主語 | 理学療法士養成校教員 下井ゼミ研究ノート

主語

【昨日の続き】
雑誌週刊『SPA!』3月5-12月号の「医療系専門学校のイジメが恐ろしい」という記事。

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記事の内容は、専門学校が学生募集の「看板」としている高い就職率や国家試験合格率を死守するために、成績の良くない学生をいじめる教員の陰湿なイジメを扱ったもの。
教員からのイジメにより自主退学となった学生たちのインタビューで構成された記事です。

が、ところどころにちょっとしたツッコミどころが…ガーン

まず、「千葉県の医療系専門学校Y」の作業療法学科に通っていたというAさん。
取材を受けたAさん以外へのイジメもあるらしく、

「しかしAさん同様、志半ばで学校を去る学生は珍しくなく、Aさんのクラスは入学時40人いた学生が、3年次の現在は十数人にまで減っているという。」

って、本当かっ汗
学生の授業料が主な収入源なのに、わざわざ学生を「イジメ」て入学時の半分以下に減らすかなぁはてなマークむっ

イジメの「陰湿」さを誇張するためにそう書いただけで、本当は元々定員割れしてたところで、学生が減って「十数人」になったんぢゃないのかなぁはてなマーク


そして、個人的に最も気に入ったのは、「被害者の会」に寄せられたという手紙の内容。
小さい写真ですが、よく読むといろんな意味で楽しめますにひひ

手紙を書いた人が学校側の問題点を箇条書きで告発していますが、その指摘の中に

「その5。高額な授業料を納めているにもかかわらず、担任教師の気分次第で1コマの授業が、洋画の映画鑑賞で終わった事。」

確かに。
その映画が『ダイ・ハード』、しかもパート2だったら、いくらダイ・ハード好きの下井でも怒りますパンチ!
なんで、『ダイ・ハード3』ぢゃないんだってべーっだ!

でも、これが言語聴覚学科で、観せられた映画が『英国王のスピーチ』だったら…ガーン
あんまり、文句言えないかもしれませんにひひ

さらに
「その7 積極的でよく発言する人間は良い。逆にしゃべらず大人しい人間はダメ!だという訳の分からない考え。」

程度の問題かもしれませんが…ガーン


そして、その手紙は次の一文で締めくくられています。

「しかし、人間を助けるという信念を持って入学したにも関わらず、その学校は正に、人間のクズと呼ぶにふさわしい教師達でした。」

「…関わらず」以降の主節が、「学校」が「教師達でした」という変な文になってます。
告発する時は、雑誌に載ってしまう事を念頭に、国語に気をつけなければいけませんにひひ