日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツを解明します。

基本的に山口県下関市を視座にして、正しい歴史を探求します。

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学術研究の立場にあります。具体的なご質問、ご指摘をお願いいたします。




下関市菊川町にある菊川水掛不動尊(正式名称:水掛不動明王)は、山口県下関市菊川町大字下岡崎に位置する古刹・宝亀山 清水寺(せいすいじ)の奥の院として知られる霊場です。特に眼病平癒や諸願成就のご利益で古くから信仰を集めています。


主な歴史の概要

•  創建伝承(平安時代)
伝承によれば、平安時代初期の弘仁年間(810~824年)、弘法大師(空海)がこの地を訪れた際、霊感を受けて不動明王を感得し、護摩を修法したとされています。その際、湧き出た霊水を不動明王にかけて祈願したところ、眼病に苦しむ人々が次々と癒されたことから「水掛不動」と呼ばれるようになりました。

•  中世~近世
戦国時代には毛利氏の祈願所としても知られ、長州藩主からも尊崇されました。
江戸時代には眼病に悩む人々が全国から参拝に訪れ、「西国の水掛不動」として広く信仰されるようになりました(東日本では成田山新勝寺の「出世不動」が有名であるのに対し、西日本では菊川の水掛不動が知られていました)。

•  明治時代の大火(1902年)
明治35年(1902年)に清水寺本堂が火災で焼失した際、本尊の不動明王像も失われました。しかしその後、地元有志や信仰者によって再興され、現在のお堂が建立されました。

•  現在のご本尊
現在の不動明王像は、火災後に改めて奉納されたものです。
特徴的なのは、参拝者が柄杓で霊水を本尊にかけながら祈願する「水掛け祈祷」の形式で、これは創建以来続いている伝統的な作法です。


霊水と眼病平癒の信仰

滝から流れる霊水は「眼病に効く水」として有名で、今でも眼病に悩む人が全国から訪れます。

水を眼に注ぐだけでなく、柄杓で不動明王像に直接水をかけることで、より強いご利益があるとされています。


アクセスと現状(2025年現在)

•  山口県下関市菊川町大字下岡崎(清水寺奥之院)

•  中国自動車道・小月ICから車で約25分

•  毎年8月28日には大祭(水掛不動祭)が開催され、多くの参拝者で賑わいます。

非常に古い歴史と独特の水掛け作法を持つ、関門・山口地方でも有数の霊験あらたかな不動霊場として、今も地元の人々や眼病に悩む人々から厚い信仰を集め続けています。


興味があれば、ぜひ一度訪れてみることをおすすめします。特に滝の霊水と水掛けの体験は、他ではなかなか味わえないものです。


〒750-0324 山口県下関市菊川町大字久野675