ツノシマクジラの命名
1998年(平成10) 9月11日、角島でイワシ漁から帰港する和田宗紀さんの船底に、クジラが衝突した。
このクジラは、体長11メートルのメスで、外見はヒゲクジラに似ていたが、体長が成体の半分ほどで、新種の可能性が高まり、研究のため、砂浜に埋められた。
白骨化した1年後、骨格の調査·筋肉·肝臓などのDNA鑑定を実施。上あごの骨の形態やヒゲ板の数などを、国立科学博物館などが調査し、晴乳動物では90年振りの、新種発見となった。新種クジラは、ツノシマクジラと命名され、2003年(平成15)年11月19日、英国科学雑誌「ネイチャー」で発表された。
(下関市年表より)(彦島のけしきより)