【本】今日の一冊…『戦場のメリークリスマス シネマファイル』 | クズレコハンター下手のパンダはただ今授業中~ロックと映画とアイドルと…~

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Finolia Girlsの皆(特にSurvive-ZERO)、元SDN48の野呂佳代さん、AKB48チームK卒業生今井優さんを応援し、チームBの片山陽加さんも応援している日本語教師が仕事や趣味について語るブログ。

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ごきげん優☆




昨日、disk unionで掘り出した一冊。

大島渚の83年の映画、『戦場のメリークリスマス』公開時に発売されたガイド本。


凄く豪華な内容で、大島渚監督のインタビューはもちろん、坂本龍一とたけしの対談に
撮影日誌など、デヴィッド・ボウイのインタビューがないことさえ除けば完璧な一冊。

加えて表紙やページのデザインやレイアウトがいかにも
80年代的で、パラパラとめくっているだけでも楽しい。



実は、中学生の時にテレビで初めて『戦メリ』を見た時、何が何だかサッパリ分からなかった。

物凄く興奮して解説する淀川長治を見ても、『そんなもんかなぁ~?』って感じで。


それからビデオで何回か見返したけど、やっぱり分からなかった。



ところが、10年ほど前に改めて見てみて驚いた。

全ての歯車がパチンと噛み合ったというか、こんな凄い
映画だったのか!と目からウロコか落ちる思いだった。


まー言っちゃえば○○の映画なんだけど(そりゃ淀川長治も興奮するわけだ)。

でも○○の一言だけでは説明できない、もっと深い友情みたいなものも感じられてよかったなぁ。



でもやっぱり公開当時も難解な映画だと思われてたみたい。

坂本龍一とたけしが対談で、二人して「分かんない」連発してて笑ってしまった(出演してるのに!)。


確かに一回だけ見て「これは凄い!」っていうタイプの映画ではないのかも。



DVDで見たいけど、確か廃盤なんだよな。

自分が持ってるテレビから録画したビデオは、トム・コンティの日本語の
セリフが(わざとたどたどしい日本語で)吹き替えられてて相当萎える。


出来ればオリジナルな形でもう一回見たいね。