1.
私のブログのコメント欄は,非常に興味深い状況となっております。
そのコメント欄において,ある人は匿名で,ある人は,その方のブログとリンクさせて,私に向かっていろいろな問いかけを行っております。
そして,そのような問いかけに私が沈黙の表現で対応していることについて,さらにいろいろな問いかけを私に向けて投げております。
2.
私は,本ブログのメッセージボードに次のように書いております。
読みやすいように番号を振りましょう。
また,強調したい部分を赤太字や青太字にしましょう。
①本ブログのコメントについて
そのコメント内容が,「価値ある議論」であるならば,連投長文コメントを歓迎します。理由を付して正確に語ることの価値,意見を交換し,時に激しい議論になろうとも,そこから表現者双方に生まれる価値を重視するブログです。
②公表の場ですので,コメントされる方は,そのコメントにおいてご自身を表現し,「沈黙する読者」から問われる存在となることを意識していただけたらと思います。
③コメントをするという行為は,それに対して批判もなされます。批判する表現者が,その批判を「正しく語る」表現で行おうとすれば,字数制限の関係で時には長文連投コメントとなります。
④コメントをされる方は,まさにコメントを行うという表現の内に,そういう批判が,ブログ主からも他の方からもなされ得るということを,その批判が「正しく語る」姿勢でなされている限りにおいて受け止めて応答する責任が発生していることを意識して下さい。
④沈黙もまた「応答しない」という応答表現のひとつです。その沈黙の表現によっても,あなたは,あなたを形作り,そういうものとして自己を表現されているのです。
3.
私は,メッセージボードの変更にあたり,次の記事をアップしました。
メッセージボード変更のお知らせ~「われわれ」の「願い」のヴィジョンとともに
この記事の中で,私は次のように述べています。
私は,表現について考える中で,私のブログを,社会形成の実験場とする発想を持ちました。
本質的孤独を抱える人間が複数集まっている。
参加されている方の移動もある。
そのような中で,どのような社会を形成していくか。
4.
さて,以上を踏まえて,私は,私の沈黙の表現について,説明したいと思います。
私は,ある時期まで,私がいただいたコメントには全て応答してきたと思います。もしかしたら漏れがあったかもしれませんが,全て応答するという姿勢できました。
ある時期から,私は,コメント数の増大とともに,全て応答するということが現実問題として不可能になりました。私の24時間は限られておりますので。
また,私は,コメント欄の状況が変わっていく中で,時に,沈黙の表現でもって応答する方が適切であると考えるようになりました。
そして,私は,現在,私に向けられた問いに対する私の応答について,次のような指針でもって対応しています。
①
その問いが,「正しく見る」「正しく考える」「正しく語る」ということへの志向性を持つものと私が判断する問い,それには応答しましょう。
そのような志向性が無い,または,極めて乏しいと私が判断する問いには,沈黙をもって表現し,その問いを発した人の自発性から何かが生まれるのを期待しましょう。
②
上記①は原則に過ぎず,場合によっては,
「正しく見る」「正しく考える」「正しく語る」ということへの志向性 が無い,または極めて乏しいと私が判断する問いであっても,例外的に応答することもあるとしましょう。それは,私の完全な自由裁量で行おう。
③
私が上記①,②のように,沈黙の表現で応答したり,明示的に応答したりすることについても,自分を表現し,「沈黙する読者」の判断に委ねましょう。
5.
私は,なるほど弁護士を表示しております。
ただ,そのことで,問いに対する無制限の応答義務が生じるものでもないと思っております。
もし,「問いかけられたら必ず答えよ」と私に言われる方がおいででしたら,私は,こうお伝えしたいです。
「求めよ,さらば与えられん」という言葉がありますが,私は自分自身を神に擬する愚か者ではありません。
「問い」が私への無関心ではなく,何らかのものを私に求めている心理があるとしましても,私は,阿弥陀如来のような存在ではありません。
6.
こういう次第ですので,私への問いを匿名なりご自身のブログとリンクさせて行っている方々は,もし,その問いに対して私が沈黙の表現で接しているとお感じなら,その上で,なおもあなた方が私のブログのコメント欄を訪れてコメントを入れている,そのあなたの中の理由を考えてみるのも一つのあり方ではないか・・・・と,おせっかいながら,私は,ここでお伝えしたく思います。
私のブログのコメント欄でコメントをするという表現,その内容,そこでも,あなた方はあなた方を形づくっております。
それは,「沈黙する読者」が眺めていることですし,また,「次世代の目」を意識されてもよいのではないか,このように私は思います。
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