当方、実はむらくもというクランに特別な想いがありまして。

 

10年ほど前に、DAIGO氏が主演のヴァンガードのドラマが放送されたことを知ってる人は少ないと思うんですが、

そのドラマに出てくる、波岡一喜氏演じる「里見英治」というキャラが大大大好きで。

当然の流れとして、彼が使うむらくもにすごく惹かれたんですよね。

 

「ニセモノの天才さん」「つまりは、分身ってことです」などの独特の台詞回しや、

終始ナルシストのような言動をとりながら、テル君を相手にメガブラストを決めるという確かな強さも見せる一方で、

退場時の突然のマザコン露呈など、作品全体の雰囲気を壊さないコミカルさも持ち合わせていました。

 

私の里見英治好きはいささか度を越していて、

X(当時はTwitterと呼ばれていましたが)で彼の全セリフを網羅したbotを作るほどでした。

(後のAPI有料化に伴って、動かなくなっちゃいましたけど)

 

その後、テレビでDAIGO氏や波岡氏を見るたびに、このドラマのことを思い出して、楽しい気分になります。

「あのドラマが世間にもたらしたものは、あまり大きくはなかった」と評されることが多いですが、

一人の人間の心を確かに動かしたということを、ここにはっきりと記しておきます。

 

〇コンセプト

シラユキの効果で相手を弱体化させ、ダメトリに負けない連撃を作り出す。

優秀なサポートカードでシラユキを呼び込み、先述の戦術(ダジャレ)の再現性を高める。

憧れの里見英治になりきる。ねぇ、イメージしてみようよ。

 

○デッキレシピ

 
G3
夢幻の風花 シラユキ 4
侍大将 HYU-GA 4
 
G2
早矢士 FUSHIMI 4
忍獣 ブラッディミスト 4
忍妖 ジャコツガール 4
 
☆G1
忍獣 ミリオンラット 4
忍妖 レイニィマダム 4
忍妖 キリフブキ 4
窮迫の忍鬼 ベニジシ 1
G0
FV、星12、治4
 
4積み+1差しという、どこぞのカード屋さんみたいなデッキになってしまった。
つーかカード屋さんのデッキレシピって売りたいカードを突っ込んでるだけで全然参考にならねえよな
 
 
○各カードの採用理由
☆G3
・夢幻の風花 シラユキ
本デッキの核。V・R・Gへの登場時に、SB2で相手の前列全体をパワー-5000(VかGなら-10000)する能力と、
アタックがヒットしなかった時に、ドロップのシラユキを回収できるV能力を持つ。
相手のパワーを下げるというのは、実質こちらの前列のパワーを上げることになるので、弱いわけがない。
SB2が重めだが、本デッキでは他にSBを使うカードはHYU-GAしかいないので、どんどん使っていける。
後述のサポートカード達が優秀で、手札に引き込む手段が多岐にわたり、再現性が高い。
ダメージゾーンに落ちたら優先的にCBで裏返し、ヒールがめくれたらドロップに落とそう。
とにかくアクセスできないと始まらないので、4枚。
 
・侍大将 HYU-GA
サブV。CB1で相手ユニットと同じGを1枚デッキからスペリオルコールし、盤面全体を自身と同名にするV能力と、
G3をSBすることで、同名ユニットがいる相手のRすべてをデッキバウンスするV能力を持つ。
前者の能力でシラユキをはじめとする様々なカードをデッキから引き込めるので、非常に融通が利く。
さらに他Rを同名にするので、ブラッディミストやミリオンラットの分身能力の制限を取り払う効果も。
後者の能力は弱いわけがなく、総デッキバウンスの条件も前者の能力で簡単に満たせる。
総じてサブV以上の威圧感を持つ、本デッキの隠れた脅威。4枚。
ただこいつを入れるとデッキのサムネがこいつになっちゃうんだよなぁ。自分で決めさせてくれ・・・
自分で決めれたら忍妖ユキヒメちゃんにするけど
 
