おいしいの独り占め、許さないよ!

 

 

〇コンセプト

味方Rをおいしくいただいてパワーを上げ、圧倒的なダイノガッツで敵を葬り去る。

単に犠牲を払って強くなるのではなく、捕食行為をアドにも繋げていく。

我々の命は他の生物の犠牲によって成り立っているのだということを再認識し、すべての命に対する感謝の心を思い出す。

 

 

〇デッキレシピ

 

ORのイラストが好きなのでそれにしたけど、サベイジ・キングがサムネ泥棒だったので、1枚だけ普通のにしました。

 

G3

暴君 デスレックス 4

サベイジ・キング 2

烈光竜 オプティカルケラト 3

 

G2

餓竜 メガレックス 3

突撃竜 ブライトプス 4

掃討竜 スイーパーアクロカント 4

 

G1

ソニックノア 4

烈爪竜 ラサレイトレックス 3

光刃竜 ザンディロフォ 4

鋭棘竜 ポラカンスパイン 2

 

G0

星6、バニラ引2、完ガ引4、治4

 

 

〇各カードの採用理由

☆G3

・暴君 デスレックス

本デッキのメインV。Vへのアタック時にSB1と他Rの退却によって、相手の前列Rを1枚退却させ、コストで退却した他Rが持っていた武装ゲージ1枚につき、10000パンプを得る。

普通に使うとなると、相手前列の除去を行いつつパンプを得られるのは魅力的だが、SB1はともかく、他Rを退却するコストが重くのしかかる。

そこで本デッキは退却時に能力が発動するカードを多用して、Rを食べる行為の損失を最小限に抑えている。またパンプ値は食べたRの武装ゲージの枚数に依存するので、武装ゲージを一か所に集めてそいつを食べ、一気にパワーを伸ばすギミックも搭載することで「他Rを失っても余りあるパワーを手に入れる」という解決も試みている。

Rでも発動できるのも地味ながら魅力。だが除去の対象になってしまうため、なるべくVにライドして使いたい。ギフトもあるから安心だね。

なるべく使っていきたいので、4枚。

 

ティラノサウルスといえば、恐竜そのものの代名詞とも言えるメジャーな存在で、ゴジラやジュラシック・パーク等様々な創作上の生物のモデルにもなっている。地上で暮らす恐竜の中でも最大級の巨体を持ち、食物連鎖の頂点に立っていたと言われる。

研究が進むにつれて「前足の爪を爪楊枝代わりにする」「体の構造上、まともに走れない」「全身に羽毛が生えていた」など「実はそんなにかっこよくないんじゃないか説」が濃厚になっているので、これ以上研究するのやめてくれぇ…と思った時期もあるが、「狩りができず、腐肉を喰らって生きていたのでは(要するにティラノisハイエナ野郎)」という悪評が懸命な研究によって覆された過去もあるので、これからもほどほどに頑張ってほしい。

 

・サベイジ・キング

R能力として、自ターンに自身に付いている武装ゲージ1枚につき5000パンプを得る能力と、アタック時に指定したユニット1枚が持つすべての武装ゲージを自身に付け直す能力を持つ。

他Rから武装ゲージを取り上げて、すさまじい値のパンプを得ることができる。除去されると武装ゲージを一気に失ってしまうリスクはあるが、本デッキ最強のアタッカーとして君臨する。

能力を使った後は、デスレックスで食べてしまってもいい。数万単位のパンプを得たアタックを連続して行うことができるぞ。

R能力なのでライドするとバニラになるが、ギフトを持つのは賢い。気分的にはアクセルⅡでデスレックスを引ければチャラかな。

フィニッシャーとなりうるポテンシャルを秘めるが、後述のスイーパーアクロカントのように単体で機能するわけではなく、うまく使えればという感覚で2枚。

 

・烈光竜 オプティカルケラト

登場時とVアタック時にR1枚に武装ゲージを付ける。

G2にも似たようなのがいるが、デッキのバランスを鑑みてこちらを採用した。このカードもデスレックスも、能力はRでも発動できるため、どんどん乗ってギフトを獲得していきたい。

