おニャン子クラブの思い出⑥ | クズレコハンター下手のパンダはただ今授業中~ロックと映画とアイドルと…~

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Finolia Girlsの皆(特にSurvive-ZERO)、元SDN48の野呂佳代さん、AKB48チームK卒業生今井優さんを応援し、チームBの片山陽加さんも応援している日本語教師が仕事や趣味について語るブログ。

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こんばん優☆




しつこく続くおニャン子クラブの思い出、いよいよラストスパートです。



アイドルはテレビで見るよりやっぱり生で見たいもの。

自分もおニャン子のコンサートが見たいなあと思うようになりましたが、問題が2つありました。


1つは、おニャン子クラブはそんなに頻繁にコンサートを行わなかったということ。

もう1つはファンクラブの問題で、コンサートのチケットを
取るには当然ファンクラブに入っていた方が有利なわけです。


もちろんおニャン子クラブにもファンクラブがありました。

その名も“こニャン子クラブ”。



ところがこの“こニャン子クラブ”、会員を常時募集していたわけではないのです。

半年に一度だったと思うのですが、期間を決めてその間に
集中的に募集する、というかなり変則的な方法を取っていました。


ですから、仮におニャン子のコンサートが行われることになっても、会員になってなければ
自力でチケットぴあなりプレイガイドに電話してチケットを手に入れるしかないわけです。



そんなある日、おニャン子のコンサートが行われることが発表されました。

樹原亜紀・国生さゆり・内海和子・立見里歌・高井麻巳子の卒業コンサートです。


場所は原宿は代々木第一体育館。


これは行かねば!!

しかしそのときの自分はファンクラブの会員ではなかったので、
チケットぴあに電話してチケットを予約するしかありませんでした。



チケットの発売日、午前10時前、ダイヤル式の黒電話の前で待機。

9時59分40秒辺りでダイヤルを回し始め、10時ジャストに最後の番号が来るようにしました。


が……

ツーツーツー……

繋がらなかった!!


その後は何度かけても話し中。

それでもしつこく2時間ほどかけ続け……


やっと!


ついに!


とうとう!


繋がった!!



震える声で希望のコンサート名を告げると…

「もうその日のチケットは完売しました」


……

……

……


いやしかしそれはツアーの最終日。代々木第一体育館でのコンサートは2日行われるので、
最終日の前の日なら…?と思い聞いてみると、前の日のチケットならあるという!!



かくして苦労の甲斐あってようやくチケゲット。

ちなみにチケ代は今では信じられない3.5Kでした。


そしていよいよコンサート当日がやってきました。

実はこのコンサート、自分にとっては生まれて初めて見るコンサートだったのです。


ですから会場の構造とか座席位置とか、チケットを見ても全く予測できませんでした。

今だったらネットで簡単にチェックできますけど、まだネットのネの字もない時代ですから。



実際会場で席に着いて見ると…


と、遠い……


ちなみに席はスタンド席でした。

いやしかしあんなに遠いとは思いませんでしたよ。



実際コンサートが始まっても、誰が誰かなんて分かりゃしない。

当時は今より視力もよく、まだメガネもかけていなかったのに、
それでもステージ上のメンバーを判別するのに苦労しました。


ただしセットだけは無駄に豪華でおニャン子よりセットの方が目立ってました。


記憶に残ってるのは、国生がバンドのメンバー紹介をしたところぐらいですかね。

そう、おニャン子クラブのコンサートは、バックの演奏が全て生演奏だったんです。


しかもバンドのメンバー、セットの裏で演奏していてほとんど見えないんですよ!

それだけ予算をかけられたってことで…まあ…バブルの頃のおめでたい話って感じですね。



ちょっと前にこのコンサートの最終日の方を収録したビデオを中古で買ったんですけど、
今のアイドルのコンサートと客席の様子が全然違っていて驚きました。

一言で言うと、客席が暗い。


まだサイリウムもなかった頃ですし、それよりちょっと前だと紙テープをステージに向かって
投げるっていうのが定番でしたが、この頃には廃れていましたからね。

ちょうど紙テープとサイリウムの狭間の時期ってところですかね。



まあそんなわけであまりいい印象の残らなかった初おニャン子コンサートでしたが、
それから約2ヶ月月後、衝撃の発表がファンを震撼させることになるのです。



つづく