バターマサラとセニョール | LIVESTOCK STYLE

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風琴工房詩森ろばのブログです。

自分の作る料理のなかで、
これはちょっと家庭料理踏み外してるな、
と思うのがコレ。


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チキンバターマサラです。


手順もまあまあメンドウですが、
そんなに難しいものではありません。
フツーに料理できるひとなら
カンタンに作れます。
でも、
材料がね。
材料が、
フツーの家にはないものばかりなんですね。
わたしの家には
ケチャップもマヨネーズもソースもないのですが、
ヘンテコな、
なにこれ、なにに使うの、
的なものはたくさんあります。


このチキンバターマサラで
活躍するのは、
カスリメティというのと
そのシードであるところの
フェネグリークっていうヤツです。
メティの風味を味わうために
クミンもターメリックも入れません。



って書くとなにかの呪文みたいですケドね。
スパイスの名前でございます。


ちなみにクミンもターメリックも
わたしは箱買い、袋買いです。
スーパーで売ってるような
ちっちゃいのだと1回か2回
カレー作ったらなくなっちゃうからね。


カスリメティは通信販売でなら
なんとか手に入りますが、
それが路面店でも買えるのが
高円寺の凄いところです。
とは言え、
わたしが常連となっているエスニック食材やに
日本人がいるところは見たことがありません。
このようにして、
インド系食材は高円寺で、
タイ・ベトナム系食材は新大久保で購入しています。
レモングラスの根の部分とかが常備されている
一般家庭がいったい東京にどれだけあるのでしょうか。
ナゾです。


話戻しましてバターマサラです。
ナッツを茹でたり、
それをフードカッターでペーストにしたり、
タンドリーチキン的なものを作ったり、
こりゃこのテマヒマで何品か作れるね、
という手順を踏みまして
できあがります超シンプルなひと皿です。
今回はペルシアの蜂蜜を奮発しました。
ちっちゃいわりに高かったのに、
レシピみたらその約半分を投入しろ
って書いてあって泣きたかった。
でもさすがに美味しかったです。



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で。
あけて次の日は、
新年に買い込んだり
使い切れなかったりした食材を
使い切るメニューにしました。


まずはみんな大好きブリ大根。
ブリの下準備と
大根も下準備を
いつになくちゃんとやったら美味でした。
面取りとかなー。
どーでもいいかなーとか思うけど、
やるとやっぱり違うんだよなー。


お味噌汁かわりに添えたのは
ターサイと豚肉と海老芋のスープです。
今年のお雑煮は
里芋ではなく海老芋にしたので
そのあまりなんですが、
里芋と海老芋って似てるけど、
わたしは海老芋のほうが好きです。
まあなかなか売ってないですけどね。
煮物にしても美味しいんだよね。


で。
緑のプロッコリみたいなのが、
「スティックセニョール」
っていう野菜の
アジア風炒め物です。
スティックセニョールっていうのは、
介藍菜とブロッコリを掛け合わせて
日本で作られたお野菜らしいのですが、
あんまり売れず、
アメリカで大ヒットして
最近逆輸入されてきたという曰くがあるものらしいです。


つーか。


売れなかったのネーミングのせいじゃね?


今日、さて。
セニョール炒めるか、
と思って冷蔵庫見たら見当たらなくて、
あれ、
スティックセニョールあったと思ってたけど
幻だったかな、
と思ったらすでに出してあって
「あったあった」
と思って炒めたワケなんですが、
セニョール、
セニョール、どこ、どこなの、
と探したあげくに幻って・・・。
とおかしくなっちゃいました。


そんなセニョールですが、
クセがなくてたいへん美味しいです。
見かけたらぜひお試し下さい。