第553話 武将と役者(4)信玄 と 寒い時は蕎麦 | 時代劇本舗

時代劇本舗

時代劇と食べ物と酒などのことを徒然に綴る予定でござる。

今週は、やけに蕎麦を食べた週であり

ました。



安曇野山かけ


こちらは、三軒茶屋の「安曇野」の山

かけ蕎麦です。とろろが濃厚ですし、

卵黄もなかなかに濃厚であります。

しかも、そばのつゆもけっこう濃厚な

お味でございます。



月見そば


こちらは、上野毛駅近くの蕎麦屋「

くら庵」で食べた月見そば。寒い時は

玉子の味が恋しくなります。



そういえば、昨日あたりは冬の満月が

やけにきれいに見えました。今日のお

江戸は雪・・・ですけどね!(苦笑)




【時代劇こぼれ話】武将と役者(4)

         武田信玄


この武将のイメージも、なかなか描き

にくいところです。というのも、それ

がしやそれよりも年長の方々の中には、

武田信玄と言うと「中年太りをした、

スキンヘッドの男」というイメージが

刷り込まれているからです。


これは、歴史教科書に載っていた「武

田信玄画像」の影響が大きいのですが、

最近の研究でこの絵は信玄のものでは

ない、と言われているのです。

では、信玄の実像はどうなのか?実際

は結核を患っていて、そんなに太って

はいないはずです。また、信玄の影武

者の一人であったのは、末弟の逍遥軒

信廉(のぶかど)という人物ですが、

この方は画家としても有名で、文化人

としてのイメージが強かったようであ

ります。


そう考えるとあまり恰幅の良い役者さ

んは正しいイメージとは言えないでし

ょう。だからといって、大河ドラマで

主役を演じた中井貴一さん、というの

もちょっと印象が違うように思います。

それがし的には、映画「影武者」で信

廉を演じた山崎努さんや「天と地と」

で信玄を演じた高橋幸治さんのような

鋭さのある役者さんが合うように思い

ますが、皆様はいかがでしょうか?


本日もお読み頂き、ありがとうござい

ましたm(_ _)m