こんばん優☆ & こんばんポノック♪
ルパン三世は現在『ルパン三世マガジン』で複数の漫画家により競作されていて、
単行本化に際して作者のイニシャルをタイトルに付けるという形を取っています。
山上正月や早川ナオヤのルパンも捨て難いんですが、個人的には馬場民雄のルパンがいちばん好き。
先週、やっと馬場民雄による『ルパン三世B』が単行本になったので早速購入。
同じルパン三世という作品でも、描き手によってどうしても解釈に差が出てしまうもの。
馬場民雄のルパンは、恐らく多くの人が抱いているであろうテレビ第1シリーズ
から第2シリーズまでのルパンのイメージをかなり忠実にマンガにしています。
五ェ門がキワモノキャラに描かれていなかったり、銭形が敏腕警部として活躍するのも好感度。
作者の作品に対する愛情やリスペクトを感じます。
何より絵のタッチやフィーリングがルパンに合ってていいんだよね~。
こういう柔らかい絵って大好き。
難点があるとすれば、不二子が少々オバサン臭いところか。
あと、不二子におねだりされてルパンが動くっていう展開は正直もういいよって感も。
ちなみに今回の単行本には、同じ物語を次元と不二子、五ェ門、
ルパン、銭形、それぞれの視点で描いた四篇のエピソードが収録。
これが凄く面白いんだけど、雑誌掲載時そんなことには全く気付かず…。
ま、まぁ季刊誌なんで、次の号が出る頃には前の号の内容なんて忘れちゃいますよ。
とにかく、自分みたいなオールドファンが読んでも満足度高めでオススメ。
次はの単行本化は『ルパン三世T』か…これもまたちょっと変わった作品なんだよな。
では、今日はこの辺でおやすミサティ★