【映画】今日の一本…『キングコング対ゴジラ』/『モスラ対ゴジラ』 | クズレコハンター下手のパンダはただ今授業中~ロックと映画とアイドルと…~

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こんばん優☆ & こんばんポノック♪




明日『シン・ゴジラ』を見に行く予定なんですが、その前にテンション
上げようと思い、昨日今日と久しぶりにDVDで昭和ゴジラ2作品を観賞。


まず昨日は『キングコング対ゴジラ』。

前作『ゴジラの逆襲』から実に7年後、東宝創立30周年記念作品
ということで、今見ても製作陣の気合いの入りぶりが窺えます。



『ゴジラ』『ゴジラの逆襲』の重い雰囲気はどこへやら、細かいことは言いっこなしの一大娯楽映画。


キングコングを運ぶいかだをどうやって作ったのかとか、そのいかだにどうやって
キングコングを運んだのかとか、小さいことに拘っててはこの映画は楽しめない。

ゴジラとキングコングが日本に上陸しているという非常事態に、
なぜ電車が動いているのか、そんなことも考えてはいけません。


ゴジラとキングコングが日本中を暴れ回り、登場人物達が
右往左往する様子をただただ楽しんでいればいいのです。



今回改めて見て、ゴジラとキングコング双方の演技にも驚かされた。

セリフはなくとも動きだけで何を考えて行動しているのかちゃんと
伝わって来るし、どちらもどことなく愛敬が感じられるのがいい。


ハリウッド版のゴジラにはこれがなかったからなぁ…キャラクターが全く感じられないとでも言うか。



そして今日は『モスラ対ゴジラ』。

こちらはグッとドラマ性が増して、人間の醜さや身勝手さが描かれているのがポイント。


また、後半での島に取り残された分校の子供達が逃げる姿には、思わず目頭が熱くなりました。

やっぱり今の視点ではああいう描写は冷静には見られません。



いわゆるキンゴジよりもゴジラの造形のクオリティーが
上がり、生物感が増して動きの不自然さもなくなった。

キンゴジは首が回らないのが気になって仕方ないからなぁ。


もちろんモスラもまるで本当に生きているかの様に動く。

特にクライマックス、双子の幼虫が口から吐き出す糸でゴジラをやっつける場面は最高!


テレパシーが使える小美人はともかく、インファント島の
酋長がどうして流暢に日本語を話すのかだけが謎ですが。



さて『シン・ゴジラ』はいかがな出来か。


個人的にはゴジラ映画はあんまりクソ真面目に作らない方がいいと思ってます。

一作目に引っ張られて真面目に作り過ぎると、どうも息苦しい作品になりがちな気がして。


だから大森一樹のゴジラは面白かった。あと『ゴジラ・ファイナル
ウォーズ』とか。あれぐらいがちょうどいいんじゃないですかね。



ただあの頃とは時代が違いますから、現在ならではの
アプローチでどう見せてくれるのか期待しています。

理屈っぽい作品にさえなっていなければそれでいいかな。


では、今日はこの辺でおやすミサティ★

Now Playing…V.A.『THE BEST OF GODZILLA 1954-1975』