出し惜しみなどしない2017 | LIVESTOCK STYLE

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風琴工房詩森ろばのブログです。

ブログ下火ですね。

わたしもちょっとまとまった文章はFBとかで書いてますが、

んー。やっぱりブログのほうが、

記録として見やすい気がするのはわたしだけでしょうか。

というワケで何度決意したかわかりませんが、

今年はブログ、更新していってみようかと思います。

 

まずはじゃじゃん。

2017年4月~2018年3月の詩森lineupが出ましたので、

出し惜しみせず発表しとこうと思います。

 

まずは、

2017年4月第2週に、

凝りもせず秘密プロジェクトがあります。

5回目だって。ビックリですね。

最後の秘密プロジェクトになる予定です。

これ、見たいぜって方は、

organ@windyharp.org

までご連絡ください。

満を持して、杉木隆幸さんが出演予定。



次が

5/31~6/4

俳協さんが無頼茫々を上演してくださいます。

https://stage.corich.jp/stage/81673

どんどんタイムリーになっていくこの作品。

そんなの望んでないんですけどね。。。

わたしがいちばん好きな自作です。

わたしは作品を提供しただけですが、楽しみにしています。

 

 

そして!!

penalty killing-remix version

スズナリをアイスアリーナにでお馴染みの

アイスホッケー男子芝居が、

生まれ変わってシアタートラムに帰ってきます。

あのあとのチームエピソードも入れつつの

名付けてリミックスバージョン。

7/14~23日 シアタートラム。

そのあと豊橋に参ります。

 

お初の方はもちろんですが、

わたし的に残念なキャスト交代ありつつ、

パワーアップして帰ってきますので、

霧降の皆様、ペナキリファンの皆様、

今回のペナキリは何回見ようか、

を合言葉に待っててくださいませ。

なんせ初演はねー。

わたしの席がぜんぜんなくて毎回のように立ち見。

それでも千穐楽は無理かもって言われて

当日券の列に並びそうになりましたからね。わたし。笑。

あと。ダンサーのみなさま。

4月中旬に、

なんと!!

ファルコンズ(敵チーム)募集のオーディションがありますよ!!

こちらも詳細待っててくださいね!!

 

そして、9月!!

こちらは、まさかのMITAKA NEXT SELLECTION

自分で言うのもなんですが、

劇団結成25年を来年に控えた今年、

ネクストにセレクトしてもらえるというのが

わたしの奥深いところですよ。

迫力のない容姿とぼんやりしたトーク、

そして薄すぎる存在感のせいで、

いまだベテラン感まったくゼロのわたしではありますが、

自分のそういうところ、わりと好きです。

勢いに乗っているのでこちらも内容公開しちゃいますよ。

なんと初、女ばかりの風琴工房。

そして、生理用ナプキンの開発をテーマにした新作。

タイトルは直球。

「アンネの日」

ゆりかごから墓場まで、ではなく、

初潮から閉経まで、おんなのすべてを赤裸々に、

そしてチャーミングに描きます。

これ、話すとみんなが、

「わ。面白そう。」って漏れなく言ってくれるキラーコンテンツです。

どうぞどうぞお楽しみに。

 

 

そして、同じ9月に、嘘でしょというカンジですが、もう一本

新作の幕が開きます。

こちらは老舗の俳優座さんへの書き下ろし。

タイトルはまだ未定なのですが、

書く題材は決まっています。

水俣を題材にずっとずっと温めてきた作品。

東京の印刷所を舞台に、

現代が現代として始まった、

公害というものの存在が露わになった瞬間を描きます。

老舗の新劇の劇団に書き下ろすということでギミックなし、

直球、剛腕振り下ろすような

いちばんガシッとした、わたしらしい作品になるんじゃないか、

という予感がします。

新進演出家眞鍋卓嗣さんに演出していただけるのも楽しみです。

そして、この作品のために、水俣にまた行けることが嬉しいです。

演劇をやっていたおかげで

わたしは日本中に愛しい場所があります。

その最たるひとつです。

 

 

しかしまだまだ休めません。

12月7日~13日がスズナリ公演です。

ほかの作品も気合入りまくりなのに、

わたしってほんとにパワーだけはムダにあるんですね。

この作品のことを考えるのが楽しみで仕方がありません。

沖縄をテーマにした第2弾。

タイトルは「ちゅらと修羅」

これはねー。目指せマッドマックスな超ド派手エンタメになります。

SFですね。SFです。

テーマの重さとか深刻さになんか負けないぞ!!と拳を握りしめまして

演劇として血沸き肉踊って、

笑って泣いて、

最後は深く考えていただけるような、そんな作品を作りたいです。

最近ラストシーンを思いつきまして、

考えるたびに自分で鳥肌が立ちます。

みんなそんなラスト見たくない?

見たいと思ってくれると信じたいです。

この作品の取材のために1週間以上、

沖縄に行ってきました。

人にお会いし、デモにも出て、あてどもなく歩いて、

その日あったばかりの人の家に泊めてもらい、

結果、いますぐにでも会いたいひとたちがたくさん増えました。

人生を、あきらめないことを、また教えられた。

作品でぜったいお返しします。

 

 

そしてラスト。

劇団銅鑼さんに書き下ろします。

名誉なことに青木豪さんが演出してくれます。

あんないい劇作家さんに書くなんて、

プレッシャーだけどがんばるしかありません。

タイトルは「おとうふコーヒー」

これは、介護がテーマです。

ひとから与えられたテーマですが、

残花よりいっそうプレッシャーです。

だって、いま、いちばんタイヘンな思いをしているひとが

確実に客席にもいるテーマだから。

わたしの想像力でどこまで書けるか、

自分が試されると思っています。

こちらも去年から、取材させてくれるという場所があれば

どこでも馳せ参じるというスタンスでやってきました。

いまも馳せ参じる場所を募集しております。

先日、沖縄の前に

福祉と文化で町おこしをしている岡山県奈義町というところに

行ってきました。

いやー。あのね。スゴイよ。奈義。

先進国。これがホントの。

副町長さんが最後におっしゃった、

日本一、世界一のコンパクトシティにしたい、という笑顔。

自分の住む場所に誇りが持てるっていいね。

 

というワケで、

今年の詩森です。

もうね。周到な準備だけが取り柄なので、

もうプロットもだいたい決まってて、

むしろ来年度の準備始めてるくらいです。

そうしないと書けないから!!

わたしは準備のいい劇作家。

そう暗示をかけまくる日々でございます。

 

膨大ですが、今年の詩森と風琴工房をよろしくお願いいたします。

コソッとですが、取材先、募集しております。

とくに介護。

生理用品。

沖縄。

1960年代の印刷。

あ。ぜんぶか。

もしもお話聞かせてくれたり、見に来ていいよ、な方が

ありましたら、

organ@windyharp.org

までお知らせいただけたら幸いです。

 

明日から取材レポート。書きます。書きたい。