☆G2
・早矢士 FUSHIMI
自分のRが4枚以上なら5000パンプする能力と、登場時に自ユニット1枚に後列アタックを付与する能力を持つ。
パンプによって、純粋にアタックが通りやすくなるので、状況を選ばない前列要員として採用。
後者の能力も、有効に使える場面は多くないが、あって困るものではない。
デッキの動きとして必要なカードというわけではないので、もっと強いG2を知ってたら、それと入れ替えてください。
 
・忍獣 ブラッディミスト
Rに同名がいなければ、CB1で分身する。分身先はパワーが5000になる。
シラユキで相手のパワーを下げられるので、パワーが下がるデメリットがあってもアタックに与しやすい。
分身したい時に分身先がいないのは困るので、4枚。
 
・忍妖 ジャコツガール
アタックがヒットしなかった時にデッキを7枚見て、シラユキを手札に加える&ドロップに置ける。
ノーコストでデッキの根幹の動きを強くできる、至れり尽くせりなパワカ。
シラユキが見つけられなかった時にSB1できるのも、損した気分にならない素晴らしいデザイン。
ダメトリでパワーが足りなくなっても、空アタックで仕事できるのもいい感じ。
クリティカルを乗せたりして、相手に択を迫ろう。もちろん4枚。
 
☆G1
・忍獣 ミリオンラット
G1版ブラッディミスト。こちらはパワーが4000になる。
使い方もおおむねブラッディミストと同様。分身先確保のため、4枚。
後攻でキリフブキにライドした時、足りないパワーをブーストする仕事は彼が担うことが多い。
使うときは「ん忍獣ぅ・・・ミリオンラットをコールぅ・・・」と囁こう。
 
・忍妖 レイニィマダム
自ユニットのアタックがヒットしなかった時、自身をソウルインしてドロップからシラユキを回収する。
ブーストしていなくてもいいので発動の機会が多く、CBもSBも要求せずシラユキを拾えるので便利。
ただ自身のソウルインが必要なので、おいそれと連発できるわけではないので注意。
使い切りの効果ということもあって、4枚。
 
・忍妖 キリフブキ 
手札交換つきのG1完ガ。初手にあれば積極的にライドする。手札次第ではシラユキを捨てておくのも悪くない。
本デッキはシラユキで相手前列を弱体化させ、強引に相手ターンをしのぐ方法がとれるので、
完ガが1枚減ったくらいは大した損失ではない・・・と考えている。相手次第かな。
ルール上、4枚も入れていいらしいので、4枚。
 
・窮迫の忍鬼 ベニジシ
Vのアタック時に守護者を使われたら、ドロップのユニットを山札に戻し、Vと同名を山札よりスペリオルコールする。
ないに等しいコストで、緩やかな守護者制限をかける。
スペリオルコールを狙う対象はもちろんシラユキだろう。(HYU-GAがRに出てきてもしょうがないし)
使うなら最低2枚くらいはないと計算が立たないけど、枠の関係で1枚。
 
☆G0
完ガをG1に入れたことで、強気のクリティカル12枚構成。
ロングゲームは苦手なので、さっさと点を詰めてシラユキで叩き潰すのがよろしいかと。
クリティカルをジャコツガールに振って、相手に択を迫るのが非常に強力。

 

 

〇採用したかったカード

・忍妖 モロテサヴィラント

アタックがヒットしなかった時、GB1+条件付きで自ユニットの同名をサーチするG3。

サブV兼R要員としてHYU-GAの代わりに入っていたが、いろいろ考えてHYU-GAにした。

「ヒットしなかった時」という条件と、シラユキのパワーダウンの噛み合いがイマイチ。

 

・セントラル・アレスター

V裏からアタックできるG2。ZANBAKUとのシナジーがあるが、本デッキでは無関係。

他デッキではG3にアタックにするにはパワーが足りず、単体で運用できないが、

このデッキはシラユキで強引にアタック圏内に持っていくことができる。

ベニジシとの入れ替え候補。


・砕破の忍鬼 ミヤコ

パワー3000でクリティカル2のG2。

他デッキでは低攻撃力がネックとなるが、本デッキは前述のとおり相手Vを弱体化させ、強引にクリティカル2のアタックを通せる。

シラユキによるサポートがなければほぼ何もできないのはご愛嬌。