悪く言えば武装ゲージを付けるだけの存在ではあるが、登場時+Vアタック時で2つも武装ゲージを付けられるので、デスレックスを20000パンプする存在と考えると恐ろしい。

出したい時に出したいが、単体で何かできるわけじゃないのと、枠の関係で3枚。

 

ケラトサウルスは体長5m程度の獣脚竜(ティラノと同じ)で、頭頂部に角があったとされる。しかし近年の研究により、この角は狩りや自衛のためではなく、他のオスを牽制したり、異性へのアピールに用いられている説が濃厚。ニワトリのトサカみたいなもんである。

上顎の牙が不釣り合いなほど長く、口の中に納まりきれないほどである。いやドラキュラかよ…ということで、復元になんらかのミスがある可能性が指摘されている。

 

 

☆G2

・餓竜 メガレックス

Vへのアタック時、他Rを1枚退却させて1ドローできる。その後CB1を支払えば、自身に武装ゲージを付け、自身の武装ゲージ1枚に付き5000パンプを得られる。

小型のデスレックスといった立ち位置で、序盤から盤面のRをドローに転換できる。退却時の能力を早期に使い、終盤に備えて手札を整えることができる。R能力なので、後から引いても安心。

しかもCB1で自身の武装ゲージを増やせるので、今度は自分がデスレックスに捕食される側になることができる。さながら食物連鎖のごとし。

よその軸ではトリガーまで盤面に叩きつけてドローに転換するほどの速攻戦術に用いられるが、本デッキではそこまでの無理はしない。そんなことしてたら、間違いなくジリ貧になる。

喰う側と喰われる側のどちらにも立てる貴重なカードだが、喰う相手の捻出が大変なので、4枚入れるほどではないと判断した。

 

・突撃竜 ブライトプス

退却時にCB1で自身に付いていた武装ゲージから2枚を手札に戻すことができる。

CBは必要だが、武装ゲージが2枚付いていれば、差し引きで1アドとなる。なるべく2枚付けた状態で発動したいものの、本カード自体に武装ゲージを付ける能力がなく、他力本願になってしまうところは難点。

なお条件が自ターンに限定されていないため、相手の殴りや除去、インターセプトによっても発動する。バインドやバウンス等、特殊な除去をされない限りは発動できると思っていい。

本デッキのリソース獲得の要を担うカードなので、4枚。

 

トリケラトプスと言えば、ティラノに次ぐ人気を誇る草食竜。頭部の3本の角は、彼がただ「喰われる存在」ではなかったことを示唆する。やっぱりトサカの可能性もあるけど

骨格の構造上、本カードのイラストのように直立するとたちまち脱臼してしまうという、多村仁志氏も裸足で逃げ出す途中で足がもつれて今季絶望となるスペランカー体質をしている。そのため本種はほふく前進のような姿勢で動いていた説が提唱されているが、そんな状態で機敏に動くことは不可能であり、やはり彼もまた「喰われる存在」だったのかなぁと。

余談だが、幼少の頃ディスカウントショップのロジャース(現ルミエール)で無理を言ってトリケラトプスの骨格の木製パズルを買ってもらったが、実は付属している紙やすりが欲しかっただけで、パズル自体は父に作らせて机上に放置していたことは、今となってはいい思い出である。

その紙やすりでタンスの側面をこっそり撫でようとしたのを母に見つかり、大目玉を食らったのもまた懐かしい。なんの話してんだ

 

・掃討竜 スイーパーアクロカント

R能力として、Vアタック時に自身に武装ゲージを付ける能力と、武装ゲージ1枚につき5000パンプを得つつ、武装ゲージが3枚以上ならば相手の能力で選ばれない能力を持つ。

なんかもう書いてることがおかしい。Vを殴るだけでノーコストで武装ゲージを得て、さらにその枚数ぶんパンプを得る上、武装ゲージが3枚以上になればアンタッチャブルとなる。能力が自身で完結している上に、パワーと除去耐性をどちらも得られるのだから、本当にすさまじい。

