こんばん優☆ & こんばんポノック♪
自分前向き化計画の一環として、昨日の布袋寅泰の本と一緒に買った一冊。
『週刊アスキー』に連載された、当時40代のミュージシャンとの対談をまとめたもの。
80年代から、90年代初頭のバンドブームにかけて活躍した、数多
のミュージシャンの“今”を見て、いろいろと考えさせられました。
布袋寅泰のように世界的な成功は手に入らなかったかもしれない。
生活だって、対談を読む限り決して余裕があるというわけでもないはず。
それでも音楽のため、また家族のため、あるいは自身が生きるため、
苦労したり頑張る姿に、自分なんてまだまだだなと思ってしまった。
中でもラフィン、コブラ、ドッグファイトと渡り歩いたナオキの人生は壮絶!
それを深刻ぶらずにサラッと語ってしまうんだからタフだよなぁ。
元アンジーの水戸華之介の話は身につまされるばかり。
昔だったらハングリーならハマショーやARBのような音楽を聞いていたのに、今は簡単な
夢の世界に浸りたいから倖田來未とかジャニーズとかを聞く、という話は特に耳が痛い。
だって、これ倖田來未とジャニーズをアイドルに置き換えたら、まんま自分に当てはまるもん。
自分にも昔はラフィンとかスタークラブとかを聞いて“チクショー!”と拳を握りしめる時があった。
ところが、年を経る毎に“どうせなら楽しい方がいいじゃん”と考えるようになって、今に至るわけで。
ただ、一つだけ言い訳というか弁明させて欲しい。
自分(たち)は何も“○○ちゃん可愛い”という単純な動機だけでドルヲタやってるわけではないんだ!
一生懸命なアイドルの姿に自分(たち)の人生を重ね合わせて、生きる支えとしているんだ!
今や、いやこんな時代だからこそ、アイドルだって充分にロックでありパンクなんだ!
ま、それはさておき。
ミュージシャン(ひいてはアーティストと呼ばれる人たち)にとって、
日本は本当に窮屈で生きにくい国なのではないかと思えて仕方ない。
欧米は自分のペースで作品を制作したり発表したり出来る、草の根的な土壌が出来上がっていると思う。
日本はとにかく売れているか売れていないかという二極論で
割り振って、音楽に限らず売れていないものは格下に見る。
でもそれは絶対に間違ってると、声を大にして言いたい!
オリコンチャートの左半分(って例えも古いか)に入る音楽=いい音楽とは限らないんだぞ!
どうも日本人は“成功した人”と“社会のレールに乗っかってる人”以外は認めたがらないからなぁ。
この本を読んで、人の生き方はそんな単純に割り切れるものではないんだと改めて感じた。
幸せなんて、相対的なモノサシで測れるものではないんだよ!
そりゃ金持ってるヤツは羨ましいけどさ…
だからってそれだけで人を決めつけるなんて絶対おかしい。
なんだか言えば言うほど墓穴掘りまくりなので、いい加減ここらで止めときます。
さて、明日からゴールデンウィーク後半。
といっても浮かれている余裕もないんですが。
とりあえず明日は来週の授業の準備してしまおう。
では、今日はこの辺でおやすミサティ★