++夏は来ぬ++ | SHIMOJISSIMOな1日をあなたに⭐

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歌手で作詞家、指揮者、下司愉宇起のオフィシャルブログ☆  

五月雨に 裳裾濡らして植うる田を 君が千歳のみまくさにせむ

栄華物語  

ようやく梅雨ですね!
今日から週末にかけて雨だそうです。

さて、みなさん“夏は来ぬ”という有名な唱歌をご存知ですね?
2番

“さみだれの、 そそぐ山田に早乙女(さおとめ)が、裳裾(もすそ)ぬらして玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ”

上に挙げた栄華物語がモチーフになっているのだそうです。

今のように農業が近代化するずっと前、人々は梅雨の季節に田植えをしたのだそうです。

梅雨の雨が降り注ぐ山の田に、娘がもんぺの裾を濡らしながら苗を植えている様を見ると、いよいよ夏がくるのだなぁというなんとも風流な歌詞なのです。

童謡唱歌は、歌の作られたその時代の風習なども現代に伝えてくれます。
歌を紐解く事によって、文化を知る事ができます。

夏は来ぬ。

大切に歌いたい歌の一曲です。


しもじ