またパンプは相手ターンにも継続するので、1枚付いているだけでパワーは14000となり、G2はもちろんのこと、G3ですら単体の殴り返しを許さない。パワーを上げて殴り返してきても、ガードすることは容易だろう。

自身のポテンシャルもさることながら、何のコストもなしにもりもりと武装ゲージを得られる本カードは、デスレックスにとってもおいしい餌と映る。上述のとおりめちゃくちゃ有用なこのカードを食べるのはいささかもったいない気もするが。

序盤から終盤まで使えるキーカードなので、4枚。

 

アクロカントサウルスは、ティラノにも匹敵する体躯を持つ獣脚竜。背中に棘突起(ガリガリの人の背骨部分に出てるでっぱりと同じ)があり、これは全身の筋肉を保持する役目を持っているそうだ。

ティラノほど鈍重だったとは考えられておらず、我々のイメージ通りのスピード感で狩りを行うものと想像されているため、安心してほしい。自身よりも巨大な種を追走したとみられる足跡も見つかっており、なかなかの命知らず食いしん坊さんのようだ。

 

 

☆G1

・ソニックノア

Rのブースト時にブーストしたRに武装ゲージを置くR能力と、自身かブーストしたユニットのアタックヒット時に他Rを退却させることで1枚ドローする能力を持つ。

前者の能力の性質上、R裏に置くことになる。Vに武装ゲージは置けないからね。自身で武装ゲージを付けられないユニットにノーコストで武装ゲージを付ける手段として重宝することになる。

後者の能力はRの退却が必要であり、普通に使えばリソースは差し引き0となるが、退却時に能力を発動できるカードを食べることで、損失を取り戻すことができる。ただそれによってデスレックスが食べるものがなくなってしまわないよう、発動タイミングは吟味すること。

R裏に置きたいブースト要員の筆頭となるため、4枚。

 

ノアサウルスは体長1.5m程度の小型の肉食竜で、陸上で狩りをして生活していたと見られている。

恐竜の中でもごく基本的な特徴を持ち、多くの近縁種が見つかっている。しかし本種に限ったことではないが、新たに化石が発見されるたびに分類が二転三転しており、本種の近縁と思われていた他の種も巻き添えを食い、あっちゃこっちゃしてしまっている。

 

・烈爪竜 ラサレイトレックス

R能力として、手札からの登場時に自身に武装ゲージを1枚付ける能力と、退却時にSB1でこのカードの武装ゲージから1枚を手札に戻す能力を持つ。

登場時にノーコストで武装ゲージが付くので、退却時の回収能力が空振ることはまずない。SB1がデスレックスと競合してしまうが、わかりやすく損失を回避できるので、殴り返されやすい序盤のアタッカーとしても有用だろう。もちろんデスレックスでいただいてもいいが、やはりSBが重い。

本デッキというか、たちかぜの戦術そのものと噛み合ったいいカードだが、SBを消費することを考慮し、若干減らして3枚。

 

・光刃竜 ザンディロフォ

レスト時に自身のR1枚に対して「武装ゲージを1枚付ける」か「他のR1枚が持つ武装ゲージをすべて移動させる」かを行えるR能力を持つ。CB1を払えば、対象のRを5000バフすることもできる。

毎ターン武装ゲージを集めてそれを他ユニットに動かせる、デッキの潤滑油。序盤から盤面に出して、能力を使って武装ゲージを溜めていきたい。自身は武装ゲージに応じた能力は持っていないが、自身を武装ゲージの貯金箱として、後から出した他Rに武装ゲージを与えるのも有効だ。

CB1での5000バフまで使うかは要相談。有用な場面はあるが、所詮5000バフ。あと、間違ってもレストした自身を対象として使わないように。

いつ引いても仕事を果たせるカードなので、4枚。

 

