しんぷのこえだめ2 -56ページ目

しんぷのこえだめ2

皆さんの声を貯めて力に変える肥溜めです

■木の声(070111)



 君は木の放つ光の声を聞いたことがあるだろうか?

 人はそれは擬人化だという

 しかし、それは違う

 木だって生きている限り、命から発せられる声を持っている
 僕はそれを「命声」(メイセイ)と呼ぶ



 僕が心を安らかにし木と触れ合う時
 彼らは彼らの持つマバユイばかりの声で
 僕に語りかける

 僕が悲しみ泣き叫ぶ時には
 彼らはマイナスの命声を持って一緒に嘆いてくれるし
 僕が怒り打ち叩けば
 彼らはまた怒りを持って強く僕の心にプレッシャーを与える

 心底、木と触れ合う心さえ持てば、誰しもそれがわかるはずだ
 
 それがわからないのは木に対する心の開き方が足りないだけだ

 

 木は動くことができない
 でも整然とした態度で僕に語りかけてくる

 木と交尾することはできなくとも
 木と共に眠ることはできる

 その眠りには木の呼吸が伴い
 その深い吐息によって僕は安心して眠りにつく事ができる



 木を倒すのは人間の勝手だ
 それに嘆く他多くの木々がいることも知らずに

 木々は悠然とした態度で
 僕ら人間が犯す罪を見下している

 彼らを打ち倒す理由がわからない

 彼らが僕らに与えてくれる数々の恵も知らないで
 僕らの身勝手な行動に怒りと嘆きを持って向かい立つ

 僕は本当の意味で彼らの行動は勇敢だと思う
 僕がそんな立場に置かれたら
 真っ先に逃げ出すというのに

 

 彼らに癒され続けてきた僕は
 その感謝の意味を持って
 人類に問いかける


 浅はかなのは
 無能なのは 
 木と人間
 
 本当はどっちだぃ?

 
 何も言葉を発せず木々達は平然と木々達の生活を育む