過ごしていて、「大変だったよなぁ」と私は思ってばかりで。
お母さんと結婚して、私が生まれて、妹が生まれて…。
穏やかな結婚生活、家族生活を送り、今、娘(私)が1人、嫁に行きました。
ひろしの「俺の人生はつまらなくなんかない!家族がいる幸せを分けてあげたいくらいだぜ」っていう言葉を聞いて、
うちのお父さんも、、幸せなんだ!!って
大変だっただけの人生じゃないんだ!!って
私は、お父さんもお母さんも大好きだから、いい子にしてたから愛されてるんだって思ってた時期が長かったのですが
それは違った。
いい子にしてたからじゃなくて、
私がいるだけで
お父さんを幸せにしてたんだって。
去年、お父さんからこのLINEがきたときは、号泣した
そうだよ、みんな生まれてきただけで誰かを幸せにしている
この映画見て、親のことを思い出す人も多いかもしれないな〜
お子さんがいる方は、親目線かもしれない。
どの目線から見ても、同じことが言える。
今、手にしてる現実は、私たちが望んだ未来だ
ってこと。
仕事に行きたくない日も愛おしいもんだよ
そんな今日は
両親の結婚32周年の記念日でした
体にいろいろとガタはきてるけど、今日まで元気でいてくれてありがとう
結婚式のキャンドルリレーのように、
私たちが愛の連鎖を
繋いでいけたらいいな
しんちゃん、ありがとう