ディロフォサウルスはケラトと同じくらいの中型獣脚竜だが、顎や牙の構造が狩りに適しておらず、海辺で魚を食べていたと想像されている。

獰猛な狩人であったと主張する声もあるが、骨の尖ったところを強引に武器と解釈したこじつけ同然の説であり、裏付けはされていない。まぁ恐竜研究界隈にも「恐竜は素早く動いてカッコよく狩りをしててほしい」と願う層は少なからずいるということか。

 

・鋭棘竜 ポラカンスパイン

Rからの退却時、自身の武装ゲージの合計枚数に応じて、SC→CC→自身の武装ゲージ移動を行える。武装ゲージが1枚増えるごとに、できることが増える。

貴重なSC・CC要員ではあるが、直接的にアドバンテージを得られるわけではないので、パワーの低いこのカードが果たせる仕事は本当にそれだけとなる。しかし1枚あればCBやソウルが枯渇した打開できる可能性を秘めるため、デッキにあるとないでは若干心持ちが違ってくるだろう。

正直1枚でもいいが、ダメージに落ちたりする可能性を考慮して2枚。SCやCCが不要なら、ここは入れ替え候補となる。

 

ポラカントゥスは草食恐竜の一種。硬質の板のような硬い体表を持ち、背中から尻尾にかけて多数の棘が並んでいる。

肉食竜に襲われた時は、この背中を咥えさせて「ほら、喰えへんやろ?」とアピールしていたようだ。そういう生物に限って味は絶品(ウニとか)だと相場が決まっているので、たぶんこいつもおいしかったんだと思う。

 

 

☆G0

バニラ引を2枚採用。色々フォローは試みているが、やはり他Rを犠牲にする必要があるので、手札は潤沢に持っておきたいため。とはいえ星の相性もいいため、採用するとしても2枚が限界かなと。

 

アンキロサウルスは体長10mにもなる巨大な草食竜で、全身が堅い板状の皮膚と棘でおおわれている。尻尾の先はコブのように膨らんでおり、これをハンマーのごとく振り回して外敵を追い払う。全身の装甲は意外と軽く、類似の恐竜よりはだいぶ軽やかに動けていたものと分析されている。

歯がないか、あってもだいぶ退化していたと考えられ、くちばし状の口で植物をむしり取って丸呑みにしていたようだ。

 

 

〇他に採用したかったカード

・翼竜 スカイプテラ

自ターンの退却時にCB1で手札に戻ってくるG1。

積極的に退却を行う本デッキとの相性はかなりいい。CBを使うが、デスレックスの能力にはCBを使わないので、本来のデッキの動きを阻害しないのもいい感じ。

このカード自体に武装ゲージを得る能力がなく、そもそもデスレックスで食べる対象として魅力的でない(要するに「食べてもおいしくない」)ことがわかり、不採用とした。ただ常に採用候補として頭に入れておきたい存在ではある。

 

プテラノドンも知名度の高い翼竜であり、翼を用いて飛行していたとされるが、結構ギリギリだったようで、気流を使ったり、高所からグライダーのごとく滑空して距離を稼いでいたようだ。

また、よそのイラスト等ではティラノ等の上空の空いたところに適当に描かれることも多いが、ティラノとは生息した時期が400万年ほどずれており、同じ時代を生きたわけではない。長嶋茂雄と張本勲みたいな感じか。

 

・ターボスミロドン

オプティカルケラトのG2版。ケラトを採用するくらいなので、能力の有用性は十分に理解しているのだが、G2の枠の関係で不採用に。

パワーが低く、単体で狙える範囲が狭いのもマイナス。アタックが通らなくても武装ゲージをつけることはできるが、それだけに終わるのは本デッキには不適合と判断した。

 

スミロドンは恐竜ではなく、かつて存在した虎の一種。群れをなして行動する。

口から飛び出すほどの立派な犬歯を持つが、硬いところに嚙みつくと折れてしまうため、狩りにおいては敵の急所を的確に突くために用いられていたようだ。

一目でわかるやべー生き物だが、ケガをした個体に餌を分け与えていた形跡が見つかるなど、実は同族想いの優しい生物だったようだ。絶滅が口惜しいな。