親孝行というと皆さんは何を思い浮かべますか?
色々あると思います。
・プレゼントをする。
・経済的に自立して恩返しをする。
・結婚して子ども(孫)を産む。
・温かい目で見守る。
・話し相手になってあげる。
など、とりあえず5つ例を出しましたが、
僕が考える親孝行にはどれも当てはまりません。
よく「お年寄りを大切に」とか「お年寄りには親切に」とか
いうけれど、そんな事だけ言葉で言われても
多分若い人にとっては、実感がわかないはずです。
親孝行も多分同じ感覚で、聞く耳を持ってもらえないと思います。
肝心なのは、
「なぜ親孝行をしなければいけないのか?」
「なぜお年寄りを大切にしなければいけないのか?」
です。
でもそんな事は誰も教えてくれません。
それでは信じようにも信じられないでしょうし、
生真面目な人が信じても、間違った仕方でしてしまうおそれがあります。
ここで次の絵を見てもらいたいと思います。

これは人生の波線図です。
赤線は激しい躁(ソウ)、鬱(ウツ)を繰り返している若者の線です。
紫線は中年層の線です。
緑線はお年寄りの線です。
茶線は比較的安定した人の線です。
このように、お年寄りになればなるほど、良い時と悪い時を経てこそ尚、
現在を生きているわけです。
その経験は若者にはわからないモノがあるし、
その経験から助言できる事はたくさんあるはずです。
そういう意味でどんなお年寄りであっても、
僕らよりも人生経験は豊富なわけで敬意を示すべきなのです。
そこから学ぶモノもたくさんあるはずです。
20代が持てはやされる日本ですが、
もう少し、中年の方やお年寄りの意見も聞く余裕も持って頂きたいものです。
これを踏まえて本当の親孝行とはなんだと思われますか?
僕が定義したい本当の親孝行とは、
金銭的なモノや話を素直に聞くことではありません。
それは
「自分が自分であることを示すこと」です。
それが喧嘩の原因になろうが、
「自分が自分であること」を主張すること。
言い換えれば
「精神的な自立をすること」こそが
本当の親孝行ではないでしょうか。
僕は金銭的な親孝行はできていません。
それはある意味恥じることかもしれません。
でも、精神的な自立はできるようになったつもりです。
本当の自分を見つめ、
父や母とは違う一人の人間として
ちゃんと意見を言えること。
これなくしては、両親は安心することはできないはずです。
子離れができない親を叱ることは簡単ですが、
親の心を理解することこそ、本来あるべき姿ではないでしょうか?