それは何かの雑誌の誌面でPINKHOUSEの服を纏い、満面の笑みでポーズをキメている林真理子の姿である。
「ブスだ。」
と幼心にはっきりとそう思った。
うちの母(縁を切っている)は目鼻立ちのハッキリした美人だ。よく「○○ちゃんのお母さん美人ねえ(なのにアンタは似てなくてブスねえ)」と言われるアレだ。
そしてうちの父親は完全なる平たい顔族だ。
美人(母)×平たい顔族(父)÷2=平たい顔族のブス
である私が生まれた。
父親に似ると女の子は幸せになるとか言われるがそんなのは美人に限る。ブスは苦労しかない。
あの日見た誌面の中の林真理子は確かににブスだった。ブスから見てもブスだった。
なのにすごく輝いていた。
自信に満ち溢れるとブスも輝くものなのかと。
それ以来私は林真理子をブス界の頂点だと思っている。
頑張ろう。
ブスにだって輝く瞬間はきっとあるのだ。
ブスだって輝くのだ。
そしてブスの目指すべき頂とは林真理子であるのだ。
