第1009話 上杉謙信エピソード(5)子煩悩 と カフェでの残暑払い | 時代劇本舗

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時代劇と食べ物と酒などのことを徒然に綴る予定でござる。

我が職場は、暑気払いの時期に忙しいこ

ともあって、いつも残暑払いになります。

今年は暦の上で秋になったというのにま

だまだ残暑が猛威を振るっております。

これはしっかりと払わないと(笑)

まずは食前酒で乾杯。甘口のスパークリ

ングです。

お料理の方は、まず各人に前菜4種盛り

とビシソワーズが配膳されました。

続いて、玉子の載ったグリーンサラダが

大皿で。

鶏の唐揚げ。お洒落に盛り付けられてい

ます。

続いてのお料理は鰹のたたき風カルパッ

チョ。臭みの無い上品なお味です。

ボンゴレとトマトソースのパスタがこれ

でもか、という位の量で登場しました。

最後にローストビーフが出されました。

品数も多く、ボリューム満点。飲む人も

飲まない人もけっこう満足できたのでは

ないかと思います。カフェでの一夜の宴

でありました。

 

 

【時代劇こぼれ話】上杉謙信エピソード

        (5)子煩悩

 

上杉謙信が後継者を指名しないままで急

逝したため、越後国内は大いに乱れまし

た。謙信は生涯不犯の人であったため、

養子を何人か迎えていました。その中で

有力だったのは、いとこの長尾政景の子、

景勝と、小田原北条氏から迎えた景虎

二人でした。上杉家は二派に分かれ、景

虎派は御館(おたて)と呼ばれた館に立

て籠もり、徹底抗戦の構えを見せました。

 

一方、景勝には直江兼続らの有力武将が

味方し、ついに景虎派を一掃して景勝を

後継者としました。この戦いを「御館の

」といいます。しかし、謙信はこの二

人の養子を同じように愛していたようで

す。関東へ出兵した時、景勝に文が届き

ました。開けて見ると、謙信直筆の「い

ろは」の文字の手本が入っていました。

旅先からも子の教育に気を配る、謙信の

親心が感じられる話であります。また、

北条氏から迎えた景虎には、自らの幼名

を与え、大切に養育していました。実子

が居ないにもかかわらず、この親心。謙

信自身はあまり親兄弟の愛に恵まれてい

なかっただけに、その反動からとても子

煩悩な父親になっていったのではないか

と思われます。

 

お読み頂き、有難うございましたm(_ _)m